Soma
(更新)
山の上からこんにちは。
セブ在住のそうま(@Soh0806)です。
セブで一番高い山「オスメニアピーク」を知っていますか?
フィリピン・セブ島は海のレジャーが有名なので、登山についての認知度はそんなに高くありません。でも、そのなかでもオスメニアピークは評判がよく、初心者でも軽々登れてしまうので、ローカル・旅行者問わず毎年多くの登山者が訪れています。しかも綺麗な星空と朝日を見られるということで、実際に登ってきました!
今回は、大人5人で夜登山&テント泊してきた模様とともに、オスメニアピークの魅力をお届けします。登山スケジュールや持ち物も紹介するので、参考にしてくださいね!
(記事中、1ペソ=2.3円で計算しています)
オスメニアピークとは、セブ島南部にある標高1015メートルのセブ最高峰の山です。
なんとこのオスメニアピークは、登山時間たったの30分で登ることができます。サンダル短パンでも(オススメはしませんが…)登ることができるくらい初心者にもやさしい山です。
頂上付近は、空気が澄んでいて、まわりの山々や海、市内の街まで一望することができます。
「こんなに楽してこんな絶景が見られるの?」と思わず口にしてしまうくらいお得感満載な山です。
セブ島南部にあるダラゲット(Dalaguete)地区に位置するオスメニアピーク(Osmena Peak)。セブシティから、ジンベイザメツアーで有名なオスロブ方面に向かう中間地点にあります。
行き方は、
バンをレンタルする
ローカルバスを利用する
のどちらかです。人数が多ければ(8人以上〜)バンをレンタルしてもバスとほぼ変わらない金額になるそうです。
僕たちは5人だったのでローカルバスを利用しました。
まずはセブ市内にあるサウスバスターミナルから、アルガオ方面ダラゲット(Dalaguete)へ行くバスに乗ります。降車場所はエスキナ・マンタロンゴン(Eskina Mantalongon)です。
オスメニアピーク(Osemena Peak)と伝えてもマンタロンゴンで降ろしてくれます。
不安な場合は、あらかじめ運転手か添乗員に言っておくと安心です。
バスから降りると、目の前にセブンイレブンがあり(2017年10月現在)バイクタクシーのお兄ちゃんの集団がいます。そして、こぞって「俺らのバイクに乗りなよ!」と声をかけてくれます。
バイクタクシーに乗れば、オスメニアピークのふもとまで連れて行ってくれるので、ぜひ利用しましょう。
セブ市外のバイクタクシーは、ヘルメットを装着していません。安全面など気になる方は、タクシーやバンで交渉して山のふもとまで乗せて行ってもらいましょう。またバイクで長時間乗るのでお尻が相当痛くなります。腰が弱い方は少し注意が必要です。
☆このエリアにセブンイレブンや地元のローカル食堂などがあるので、必要な食料や水はマンタロンゴンで買っておきましょう! 僕たちはカレーを作る予定だったので、カレーの材料をここで買っていきました。
バイクタクシーでオスメニアピークの登山口まで。降りるときに帰りの時間を伝えておくと、同じドライバーがちょうどいい時間に登山口で待っていてくれます。
ここで、子どもたちが「俺らがガイドするよ!」と言って近づいて来ます! 僕らは1人オスメニアピーク登山経験者がいたので、ガイドは必要ありませんでした。実際に登った感想でも、シンプルな登山道になっているのでガイドは必要ないかと思いますが、不安な方はここでお願いしてもいいですね。
ガイドの注意点
正確にはちゃんとした大人の地元のガイドもいます。私達が行った時は子ども達のガイドが目立っていましたが、後述する山小屋でガイドをお願いするとフィリピン人のお兄さんが案内してくれます。
さて、出発です。ふもとから歩き出して5分もしないうちに、大きな山小屋があります。
ここで、入山料を支払い、登山届け(台帳に名前を記入する)を提出します。
トイレもここでできますので、済ましておきましょう♪
ここから基本単調な道ですが、ところどころゴツゴツした岩場だったり、草むらも通ります。オスメニアピークの登山時期は1〜5月(乾季)が望ましいと言われてます。前日が雨だと道がぬかるんでいるので少々危ないことも。
夜の時間帯だと、道すがら蛍も見られるのでとても楽しいですよ♪
30分程歩くと無事に登頂です。山の上にはまたガイドらしき人がいて、テントを張る場合、テント料を支払う必要があります。(頂上付近の綺麗な写真は後半で掲載します)
みんなで作ったカレーライス
登頂したのは約22時ころ。とにかくみんな疲れ果てお腹ペコペコでした。着いたらすぐにテントを張る組とカレーを作る組とで作業分担して行動しました。カレー作りは順調にすすむと思いきや、山の頂上のため風が強くコンロの火が消えてしまうので、メンバー全員で風よけのためカセットコンロのまわりを囲みながらカレーが煮えるのをずっと見つめていました。懐かしい思い出です。(笑)
やっとカレーライスを食べられた時の感動は忘れられません。
ここで、オスメニアピーク登山に出かけるときのおおまかなタイムスケジュールを紹介します。日帰りか一泊かで違ってくるので、自分たちの予定に合わせて参考にしてみてください。
基本となるのが、この日帰りコースです。
体力をそこまで使わずに、日帰りでオスメニアピークを満喫するプランです。ポイントは出発と帰宅時のバスに乗る時間です。8〜10時、17〜19時あたりは特に道が渋滞しやすいので、そこをなるべく外しておくとスムーズです。
1泊2日(テント泊)によるタイムスケジュール例です。
テント泊だと、片付けに時間が少々かかります。また自炊形式で食事をとる場合ならもっとかかることも。
次は、持ち物について触れていきます。
水の注意点
この時に作ったのはカレーのため、料理用と飲料水としても結構水が要りました。具体的な量は、1人当たり500mlのペットボトルの水2本と、料理用・手洗い用に5リットルの水を1本持って行きました。※食器などは使い捨て、もしくはトイレットペーパーでふくと水の節約になります
さて、夜が深まってくるにつれて、徐々に見えてくるのが…そう、満点の星です!
これは山頂で撮った写真です。写真でもこの数と輝きです。生で見たときは感動そのものでした…! どこを見渡しても星、星、星。そして、空気が澄んでいるからでしょう。文字通り瞬いて、こんなに光り輝いて見えたのは初めてでした。
流れ星は、10分に一度は見れてしまう奇跡…。また、まわりには蛍もいるので、ときどき流れ星と間違えて、キャッキャッ騒いでいました。(笑)
ここで大活躍したのが、一眼レフのカメラ。シャッタースピードを遅くして撮影することで星を映すことができました。是非、一眼レフを持って夜の星空を撮影して欲しいです!
<im
このときは残念ながら雲が多く、綺麗な朝日は見ることができませんでした。この写真が一番はっきりと見られた時です。とはいえ、雲海の果てから差し込む太陽の光はやわらかく、とても神秘的な瞬間でした。
朝日を待つ僕ら
海のほうには雲海が!
空が綺麗なグラデーションに
山頂の奥にある崖の上
5人で記念撮影
幻想的に撮れた一枚!
オスメニアピークは、登山経験がなく体力に自信がない人でも安心して登ることができる山です。登山時間・道の傾斜など大きな障害もなくとても安全です。
ただし、油断は禁物。到着までの道のりはしっかりルートを確認する、不安なら現地のガイドを依頼することで、さらに楽しく安全にオスメニアピークを満喫できると思います!
是非、オスメニアピークで見られる絶景を体験してみてください。