masa osada
(更新)
突然ですが、海外旅行に行って空港であまりにも英語が通じず、不審者扱いされたことありませんか?
僕は29歳で初めて1人で海外旅行に行ったとき、入国審査の審査官が言っている英語がまったくわからず、曖昧な対応をしていたら「不審者」と判断されたことがあります。その結果、別室に連行され、スーツケースを開けられて荷物の中に麻薬などが入っていないか1時間以上にもわたり細かく検査されました。
その教訓から、海外で生活を始めて約10年経った今でも入国審査では変な緊張感があります(苦笑)。そこで今日は、そんな過去のさまざまな経験を踏まえて、空港で役に立つ英語表現とテクニックを紹介します。
海外旅行で空港に降りたってまず一番最初にクリアしなければいけないのは入国審査ですね。ここを乗り越えなければ楽しい海外旅行は始まりません。
入国審査でよく聞かれる質問が以下のものです。
いろいろな旅行ガイドブックなどの本に「質問と答えの英文」が掲載されています。
例えば「滞在期間」を知りたい場合、審査官は
How long are you staying in …?
How long will you stay in …?
How long do you intend to stay in …?
〜にどのくらい滞在しますか?
と聞いてきたり、別の切り口から
When are you going back to Japan?
いつ日本に戻りますか?
How many days are you staying in …?
〜に何日間滞在しますか?
と聞いてくるかもしれません。
でも、これら全てのフレーズを覚えていたらキリがありませんね。質問のポイントだけ抑えて聞くようにすると一気に入国審査が楽になります。
滞在期間を聞かれる場合、 "How long" や "How many days" と聞かれることがほどんどです。その場合は、日数を答えるようにしましょう。
また「いつ帰るの?」など日付を聞かれる場合は "When" という言葉が聞こえてくるので、帰国する日を答えれば大丈夫です。
宿泊先を聞かれる場合、
Where are you staying?
どこに泊まりますか?
Have you booked/reserved any accommodation?
宿泊先は予約してありますか?
など、 "Where" という場所を聞く質問や "accommodation(宿泊施設)" という単語がよく出てきます。
そのときは
Yes, I've booked/reserved ABC hotel in San Francisco.
I have a room booked at ABC Hotel.
はい、サンフランシスコのABCホテルを予約しました。
とホテルなど宿泊施設の名前を答えるか、知り合いの家に泊まる場合は
I will stay at my friend's place.
友達の家に滞在するつもりです。
と答えればOKです。
滞在目的を聞く場合、
What's your purpose of your visit.
滞在目的は何ですか?
Are you here for business or pleasure?
ビジネス目的で来ましたか? それとも遊びですか?
Why are you here?
どうしてここに来ましたか?
といった質問が投げかけられます。
そのため "Why" や "What" 、よくある理由の1つである ”Business(仕事)" や "sightseeing(観光)" という単語が聞こえたときは滞在目的を聞かれています。遊びの場合は、 "sightseeing(観光)" や "Visiting my friends(友人に会いに)" と答えましょう。
国によっては不法滞在者を出さないために帰りのチケットを持っていないと入国できないことがあります。そういった国でよく聞かれるのが ”Do you have a return ticket?” です。
"Ticket" という言葉が聞こえてきたら、 "Yes I do" 、 "Here you are" と言いながらチケットの予約表を見せてあげましょう。
パスポートに記載されている入国履歴をもとに、本人確認の1つとして聞かれるのが「この国に来たのは初めてですか?」です。
First time to New Zealand?
Have you ever been to New Zealand?
ニュージーランドは初めてですか?
How many times have you visited New Zealand?
今までに何度ニュージーランドに来たことがありますか?
と聞かれます。
"First time" や "How many times" 、 "Have you been" など滞在履歴を聞かれているなと思ったときは、
It's my first time.
初めてです。
I've been here several times.
何度か来たことあります。
などと答えましょう。
入国審査を乗り越えてホッと一息と思いきや、入国手続き最後の難関「税関」が待ち構えています。税関ではスーツケースを回収した後で全ての荷物をX線検査機に通し、その国に持ち込むことができないもの、申告すべきものを所持していないかチェックされます。
そのときに
Do you have anything to declare?
何か申告するものを持っていますか?
と聞かれます。ここで何も持っていなければ
No, I don't.
Nothing.
持っていません。
と答えましょう。
もし何か申告するものを持っている場合は、 "Yes, I have some ..." と答えて何を持っているか説明しましょう。
多くの国で、食べ物を持っているときは申告する必要があります。レトルト味噌汁やふりかけ、お茶漬けの素などドライフードの場合も例外ではありません。申告しないで見つかった場合は最悪の場合、数千円から数万円の罰金を科せられることがあります。
また、それ以外にも不審物を持っていると判断された場合は、自分の持ち物を英語で説明しなければならなくなります。その場合に備え、持っていくものは一通り英語でどういうのか調べてメモしておくことをお勧めします。
入国時に知っておいたほうがいい単語をリストにしました。
出国時はチェックインカウンターでチェックインを済ませて、荷物を預けたあとは出国手続きをするだけです。機内に持ち込めないものを携帯していなければ、出国時は何か聞かれることはほとんどありません。
そのため空港の施設内で使われている単語をある程度知っておけば大丈夫です。
海外旅行で一番緊張する、そして一番の難関の入国審査に重点を置いて紹介してきました。
入国審査を越えてしまえば、あとは比較的難易度が低くなるので、単語をある程度抑えておけば楽勝のはずです。
海外旅行に行く予定がある方は、ぜひ一度渡航前にもう一度読み直してみてくださいね。