訪日観光客が驚いた日本のUI(ユーザー・インターフェース)35選【デイリーニュースで振り返る2018 vol.3 】

こんにちは、エリックです。

DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、英語のポイントだけでなく文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。

今回のニュースは『日本についての観察スレッド、ツイッターで*バズる』です。

私たちは日常生活の中で、様々なことを「当たり前」として認識しています。しかし、海外旅行に行った際には、その国の常識や当たり前の日々が非日常に感じられたりします。

それは日本を訪れる海外からの観光客も同様で、私たち日本人からしたら変わらない日常的な風景も、多くの場合彼らにとっては新鮮でわくわくするものなのです。

今回のニュースは、日本を訪れたある観光客の「日本観察スレッド」がネット上で大きな注目を浴びている、というもの。

本記事ではバズったスレッドに投稿された200以上もある「気づき」から35ツイートを厳選してみました。いつも見ている日常風景が外国人の目にはどのように映っているのか、早速見ていきましょう。

*バズる:ある特定の事柄がSNS等で拡散され、インターネット上で話題になること。
 

日本についての観察スレッド、ツイッターでバズる

今回のニュース記事はこちらです。

Twitter Thread of Observations About Japan Goes Viral
『日本についての観察スレッド、ツイッターでバズる』
March 7, 2018

上記ニュースより英文を一部抜粋し、単語や文法等の解説を交えながら、関連情報やネットの反応等を見ていきましょう。

全文はこちらからご確認いただけます。
 

外国人から見た日本

デザイナーのマルチン・ヴィハルィ氏は日本を初めて訪れ、その際に日々の様々な気づきや驚きをツイッターにまとめていました。

するとそのスレッドはたちまちツイッター上で注目を集め、全世界へ広まっていき、多くのユーザーから反応や共感のリプライが飛んでくるようになりました。

【ニュース本文】
<英文>
When Marcin Wichary visited Japan for several weeks, he immediately took notice of the UI or “user interface” of Japanese life. The signs, buttons and general ways of doing things such as lining up for the train or purchasing a meal might be facts of life that Japanese people take for granted but are surprising to people from other parts of the world.
He started using Twitter to document his observations about Japan and the result was a massive thread that quickly went viral.
<和文>
マルチン・ヴィハルィが数週間日本を訪問した時、彼はすぐに日本人の生活のUI、つまり「ユーザー・インターフェース」に気づいた。 日本人は当たり前だと思っている現実かもしれないが、標識、ボタン、そして電車のために列に並ぶ、または食べ物を買うといった物事を行う一般的な方法は、世界の他の地域の人々を驚かせている。

彼は日本についての観察を記録するためにツイッターを使い始め、大量のスレッドが急速に広まるという結果になった。

"go viral" は「バズる」という意味の表現。 "viral" はもともと「ウイルス性の」という意味の表現ですが(virus:ウイルス)最近ではインターネット上などで「流行りの」という意味で使われるようになりました。

日本語でも「バイラルメディア」「バイラルマーケティング」のように言いますね。
 

日本観察スレッド

こちらがスレッドの最初のツイート。

日本で驚いたことのスレッド。
(みんなもう知ってると思うけど、食べ物とかよりもUIにフォーカスするよ)
日本には初めて来た。自由にコメントや指摘してね!

"UI" は "user interface"(ユーザー・インターフェース)の略で、利用者が何かを操作するときに接する部分のことを指します。今回のスレッドでは主にUIに焦点が当てられています。
 

訪日観光客が驚いた日本のUI(ユーザー・インターフェース)35選

①電車内の案内表示

(東京の)地下鉄では駅到着時にアニメーションが流れ、自分が乗っている車両の位置と駅の略図が表示される。少し派手なようにも感じるが、とても便利だ。

②高機能トイレ

トイレのドアを開けたら便座が自動的に上がって死ぬほどびっくりした。

③自動改札

切符を入れずに自動改札機を通ろうとしたらゲートが優しく閉まった。
(対照的:サンフランシスコベイエリア高速鉄道のゲートは、お金を払った後なのに、太ももに思いっきり閉まって痕を残してくれた)。

④ウォシュレットの「ムーブ」

うん、いつかは「ムーブ」を押してみようとは思ってるよ。
でも離れて押すよ。

⑤ホテルの「起こさないでください」の札

このマグネットの「起こさないでください/掃除してください」の札は天才的だ。普通の紙のやつはいつも床に落ちちゃう。

⑥先払いの食券

面白いシステム:レストランの前で食券を買い、入店して店員に渡す。チップなし、食べ終わったら立ち上がって出るだけなの?

⑦自動販売機のお札投入口

この自動販売機はお札を入れるところにカバーがついていた。何のためなのか理解できない。

⑧自動販売機の光

今まで使った自動販売機(3台)はどれもお金を入れたあと、どの商品を買うことができるのかを電気で示してくれた。

⑨地下鉄の海抜表示

誰か、地下鉄の入り口にこれが書いてある理由を知ってる人いる?

⑩エレベーターのボタン

真ん中にボタン2つではなく、ここでは同期された3ペアがそれぞれのエレベーターの横にある(しかも、左側には車椅子用に低い位置にもボタンがある)。

⑪駅ホームの列表示

次の電車に乗るときの並び方について、とても詳しい案内表示。

⑫歩行者用信号

歩行者用の信号には便利なカウントダウンがあるものも!

⑬女性専用車両

なぜ女性専用の車両が存在するのか、知りたい/聞くのが怖い/なんとなく想像がつく。

⑭営業時間

待って、28:00って次の日の朝4時までってこと?そうなら…(3カメに向かってお辞儀)

⑮身体障害者への配慮

日本/東京では異なる能力の人々に対して優しいように感じる。
例えば:電車の構成の触覚提示や低い手すり。あとは、車椅子を使う人用にエレベーターには別の専用ボタンがついている。

⑯銭湯文化

ついに!ホテルの大浴場に行って人生で初めて公共の場で裸で座ったよ。
お守りでクレーター湖のスリッパーを履いていった。あとは銭湯エチケットを3回暗記した。

⑰曇らない鏡

本当に素晴らしい:ホテルの浴室の鏡の一部が何かの物質でカバーされていて曇らないようになってる。
(気づいたときのリアクションは多分大昔の人々が初めて月食(日食)を見た時のそれと同じだったと思う。右側の汚れはこの現象を理解しようとする僕によってつけられたもの)

⑱地下鉄の案内表示(路線図)

2種類以上の書き方に加えて、東京の地下鉄の駅はそれぞれアルファベット1文字と数字で識別できるようになっている。例:E09。
「グレーになっている文字=通過済みの駅」というのも気に入った。理解したあとはとても助かった。それぞれの路線はいつも同じ順番で表示されるということなのかな?

⑲自動販売機の「熱い」「冷たい」

読者数人に赤いラベルが「熱い」で青が「冷たい」だと教えてもらい、初めて熱い缶コーヒーを自動販売機で買ってみた。美味しかった!しかも、ボタンを押してから1秒以内に出てきた。

⑳ATMのバッグハンガー

このATM、使ってる間、買い物袋やカバンを掛けることができるフックがついてる。
いいね。

㉑雑誌の立ち読み防止

店内での立ち読みを防ぐ面白い雑誌の縛り方!
そして、いかにも、これはスプレッドシートに関する雑誌のようだ?

㉒工事現場の案内表示

工事現場はその週のスケジュールを前もって知らせる必要があるようだ?電子表示のものまである!
(難しいのをトラックパッドに書いてみた。「解体工事」って書いてある。2月4日は日曜日=工事はなし)

㉓地下鉄の案内表示(距離)

地下鉄の構内表示は様々なものまでの距離を正確に教えてくれる。

㉔半自動ドア

半自動ドアをいくつか見つけた。開くんだけど、真ん中のボタンを押さなければならない(ボタンが片方にだけついていて、片方は全自動のときもある)。

㉕店員呼び出しボタン

朝早くから開いていたビジネスマン向けの店にいる。この単体のボタンは何なのか非常に気になる(綺麗な音でも出すのかな?)けど、誰かに迷惑かけたくないし…

㉖通行方向の案内表示

「こちら側を歩いてください」の表示が本当にたくさんある。何百万もの足に踏まれて綺麗に使い古されたものも(これらの写真も撮るようにします)。

㉗視覚障害者誘導用ブロック

とても興味深いのは目が見えない人のための触覚ルートの広大なネットワーク。杖で感じる用?
ここに投稿した写真ですでにたくさん見ていると思うけど、あの特有の(だいたい黄色い)線のこと。どこにでもあるようだ。

㉘タッチバネル式自動販売機

この自動販売機はもっと近未来的だった。巨大なタッチスクリーンに触って、ICカードをタッチ。一瞬だ。ほぼ歩きながら使ってる人たちを見たよ。
素晴らしいネーミングの飲み物、ポカリ・スウェットをここで買った。

㉙丁寧な言い回し

非常に優しく丁寧な言い回しだ。特に日本の根深い火事への懸念を考えると。
「火災時以外触らないで下さい」

㉚ペットボトルのラベル

このドリンクラベル、取ってリサイクルしやすいようにミシン目が入ってるだけでなく、ミシン目が端でより切りやすくなってる!

㉛ウォッシュレットの音量調節

でも、本当にトイレの機能として想像できなかったのは…音量調節。

㉜タクシーの自動ドア

昨日気づいたんだけど、タクシーに近づくと、運転手が遠隔でドアを開けられるようだ。目的地に到着したときも同様。
小さいお店でも、本当にそこら中に自動ドアがある。「普通の」ドアを開ける方が珍しいように感じる。

㉝電車内の取っ手

動いている間に電車が揺れることもあるので、車内の席に取っ手がついてるのはすごく良い。

㉞地図の向き

地図は上=北ではなく、見ている人と同じ方向になっていることが多い。

㉟お手拭き

レストランでは、いつも客のために置いてある小さい濡れタオルが大好きだ。食料品店やパン屋さんで何かを買っても袋に入れてくれる。なんて上品なんだ!

海外旅行がもたらす異文化体験

上記のような様々な発見を通して、今回のヴィハルィのように、日本を訪れる観光客の多くは自分の国との違いに驚き、日本文化に触れていきます。

【ニュース本文】
<英文>
Wichary also noted some of the more subtle differences between Japan and the United States, where, out of superstition, buildings typically do not have a thirteenth floor.
Like many visitors to Japan, Wichary was struck by the care taken in Japan to avoid disturbing others. For example, Wichary noted that construction worksites typically post a schedule to alert locals about when work will take place.
By the end of his trip, Wichary was impressed not only with the courteousness he observed in Japan but also the kindness.
 
<和文>
ヴィハルィは日本と米国の間にあるもっと微妙な違いにもいくつか気付いた。例えば、米国では迷信により建物には通常13階がない。
日本への多くの訪問者と同様、ヴィハルィは、他の人への迷惑を避けるために日本でなされている配慮に感銘を受けた。例えば、ヴィハルィは建設作業場には通常、作業がいつ行われるかについて地元の人に知らせておくための予定表が掲げられていることに気づいた。
旅行の終わりまでに、ヴィハルィは日本で観察した礼儀正しさだけでなく、親切さにも感動した。

アメリカでは「13」は不吉な数字とされ、ホテルなどの建物には多くの場合「13階」がありません。13を飛ばして「14階」としたり、「12A」としたりなど、様々です。

"superstition" は「迷信」という意味で、 "superstitious" は「迷信深い」です。
 

まとめ

いかがでしたか?

みなさんも海外旅行をするときは文化や食事、UIなど、様々な発見と驚きがあるのではないでしょうか。

今回は日本に焦点を当て、訪日観光客の視点から様々なものを見てきました。日本人にとっては「当たり前」だと感じていることも、外国人からしたら興味深いものだらけのようですね。

改めて考えてみると、普段暮らしている中で気にもしなかったことが「言われてみれば確かに!」と思うような意外な発見もあったかもしれません。

ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。今後もデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!

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