Erik
(更新)
DMM英会話 ► ブログ ► 英語でつながる ► ワールドトピックス
目次
Toggle4月1日はイタズラや嘘が許される日、「エイプリルフール」。
毎年多くの人や企業が軽い嘘をついたり、ちょっとしたイタズラをするなど、国内海外問わず人気のイベントとなっています。
すぐに嘘だとわかるぶっ飛んだジョークもあれば、一瞬信じてしまいそうになる絶妙なエイプリルフールネタもあり、いろいろな形で広く楽しまれています。
今回は、「世界中に衝撃を与えた嘘・イタズラまとめ」と題して、世界中で話題になったエイプリルフールネタを厳選してご紹介。
イギリスの国営放送が手がけた大型エイプリルフールから、企業のほっこりする嘘の発表や、一般人の学生が教授に仕掛けたものまで、さまざまなネタをぜひ楽しんでください。
2008年4月1日、「YouTube」のトップページに表示された動画のどれをクリックしても、イギリスの歌手リック・アストリーの「Never Gonna Give You Up」のミュージックビデオに飛ばされるというイタズラが行われました。
1980年代後半の大ヒット楽曲なので、知っている人も多いと思います。ぜひ上記の動画で1度聞いてみてください。
クリックしたURLとは別のページに飛ばされる、いわゆる「釣り」行為がネット上で流行していた当時。英語圏の画像掲示板4chanでの定番リンク先は車輪がついたアヒルの画像・動画で、duckrolling と呼ばれていました。
リック・アストリーのMVに飛ばす Rickrolling はその進化版(?)で、YouTubeの大規模なエイプリルフールの影響もあり、4chanだけでなくインターネット全体で人気を博すようになったのです。
YouTube上の「Never Gonna Give You Up」のミュージックビデオは2021年3月現在、9億回以上も再生されています。そのうちの何割が Rickrolling の結果なのかは、未知数です。
半世紀以上も前の1957年、今でもエイプリルフール史に語り継がれる大胆な嘘をついたのが、英国放送協会「BBC」。
上記の動画では0:45から見るとわかりやすいのですが、「スパゲッティーの木」について、いたって真面目にレポート。木になっているスパゲッティをスイスで収穫する様子が放送されました。
1950年代のイギリスでは、スパゲッティは現代ほど日常的な食べ物ではなかったため、放送日翌日にはスパゲッティの木の育て方について問い合わせる電話が数百件届いたと言います。
これに対してBBCは「スパゲッティの小枝をトマトソース缶に入れ、うまくいくように祈る」と返答したのだそう。
またしても「BBC」が制作したドキュメンタリー風のエイプリルフールです。
2008年4月1日に公開された動画では、南極から飛び立ち、遠く離れた南米の多雨林に降り立つ様子が映し出されました。
南極の長く厳しい冬の環境に適応するため、アデリーペンギンの一部が空を飛ぶ能力を得たという、進化論にもとづいたいかにも「それっぽい」内容となっています。
語学学習アプリ「Duolingo」は、毎日勉強を継続できるようにプッシュ通知を送ってくれることで知られています。
しかし、アプリを使ったことがある方ならわかると思いますが、実際にはこの通知を無視してしまい継続できないことも多いです。
そこで2019年のエイプリルフールに発表されたのが「Duolingo Push」。
マスコットキャラクターのDuoがスマホから飛び出し、リアルの世界で毎日の勉強をするようリマインドしてくれるというサービスでした。
多くのユーザーが通知を無視していることを、Duolingo側もわかっているのですね……。
「グーグル(Google)」は毎年のようにエイプリルフールに参加し、面白企画を本物のPR動画風に発表しています。
こちらはVRヘッドマウントディズプレイの「Google Cardboard」から派生した「Google Cardboard Plastic」の紹介動画です。
透明プラスチック製で、「仮想現実(Virtual Reality)」ではなく「本物の現実(Actual Reality)」を見ることができる機能が備わっています。
ただのプラスチックの箱なので、つまるところ、プラスチック越しに目の前の景色を見ているだけですね。
エイプリルフール用に特設サイトまで用意されているので、本家「Google Cardboard」のページと比較してみるのも良いかもしれません。
アメリカなどでは、ファストフード店でフライドポテトをミルクシェイクにディップして食べるのを好む人が一定数います。
そんな需要に応えて、「マクドナルド」は2019年のエイプリルフールに「ミルクシェイクソース」の発売を開始すると発表しました。
エイプリルフールとわかっていながらも、SNSでは「本当にやってほしかった」という声も見られました。
2016年のエイプリルフールには、自然や動物関連のテーマを扱う「ナショナルジオグラフィック」が動物のヌード写真の掲載を廃止すると発表しました。
では一体どんな写真ならOKなのか……?
ツイッターで投稿されているリンク先では、1900年代に撮影された、洋服を着たかわいらしい犬や猫の写真が掲載されています。
テニスの「全米オープン」はツイッターで、試合中にボールを拾ったり選手のサポートをするボールパーソンのチームに子犬を追加すると発表しました。
わかりやすいエイプリルフールネタですが、多くの反響があり、「これが嘘だったら悲しむから」と実現を望む声も多くありました。
こちらの教授の授業では、授業中に携帯が鳴った場合は、スピーカーをオンにした状態で電話に出なければならないという独自のルールがあったそうです。
これを逆手にとったドッキリでは、あらかじめ友人に電話をかけてもらうようお願い。実際に電話が鳴り、教授に指示された生徒はスピーカーで電話に出ました。
教室中に響き渡ったのは、学生のプライベートに踏み込んだ内容でした。それを聞いた瞬間、ハッとした顔をする教授。
申し訳ないことをしてしまったと謝りますが、最後にはドッキリだと明かされ安堵の表情を浮かべます。
デフォルトで英語の字幕がついていますので、リスニングにも挑戦しながらぜひ見てみてください!
反対に、学生たちを楽しませようと手の込んだエイプリルフールを用意したのがこちらの教授。
画面に映し出された自分の動画が現実世界と連動し始めると、ちょっとした寸劇が始まります。本物の教授が画面上の自分と喧嘩するという内容です。
最後のオチも面白く、英語の字幕も用意されているので気軽に見ることができますよ。
ちなみに、こちらの方は同じようなことを何度も授業でしているようで、本人のチャンネルからほかの動画も視聴が可能となっています。
「世界中に衝撃を与えた嘘・イタズラまとめ」、いかがでしたか?
ネットやメディアで話題になったさまざまなエイプリルフールネタをご紹介しました。
エイプリルフールの嘘だとわかっていても、ちょっとした面白企画を本気でやっているのを見ると、なんだか楽しい気分になりますよね。
みなさんもエイプリルフールに、優しい嘘やイタズラを試してみてはいかがでしょうか。
関連記事