則岡麻里絵
(更新)
お子様連れで旅行に出かけるのは大変ですよね。
荷物も多く、安全面への配慮で気苦労を伴いますし、予定が計画通りに進まないこともしばしば。さらに目的地が海外であれば、言葉が通じるかどうかという不安も付き物です。
しかし、言葉の不安で旅行のストレスが増えてしまうのはもったいないですよね。
ある程度予想される会話を想定して単語やフレーズを頭に入れておけば、無駄なストレスを減らすことができるのではないでしょうか。
この記事では、子連れで海外旅行に出かける際に知っておきたい英単語とフレーズをまとめてみました。お子様との海外旅行前に、覚えてみてはいかがでしょうか。
空港のスタッフやフライトアテンダントには日本語が通じることもありますが、そうでない場合に備えて英語でコミュニケーションが取れるようにしておきたいですね。
「ベビーカー」は和製英語です。アメリカ英語では ”stroller” 、イギリス英語では ”baggy” と一般に呼ばれています。
”stroller” や ”baggy” はベビーカー全般を指す言葉で、日本で言うバギー(いわゆるB型ベビーカー)は、 ”umbrella stroller” や ”lightweight stroller” と呼ばれています。
飛行機に備え付けられたバシネットと呼ばれる赤ちゃん用のベッドは、そのまま ”bassinet” と言います。
ベビーカーで、座面が完全にフラットなものも ”bassinet stroller” と呼ばれているので、月齢の低い赤ちゃんを連れて旅行される方は、合わせて知っておくとよいでしょう。
授乳室は ”nursing room” 、 “mother’s room” 、 ”nursing station” などと呼ばれています。
オムツはアメリカ英語で ”diapers” 、イギリス英語で ”nappies” 。おしり拭きは ”baby wipes” と呼ばれています。
オムツ交換台は ”changing station” や ”changing table” と言えば伝わります。
粉ミルクは ”powdered baby/infant formula” と言います。
よだれかけをサービスで配布している航空会社もあるようです。
よだれかけは英語で ”bib” と言います。日本ではスタイと呼ばれているようですが、 ”sty” は「ものもらい」を意味する単語です。
飛行機での移動には待ち時間が付き物ですが、子どもが遊べる場所がある空港も多くあるので、こんな質問をしてみるといいかもしれません。
車を借りて移動する場合は、その土地のルールによってチャイルドシートが必要かもしれません。
アメリカではチャイルドシートを ”car seat” あるいは ”infant car seat” と呼ぶことが一般的ですが、国によっては ”child safety seat” やそのまま ”child seat” でも伝わるでしょう。
4歳頃から使用するタイプのチャイルドシートは、 ”booster seat” と言います。車用のシートだけでなく、レストランなどで大人用の椅子の上に乗せるものも ”booster seat” と呼ばれています。
乳幼児に必要なベビーベッドは、一般に ”baby cot” や ”baby crib” と呼ばれますが、 ”baby bed” や ”infant bed” でも通じるでしょう。
旅先での事故は防ぎたいものです。リクエストをすれば、子どもが安全に過ごせるように対策をとってもらえるかもしれません。
「子どもの安全対策をとる」ことは、 ”childproof” と一語で表せます。動詞あるいは名詞として使われます。
小さい子どもを連れてレストランに入ったら、ほぼ必ず聞かれる質問です。
子ども用に食事を取り分ける場合に知っておくとよいでしょう。
“allergic to~” で、「~にアレルギーがある」という意味です。
アレルギーがある場合は必ず確認しましょう。リクエストをすれば、食べられない物を外して食事を提供してくれるレストランもたくさんあります。
"milk"(乳)、"eggs"(卵)、"shellfish"(甲殻類)、"peanuts"(ピーナッツ)、"wheat"(小麦)、"soybeans"(大豆) はアレルギーの人が多いですね。
子連れの旅行では、遊園地などの娯楽施設に足を運ぶ方も多いでしょう。
年齢によってチケットの値段が変わることは一般的ですので、分かりにくい場合は購入時に確認しましょう。
乗り物に乗る際に、年齢や身長による制限があるかどうかを確認する表現です。
今回は、お子様連れの海外旅行で必要となる可能性の高い英単語とフレーズをご紹介しました。
海外では自ら進んで質問やリクエストをすることが非常に大切です。希望をスムーズに伝えることができれば、親子ともにストレスなく快適な旅にすることができるでしょう。
ここでご紹介した単語やフレーズと合わせて、現地のルールを前もって調べておくと、トラブルなく楽しく旅行ができるのではないでしょうか。
お子様連れでも安心して出かけられるよう、ぜひ参考になさってください。