英語学習でも使える! ノーベル賞受賞者が提唱する「ファインマン・テクニック」とは【デイリーニュースで振り返る2019 vol.2】

こんにちは、エリックです。

DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。

今回のニュースは『何かを学習したい人のためのファインマン・テクニック』です。

学校の勉強、英会話の習得、資格試験の勉強など、多くの人が日々何かしらの「学習」をしていることでしょう。そんな中、なかなかうまくいかず、何かいい勉強法はないか、と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

そんな人のためにおすすめなのが、ノーベル賞を受賞した物理学者が提唱した「ファインマン・テクニック」。さまざまな分野に応用が利く、非常に効率的な学習方法として支持されています。

今回はそんな「ファインマン・テクニック」を実例とともにご紹介します。当ブログの読者は英語の勉強をしている方が多いかと思いますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
 

何かを学習したい人のためのファインマン・テクニック

今回のニュースはこちらです。

Want to Learn Something? Use the Feynman Technique
何かを学習したい人のためのファインマン・テクニック
February 12, 2019

【ニュース本文】
Richard Feynman was a Nobel Prize winning scientist. He is thought to have been one of the greatest teachers – and one of the greatest students – of all time.

Feynman believed that the best way to learn something was to try to explain it using simple language. This is often called the Feynman Technique.

リチャード・ファインマン氏はノーベル賞を受賞した科学者です。彼は史上最も偉大な教師、そして同時に最も偉大な生徒の一人として知られています。

ファインマン氏は、あることを学ぶ最善の方法は、簡単な言葉を用いてそれを説明しようと試みることだと考えました。この学習方法はしばしばファインマン・テクニックと呼ばれます。

 

全文はこちらからご確認いただけます。

リチャード・ファインマンとは

リチャード・フィリップス・ファインマン(Richard Phillips Feynman)氏はアメリカの物理学者。1999年にはイギリスのPhysics World誌が選ぶ「世界の有名な物理学者」のトップ10にランクインしました。

経路積分という新しい量子化の手法や、素粒子の反応を示したファインマン・ダイアグラム等の考案で知られています。

1965年には量子電磁力学の発展に寄与したことにより、朝永振一郎氏、ジュリアン・シュウィンガー氏と共同でノーベル物理学賞を受賞しました。

1988年、ファインマン氏は癌によりに死去(69歳)。最後の言葉は "I'd hate to die twice. It's so boring.(2度死ぬなんて、まっぴらだね。全くつまんないからな)" だったそうです。
 

ファインマン・テクニックとは

"If you can't explain it simply, you don't understand it well enough.(わかりやすく説明できないということは、十分に理解していないということ)"

これは、天才と言われる理論物理学者、アルベルト・アインシュタイン氏が残した言葉です。

ファインマン・テクニックはまさにこの考え方が基本となっていて、「説明することで学習する方法」です。

自分で勉強したことを簡単な言葉で説明することで、自分がよく理解している部分と、まだ理解しきれていない部分を見分けることができ、効率的に学ぶことができるのです。

では、「ファインマン・テクニック」とはどのような学習方法なのか具体的に見ていきましょう。
 

①白紙を用意し、勉強中のテーマや概念の題目を書く

まずは勉強をしているテーマや内容のタイトルを、白紙の一番上に書きます。
 

②テーマについて、簡単な言葉で解説する

そのテーマについて何も知らない人に説明するつもりで、なるべく簡単な言葉を使って解説を書き出してみましょう。

この過程で、自分がしっかり理解できている部分と、まだ理解しきれていない部分がわかります。簡単な言葉でうまく説明できなかった部分に注目し、次の③に進みましょう。
 

③理解しきれていない部分について再度確認する

②でうまく説明できなかった部分=理解が完璧でない部分について、再度確認するステップです。

教科書など、勉強している資料に戻り、わからない部分を読み直すなどして不確かな部分を潰していきましょう。
 

④自分が書いた解説をよりシンプルな表現で

最後に、自分が書いた解説をよりシンプルな言葉にできないかを考えてみましょう。例えば、専門用語や難しい表現を使っていたなら、誰でもわかるような簡単な表現に置き換えてみます。

初めてそのテーマに触れる人でも理解できる説明が出来上がったら、あなたもしっかりと理解できていることでしょう。
 

ファインマン・テクニックの例

実際にフェインマン・テクニックで勉強する過程の例をご紹介します。

ファインマン・テクニックを説明する際によく使われる題材が「ピタゴラスの定理(三平方の定理)」です。ここでも、ピタゴラスの定義を勉強しているとして、ファインマン・テクニックを実際に使ってみましょう。
 

①白紙を用紙し、勉強中のテーマや概念の題目を書く

これは簡単ですね。

 

②テーマについて、簡単な言葉で解説する

まずは自分の言葉で説明してみましょう。

説明を始めたときに、<a² + b² = c²>という公式は覚えたものの、a・b・cがそれぞれどの辺を表すのかが曖昧だったということに気づいたとしましょう。その結果出来上がったのは次のような説明。

 

③理解しきれていない部分について再度確認する

自分が「理解しきれていない部分」がわかったので、教科書に戻り、斜辺の長さがc、その他の2辺の長さがaとbであることを再学習します。

このように、理解が完全ではなかった部分に気づくことができるのがポイントです。
 

④自分が書いた解説をよりシンプルな表現で

最後は、自分が書いた解説を誰が読んでも理解できるかどうかを考えてみましょう。数学を習い始めたばかりの子供に説明するつもりでいると良いです。

それでも複雑な言い回しや、専門用語なしには説明できないようであれば、また再学習をする機会になります。今回の例では「直角三角形」や「斜辺」の定義についてなど、以下のようにより簡単に伝えることができるかもしれません。

ここでは例を追加し、直角三角形がどのような三角形なのかを図でわかりやすく説明してみました。
 

まとめ

誰かに教えることで、自分も効率的に学ぶことができる「ファインマン・テクニック」。

今回は筆者も「ピタゴラスの定理」の解説をできるだけわかりやすく伝えてみましたが、いかがでしたか。みなさんもぜひ挑戦してみてください。

ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。今後もデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!

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This blog features a Daily News article written by Guy Williams and Joe McCrohon.