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アメリカのレストランで失敗しないための英語マニュアル

アメリカのレストランで失敗しないための英語マニュアル

私がアメリカに来た当初、最も緊張した場所の一つはレストランでした。メニューを見ても内容がよくわからない、注文の仕方もわからない、チップの払い方もわからない……何から何までわからない尽くしでした。

でも実はそんなレストランも、パターンをある程度覚えればそんなに難しいことはありません。今回は、レストランに行ったときに使える英単語 & フレーズをご紹介します!

アメリカのレストランでよく使われる英単語

まずは、レストランで使える英単語を覚えてボキャブラリーを広げましょう。

日本人が間違いやすい英語編

日本語日本人が間違えやすい英語アメリカで一般的に使われる英語
ウェイター / ウェイトレスwaiter / waitressserver
食べ放題のvikingbuffet, all-you-can-eat
フライドポテトfried potatofrench fries
スモークサーモンsmoke salmonsmoked salmon
アイスコーヒーice coffeeiced coffee

この他に紛らわしい英語としては、エビは "shrimp" 以外に "prawn" と表記されていることも多々あります。その違いは大きさで、"shrimp" は「小エビ」、"prawn" は「エビ」と覚えておきましょう。

イカも "squid" の他に "calamari" という表記をよく目にしますが、"calamari" は「イカのリング揚げ」を指すことが多いです。

メイン料理は "main" や "main dish" だけでなく、"entrée" という表記もよく目にします。前菜も "appetizer" の他に "starter" と表記されることがあります。

メニューでよく見る形容詞編

日本語英語
盛り合わせassorted
フライパンで炒めたpan-fried
塩漬けしたcured
味付けしたseasoned
かかったdressed
まぶしたdusted
たらしたdrizzled
たたきseared
和えたtossed
生のraw
〜をトッピングしたtopped with
〜を添えてserved with

このように、レストランのメニューにはたくさんの形容詞が使われています。たとえば "Tossed Green Salad served with Ranch Dressing" というメニューであれば、「葉野菜を和えたサラダ、ランチドレッシング添え」という内容になります。

レストランの会話でよく使われる英単語編

日本語英語
2人用の席table for two
窓際の席table by the window
注文order
おかわりrefill
無料サービスのcomplimentary
料理の残りものleftovers
持ち帰り用の箱box to go
伝票check, bill
お釣りchange

「おかわり」という意味の "refill" ですが、アメリカのレストランではコーヒーを注文すると途中でつぎ足しに来てくれることが多くあります。

  • Would you like a refill?(おかわりを聞かれる場合)
    「おかわりはいかがですか?」
  • Can I have a refill?(こちらからお願いしたい場合)
    「おかわりをいただけますか?」

コーヒーをつぎ足す仕組みになっていない時は、

  • Can I have another cup of coffee?
    「コーヒーをもう1杯いただけますか?」

と新たに注文する必要があるでしょう。

アメリカのレストランで使える会話表現

レストランの基本の会話表現に関しては、iKnow!BLOG の過去記事「Let's enjoy eating out! 食事に関連した英語フレーズまとめ」をご参照ください。本記事では、困った時に役立つとっさの一言をご紹介します。

飲み物を聞かれたけれど、水だけで良いとき

Q. Can I get you something to drink?
「何かお飲みものはいかがですか?」

A. I'm fine with water for now.
「まずはお水で結構です」

大抵の場合、テーブルには最初から水が用意されているので、それだけで良い場合はこのように伝えて問題ありません。水が用意されていない場合は、 "Just water, please.(お水だけください)" と伝えましょう。

注文がまだ決まっていないとき

Q. Are you ready to order?
「ご注文はいかがですか?」

A. Can we have a few more minutes?
「もう少し待っていただけますか?」

このように「もう少し待ってください」と伝えると、多くの場合、しばらくするとまたサーバーが戻ってきます。どうしても決まらない時はオススメを聞いたり、「A と B で迷っている」と伝えたりするのも一つの手。アメリカのレストランは量が多いので、注文の際に私はよく一皿の量を聞くようにしています。

  • What do you recommend?
    「オススメは何ですか?」
  • I can't decide between A and B.
    「AとBで迷っています」
  • How big is this?
    「これはどれくらいの量ですか?」

隣のテーブルの料理と同じものを注文したいとき

A. I'll have what they're having.
「あの料理と同じものをもらえますか?」

特に初めて行くレストランでは、周りの席で注文されている料理も参考になるものです。もし同じテーブルで自分の前に注文した人と同じ料理を注文する場合には、"I'll have the same, please.(同じものをください)" というフレーズが便利です。

注文の内容をアレンジしたいとき

A. Can you make it without onions?
「玉ねぎを抜いてもらえますか?」

A. Can I have extra onions?
「玉ねぎを多めにしてもらえますか?」

要望は伝えれば、大抵のレストランでリクエストに答えてもらえます。注文自体を変更したい場合は、"I'd like to change my order." と言えば問題ありません。

注文がなかなか来ないとき

A. Could you check on my order? It hasn't come yet.
「注文を確認していただけますか?まだ料理が来ていないんです」

注文に関することは全てサーバーの役割なので、注文した料理がなかなか来なければサーバーに直接聞いて確認してもらいます。
意外と忘れられていることもあるので、「待っていたらそのうち出てくるだろう」と思わずに、気がついた時点で確認することをおすすめします。

まだ食べている料理を下げられそうになったとき

Q. Finished?
「お下げしてよろしいですか?」

A. No, we are still working on it.
「いえ、まだ手をつけています」

空いたお皿はもちろんですが、手がつけられないまま置かれている皿もよく下げられます。下げてもらっても大丈夫な場合は、"Yes, we are done.(はい、終わりました)" と伝えましょう。

メニューをもう一度見たいとき

A. Can I see the menu again?
「メニューをもう一度見ても良いですか?」

注文するとよくメニューを下げられるので、追加注文する際はサーバーに声をかけて持ってきてもらいます。注文した後にメニューを持って行かれたくない場合は、"Can I keep the menu?(メニューを置いておいても良いです?)" と伝えればOKです。

伝票が間違っているとき

A. Excuse me. I think you gave us the wrong bill.
「すみません、伝票が間違っています」

特にレストランが混んでいる時やサーバーが新人の場合などでは、伝票が間違っている場合もあります。必ず会計の前に内容を確認して、伝票が間違っている場合は指摘しましょう。伝票の内容がわかりづらい場合には、

  • I have a question about the bill.
    「伝票について伺いたいことがあります」

と言って聞いてみましょう。

アメリカのレストラン 4つのマナーと常識

レストランで失敗しないために覚えておくべきことは、英語フレーズだけではありません。基本的なマナーもしっかり押さえておきましょうね。

1. 注文は女性から

アメリカはレディ・ファーストが徹底されているため、男性は女性が座った後に着席します(女性が座りやすいように椅子を引く人もいます)。注文を取る時も、サーバーは女性から聞き始めます。男性は優しくエスコートしましょう。

2. 注文は基本的に担当のサーバーに

多くの場合、それぞれのテーブルに担当のサーバーが付くので、注文はその人にするようにします。(通常、席に案内されるとサーバーがメニューを持って現れ、自己紹介してくれます)
サーバーの役割は、注文から会計までを仕切ること。したがって、レストランのチップも普通はサーバーに支払います。

アメリカのレストランは役割が細かく分かれていて、他にも「席に案内する人(host)」「注文を受ける人(server)」「サーバーの補助(busser)」などがあります。席に案内してくれた人に注文をすると戸惑われることもあるので、それぞれの役割を理解して接するようにしましょう。

3. クレジット・カードでも別払い可

伝票をもらう時に、

  • Would you like to pay together or separate?
    「お会計は一緒ですか? 別々にしますか?」

と聞かれることがあります。"separate" を選ぶとレシートがそれぞれに運ばれてきて、各自クレジット・カードで精算することができます。何も聞かれない場合でも、クレジットカードを複数伝票ホルダーに挟んでサーバーに渡すと、別々に精算してくれます。

4. 余った料理は持ち帰り可

ご存知の通り、アメリカは料理の量が多いです。アメリカ人でも食べきれない時があります。でも心配ご無用。レストランには大体持ち帰り用の箱が用意されていて、余った料理を持って帰ることができます。

その時は、"Can I have a box to go?「持ち帰り用の箱をもらえますか?」" と言えば OK です!

まとめ

いかがでしたか? 英語はもちろん、マナーや常識なども知っておくとレストラン内での振るまいがずっと楽になります。アメリカのサーバーはフレンドリーな人が多いので、こちらもフレンドリーに接すれば、きっと楽しく盛り上がれますよ!