Hiroe H
(更新)
映画などで海外(特に北米)のクリスマスシーンを見たことがある人は、日本のクリスマスと海外のクリスマスのお祝いのし方が違うことをご存知だと思います。
カナダでは、10月31日のハロウィンが終わるとお店などでクリスマスの飾りやクリスマスグッズを目にするようになります。アメリカでは感謝祭が11月の第4木曜に行われるため、感謝祭が終わるとすぐクリスマスの飾りつけを始める家が多いです。
日本も11月に入るとお店でクリスマスの飾りつけが始まり、クリスマスソングも耳にするようになりますね。
海外でも日本でもクリスマスは心が躍る時期ですが、海外の人は日本のクリスマスの習慣にとても驚くのをご存知でしたか? 今日は、海外の人に驚かれる日本のクリスマス習慣7選をご紹介します!
まず海外の人が驚くのは、クリスマスツリーのサイズです。もちろん街には大きなツリーがありますが、ここでいうクリスマスツリーはそれぞれの家庭で飾るツリーです。
日本の家は海外の家に比べて小さいので、飾れるツリーのサイズも小さくなってしまいますよね。海外では大人の背丈より高いツリーを飾る家が多いので、日本の小さなツリーを見てびっくりする人が多いのも納得です。
余談ですが、欧米では、本物のもみの木をクリスマスツリー・ファームに買いに行く(切りに行く)のをクリスマスの習慣としている家庭が多いです。
クリスマスの時期になると、街角やお店の駐車場の一角で、すでに伐採したもみの木を売っていたりもしますし、クリスマスが終わると町がゴミの日にツリーを回収してくれたりもするので、気軽に本物のもみの木を飾って楽しむことができます。
次に、海外の人はお店にたくさん並ぶスナック菓子の詰まったクリスマスブーツを見て驚きます。
クリスマスブーツは日本独自のクリスマス商品で、1950年代に販売が開始されたそうです。欧米では目にしないものなので余計に目を引くのかもしれませんね。
暖炉にクリスマス・ストッキング(靴下)を飾ってあるのを映画などで見たことがある方も多いと思います。海外では暖炉がないお家でもクリスマスの飾りとしてクリスマス・ストッキングを飾るのが一般的です。
このクリスマス・ストッキングには、日用品やお菓子、文具や雑貨など細々したものを入れ、子供だけでなく大人も自分用のストッキングを持っています。
わが家では、冬用の靴下、リップクリーム、化粧品、それぞれが好きなお菓子、歯ブラシ、シェービングクリーム、カミソリ、ボディークリーム、(ここ数年は)マスク、雑貨、文具などを入れています。
日本のクリスマスブーツは、このクリスマス・ストッキングからアイデアを得たのかもしれませんね。
日本では子供たちが寝静まったあと、親がこっそり子供たちの枕元にプレゼントを置く家庭が多いですよね。海外ではクリスマスツリーの下にプレゼントを置くのが習慣なので、この日本の習慣に驚かれます。
海外ではクリスマス前からツリーの下にプレゼントを置いていくので、クリスマスが近づくにつれプレゼントがどんどん増えていきます。サンタクロースも、クリスマスツリーの下にプレゼントを置いていきます。
もちろん、サンタクロースのためのクッキーとミルク、そしてトナカイ用のニンジンも忘れないように用意します。
海外ではクリスマスにターキー(七面鳥)を食べる家庭が多いので、日本人がクリスマスにKFCを注文することに驚きます。
海外のクリスマスディナーは家庭にもよりますが、ターキー(またはローストビーフやローストハム)をメインとし、ポテト、人参、芽キャベツ、インゲン、スイートポテトなどたくさんの野菜、ヨークシャープディング、ピッグズ・イン・ア・ブランケット(ソーセージをベーコンで巻いたもの)、グレービーソース、クランベリーソースなどなど、たくさんの食事がテーブルに並びます。
なので、KFCがいつにも増して混雑し、チキンの予約販売までしているのを目にすると、とても驚くようです。
KFCと同じように、海外の人はクリスマスケーキの予約販売や、街頭販売をしているのを見ると驚きます。海外ではクリスマスにスポンジケーキをあまり食べません。
わが家はクリスチャンなのと夫の義母の習慣を引き継ぎ、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うため、誕生日ケーキならぬチョコレートのデコレーションケーキを焼くのが習慣となっています。
クリスマスは通常アップルパイ、パンプキンパイ、チョコレートタルト、チーズケーキ、ジンジャーブレッドケーキなどを食べ、日本のようなデコレーションケーキはあまり目にしません。
日本でクリスマスと言えば、カップルの大事なイベントの1つですが、海外の人にとってクリスマスは家族で過ごす日なので、日本のこの文化に驚かれます。
海外では家族や親しい友人と過ごすのが当たり前なので、ある程度付き合いの長いカップルならどちらかの家(または両方の家)でクリスマスを過ごすのが一般的です。
それに比べ、日本では11月頃からホテルのクリスマス宿泊プラン、レストランのクリスマスディナーなどのクリスマス商戦が本格化し、クリスマスが恋人たちの一大イベントになっていることに驚くようです。
最後に、日本ではクリスマスが祝日でないことに驚かれます。
12月25日は週末でない限り、日本人は普通に出勤または登校しますが、欧米ではクリスマスは祝日なので会社も学校もお休みなんです。
海外ではクリスマスシーズンになると、家族の元へ帰る人たちの帰省ラッシュで陸路・空路が混み合います。海外のクリスマスは日本のお正月だと思うと良いかもしれません。
多くの日本人が家族でお正月を過ごすのと同じで、海外の人にとってクリスマスは家族で過ごす大切な日なのです。
今日は海外の人に驚かれる日本のクリスマス習慣を紹介しましたが、いかがでしたか?
日本では当たり前のように行っているクリスマスの習慣ですが、実は海外の人に驚かれることもあるんです!
DMM英会話の人気教材「デイリーニュース」でも日本と海外のクリスマス習慣の違いについて解説していますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
今年のクリスマスは、日本のクリスマスの習慣を続けるのも良いですし、海外のクリスマスの習慣を真似してみるのも良いですね。クリスマス・ストッキングは飾るとかわいいですし、みんなに喜ばれるオススメのクリスマス習慣ですよ。
どうぞ楽しいクリスマスをお過ごしください!