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アメリカにもキラキラネームはある!?アメリカ人に人気の名前特集

アメリカにもキラキラネームはある!?アメリカ人に人気の名前特集

日本では、個性的で独特な読み方を持つ「キラキラネーム」が話題になることがありますが、アメリカにも同様の現象が存在します。

アメリカでは、特にセレブリティの間で、独創的でユニークな名前を子どもに付ける傾向が見られるとご存知でしたか?

今回は、アメリカでのキラキラネームについて特集します!

アメリカの「キラキラネーム」事情

アメリカでは、漢字のような表意文字が存在しないため、日本のような当て字による「キラキラネーム」は一般的ではありません。

しかし、独特なスペルや発音、意味を持つ名前を子どもに付けることがあります。特にセレブリティの間では、その傾向が顕著です。

セレブリティのユニークな命名例

イーロン・マスクとグライムスの息子

「X Æ A-12」と命名され、その独特さが大きな話題となりました。

なんと読むのでしょうか? 読み方は公表されていないようですが、想像もつきませんね。

キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの子どもたち
キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、アメリカのリアリティスター、実業家、モデル、インフルエンサーです。カニエ・ウェストはアメリカのラッパー、音楽プロデューサー、ファッションデザイナーで、現在は離婚していますが、4人の子供たちがいます。

  • 長女:「North(ノース)」
  • 長男:「Saint(セイント)」
  • 次女:「Chicago(シカゴ)」
  • 次男:「Psalm(サーム)」

https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a27512172/kim-kardashian-kanye-west-190518/#

彼らの名前は、地名や宗教的な用語など、独特な選択がされていますね。

どこの国でも、独特な名前はあるものなんですね。

アメリカで最も多い名前トップ5

アメリカで最も一般的な名前といえば、どんな名前を思い浮かべますか?

日本でも「太郎」や「花子」のように伝統的な名前があるように、アメリカにも長年にわたって多くの人に使われてきた定番の名前があります。ここでは、アメリカ全体の人口において特に多い名前を、男女別にランキング形式でご紹介します!

MaleFemale
1James(ジェームズ)Mary(メアリー)
2John(ジョン)Patricia(パトリシア)
3Robert(ロバート)Linda(リンダ)
4Michael(マイケル)Barbara(バーバラ)
5William(ウィリアム)Elizabeth(エリザベス)

これらの名前は、1990年の国勢調査時点でアメリカ全体で最も一般的な名前として記録されています。最新のデータは公開されていないため、現在の状況を正確にお伝えすることは難しいですが、これらの名前は長期間にわたり多くの人々に使用されてきた伝統的な名前です!

情報源:List of most popular given names - Wikipedia

アメリカの歴史や文化の中で長く親しまれ、多くの世代に渡って受け継がれてきた名前たち。今後、時代とともに名前のトレンドが変わっていくことも考えられますが、これらのクラシックな名前は根強い人気を誇ることでしょう!

アメリカで現在人気の名前

一方で、アメリカでは伝統的で親しみやすい名前も根強い人気があります。2023年の社会保障局のデータによると、以下の名前が人気上位にランクインしています。

MaleFemale
1Liam(リアム)Olivia(オリビア)
2Noah(ノア)Emma(エマ)
3Oliver(オリバー)Charlotte(シャーロット)
4James(ジェームズ)Amelia(アメリア)
5Elijah(イライジャ)Sophia(ソフィア)

これらの名前は、伝統と現代性を兼ね備え、多くの親から支持を受けています!

ファーストネームはとっても大切

Tracy, did you read my book?
「トレイシー、私の本読んだ?」
Are you OK, Caleb?
「ケイレブ、大丈夫?」

このように英語では会話の最初か最後にファーストネームを付けることが多く、仕事のメールや電話でもお互いにファーストネームで呼び合うことも多々あります。

つまり、ファーストネームを覚えてもらえないとコミュニケーションやビジネスの妨げになることがあるのです。

そこで苦労するのが、私たちのような外国人。またはアメリカ人であっても英語話者には発音しにくいエスニック・ネームを持つ人たちです。

彼らの中には便宜を優先して覚えてもらいやすい英語のニックネームを使う人がいます。多くの場合は本名と同じイニシャルを使い、例えば「タツヤ」なら Ted などとするのです。

名刺には「Tatsuya "Ted" Yamamoto」のように両方を表記します。

その一方で、民族名をプライドとし、周囲の人に本名を覚えてもらえるようがんばる人もいます。

「スタバ・ネーム」って一体なに?

会社や学校では本名で通しても、スターバックスでは「スターバックス・ネーム」を使う人がいます。

スターバックスでコーヒーを注文すると取り違いを防ぐために名前を聞かれてカップに書かれるのですが、エスニック・ネームだと「は? 何もう一回言って? 綴りを言って?」のようになり、たとえ説明しても違う名前を書かれることがあります。

そこで Emily(エミリー)や Michael(マイケル)などとありふれた簡単な名前を名乗るのです。

ちなみに、気晴らしのジョークで Ninja(ニンジャ)などデタラメな名前を名乗るアメリカ人もいるようです。しかし忙しいバリスタは気にもせず、そのままカップに書いてしまいます。

名前も文化や時代とともに変化する

アメリカの名前にまつわるあれこれをご紹介してきました。いかがでしたか?

名前は文化や時代の影響を受けるものであり、命名の背景には親の思いや願いが込められています。

たかが名前、されど名前。もしアメリカに行ったら、あなたは本名を貫きますか? 英語名を付けてちょっぴり違う自分を楽しみますか?

アメリカでは名前のチョイスさえも自分次第なのです。