痛恨のスペルミス! オーストラリア、4億枚印刷された新紙幣に誤植【デイリーニュースで振り返る2019 vol.5】

新紙幣

こんにちは、エリックです。

DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。

今回のニュースは『オーストラリア、新50ドル紙幣4億枚にスペルミス』です。

タイトルだけでも面白いですが、こちらのニュースを掘り下げて詳しく見ていこうと思います。
 

オーストラリア、新50ドル紙幣4億枚にスペルミス

誤字脱字

今回の記事はこちらです。

Spelling Mistake Printed on 400 Million Australian $50 Notes
オーストラリア、新50ドル紙幣4億枚にスペルミス
May 29, 2019

【記事本文】
Australia's new $50 bank note has been printed with a spelling mistake, which wasn't noticed until 400 million of them had been printed and 46 million were already in use. On the notes, the word "responsibility" is spelled as "responsibilty" in three different places.
オーストラリアの新50ドル紙幣にスペルミスが見つかった。4億枚が印刷されるまで気づかれず、すでに4600万枚が流通している。新紙幣には本来「responsibility」であるはずの単語が3箇所「responsibilty」と記載されている。

全文はこちらからご確認いただけます。
 

オーストラリアの新50ドル紙幣

新50ドル札は、多くの新しい特徴があります。

例えば、最新の偽造防止技術や、視覚障害者向けにとってより使いやすくする要素などが導入されています。

紙幣を発行するオーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia)は、新紙幣の登場に伴い、下記のように説明しました。

The process has involved integrating artistic designs that reflect Australia’s cultural identity with a range of complex technical features designed to make the banknotes very difficult to counterfeit.

簡単に偽造できない紙幣にするため、オーストラリアの文化的アイデンティティを表すアーティスティックなデザインと複雑な技術的要素を統合しました。

革新的な新紙幣なのですが、それよりも話題になってしまっているのが、やはりスペルミスです。
 

世界中に知れ渡った誤植

今回話題になっているのはこちらの部分。

 

 
 
 
 
 
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Hot Breakfastさん(@mmmhotbreakfast)がシェアした投稿 - 2019年 5月月8日午後2時36分PDT

確かに "responsibility" の最後の「i」が抜けて "responsibilty" になっています。

新紙幣の裏側にあるこの文章は、オーストラリア初の女性議員エディス・コーワンのスピーチの一部です。肉眼では認識するのが難しいくらい小さな文字で書いてあります。

ラジオ局「トリプルM」のリスナーが指摘したことによって知れ渡り、注目を集めました。新紙幣が印刷されてから実に半年以上経ってからの誤植発覚でした。

スペルミスがある紙幣はそのまま法定通貨として使われますが、今後印刷される紙幣では修正される予定だそうです。
 

各国の報道

各国の報道

各国のニュース媒体で広く報道された今回の珍事件。ここでは、海外メディアがどのような報道をしたのか見てみましょう。
 

CNN(米)

Australia prints 400 million banknotes with a typo
「オーストラリア、紙幣4億枚に誤植」

They were billed as innovative, next-generation banknotes with added security -- but Australia's new $50 note also contain another feature: An unfortunate typo.
「革新的な偽造防止技術を備えた新時代の紙幣と宣伝されていたが、オーストラリアの新50ドル紙幣には他にも特徴があった:残念な誤植だ」

引用:CNN

BBC(英)

Australia's A$50 note misspells responsibility
「オーストラリアの50ドル紙幣、responsibilityのスペルを間違える」

Australia's latest A$50 note comes with a big blunder hidden in the small print - a somewhat embarrassing typo.
「オーストラリアの新50ドル紙幣は、細字部分に大きな失敗が隠されている。やや恥ずかしい誤植だ」

引用:BBC

Mirror(英)

Australia makes spelling mistake on $50 note - and no one spots it for 6 months
「オーストラリア、50ドル紙幣にスペルミス。半年間誰も気づかず」

The mistake is on Australia's most commonly used note, and they really couldn't have chosen a worse word to get wrong
「誤植が見つかったのはオーストラリアで最も頻繁に使われている紙幣。そして、一番間違えたくない単語をスペルミスしてしまった模様」

引用:Mirror

ネットユーザーの声

これらの報道に対し、多くのネットユーザーが反応しました。ここでいくつかピックアップします。

今週で一番面白いニュース:オーストラリア、新50ドル紙幣4600万枚に誤植、responsibilityのスペルを間違える

編集者の Shiv さんのツイート。暗いニュースが多い昨今、このような面白ニュースを楽しんでいる方は多く見られました。

次は50ドルの質問:これは誰の責任(responsibility)だったのでしょう?

"50-dollar question" は、クイズに正解すれば賞金がもらえるテレビ番組などで使われる表現をもじったものです。

例えば、"million-dollar question" は「正解すれば100万ドル(million dollars)がもらえる質問」のことを意味します。今回のニュースが50ドルに関わるものだったので "50-dollar question" なんですね。

スペルミスがあった "responsibility" は「責任」という意味。このツイートのように「誤植の責任は誰が負うのか」という冗談めいたコメントも多く見られます。

それなのにオーストラリアで留学する前にIELTSを受けろって言うんだね…(呆れて首を振る)

"smh" は "shake/shaking my head(首を振る)" の略で、何かに呆れている様子を表すときの表現です。ネットやSNSでよく使われています。

オーストラリア紙幣の細字部分に誤植。50ドル紙幣をじっくり眺める時間と忍耐力があって、これを見つけた人は誰なのか教えて欲しい

編集者 Kristine さんのツイート。

スペルミスがあるのは、肉眼では簡単に読めない細字部分。普通に見れば芝生のように見えるデザインが実は文字でできているのです。半年間誰も気づかなかったのも納得ですね。

誰かに、何かのタイプミスで怒られたら、このニュースを見せましょう!

仕事や日常で起こるスペルミスも、4億枚の法定通貨にスペルミスをするよりはきっとマシでしょう!
 

まとめ

いかがでしたか?

オーストラリアに行く機会があれば、ぜひ50ドル札を観察してみてください。じっくり探せばスペルミスが見つかるかもしれません。

ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。今後もデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!

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This blog features a Daily News article written by H.J. Meech.