バレンタインだけじゃない? 季節関係なく世界で行われる愛のイベント7選

2月といえばバレンタインの季節ですね。どこを歩いてもチョコレートやキャンディー、ハート型のグッズなどが店頭に並べられる時期。会社や学校で配るため、チョコレート作りで大忙しの人もいますよね。さらに待ちに待った愛の告白を予定している人も少なくないでしょう。

日本では女性が男性にチョコレートを贈るのが基本です。本命チョコ、義理チョコ、最近では友チョコなどもあります。

このようなバレンタインの習慣は日本人にとって当たり前となっていますが、世界中でも同じように祝われているのでしょうか。また、バレンタインデー以外にも愛を伝える日はあるのでしょうか。

ということで、今回はバレンタイン以外にも世界各国に存在するロマンチックな日や習慣を7つご紹介したいと思います!
 

世界で行われる愛のイベント7選

中国では七夕がバレンタインと化している?

中国合同結婚式

日本人であれば誰もが知っている織姫と彦星。ロマンチックな物語ですよね。

実はこの物語も含め、七夕の文化はもともと中国から伝わりました。七夕は中国ではQixi Festival(チーシーフェスティバル)と呼ばれています。日本では毎年7月7日に行われますが、中国では旧暦の7月7日に当たるため、毎年決まった日ではないそうです。

現代の中国では七夕は第2のバレンタインデーと呼ばれるほど、恋人のための日になっているそうで、恋人との関係がうまくいくことを祈り、好きな人へ愛の気持ちを伝える風習があります。

中国の七夕になると、街中に赤いバラやカーネーション、さらに紫陽花まで並べられ、男性は女性へお花やプレゼントを贈ります。恋人たちはおしゃれなディナーや高級ホテルでデートなど、さまざまな形で七夕を祝います。

また、縁起のいいラッキーセブンやゾロ目ということで「七夕婚」も増えている様子。実は漢服を着たカップルが合同結婚式を行うことも少なくなく、海外では注目を集めています。

ではここで、外国のニュースにも取り上げられるほど大きなイベントである中国の七夕について英語で説明してみましょう!

Qixi Festival in China has recently become popular as an event for lovers, where men give their partners presents such as red roses and carnations.

「中国の七夕は最近恋人たちのイベントとして人気があり、男性はパートナーに赤いバラやカーネーションなどのプレゼントを贈ります」

 

イスラエルには縁起のいい「愛の日」がある

イスラエルの結婚式

イスラエルには近年注目を浴びているTu B’Av(トゥービーアーヴ)というイベントがあります。Tuは15という数字を指し、Avはユダヤの月の名前となっているので、原則Avという月の15日に行われます。多少のズレはありますが、原則、毎年7月〜8月の間に行われます。

もともとTu B’Avは第二神殿時代(紀元後70年にエルサレムが崩壊する前)の未婚女性にとってはお見合いの日でした。独身女性は白い服を着て、ブドウ園で満月の光の下で踊り、結婚する資格があることを示していたのです。独身の男性はそれを見に女性のところへ集まりました。

では、現代のイスラエルではTu B’Avはどのように過ごされているのでしょうか。

基本的にイスラエルの人々はラブレターやお花を互いに贈り合いますが、この日はプロポーズ、結婚、そして誓いの更新などを行うにも最適な日と言われています。誓いの更新とは、夫婦が改めて愛を誓い合うセレモニーのことを指し、英語ではVow Renewalsと言います。

Many couples use Tu B’Av as a day to propose, get married, and renew vows as it is considered to be an auspicious day.

「Tu B’Avは縁起の良い日と見なされているため、多くのカップルはこの日を利用してプロポーズや結婚、誓いの更新などを行います」

 

アルゼンチンの人は1週間かけて愛を祝う

カップルとキャンディー

アルゼンチンではバレンタインは1日だけではありません。1週間も愛を祝うのです!

2月のアルゼンチンは夏の真っ最中なので、アルゼンチン人のバレンタインの本番は7月

1989年にArcorというキャンディー会社が、7月の最初の週に“Candy for a Kiss”というキャンペーンを開催しました。それ以来この週はSweetness Week(甘い1週間)と呼ばれ、毎年祝われるようになったそうです。

カップルは互いに甘いキャンディー、チョコレート、プレゼントなどを贈り合い、キスで返す習慣があります。さらに、Sweetness Weekにはロマンチックなデートも増えるそうで、お店も混み合います。

キャンディーやチョコレートの売り上げもなんと20%ほど増加するそうで、キャンペーンの成功は間違いないですね。

In Argentina, couples and lovers celebrate love and friendship for an entire week.

「アルゼンチンでは、カップルや恋人は、愛と友情を1週間かけて祝います」

 

参考:"Argentina's Sweetness Week" Trazee Travel

ルーマニアには「愛」を祝うことを忘れさせないためのイベントがある

ルーマニア伝統的な衣装のカップル

ルーマニアには毎年2月24日に行われるDragobete(ドラゴベテ)という伝統的なイベントがあります。

Dragobeteは「愛と陽気さ」の守護聖人。しばしばローマ神話のキューピッドやギリシャ神話のエロスに関連付けられています。しかし、前述の愛の神とは異なり、Dragobeteは人間の問題に直接介入し自分の力を使って人々を恋に落ちさせるのではなく、「愛を祝うこと」を決してやめないように常に人々にリマインドするのです。

ただ、実はルーマニアではバレンタインデーを祝う人も少なくないそうで、バレンタインとDragobeteは共存しています。バレンタインのみ祝う人や、Dragobeteのみ祝う人、さらには両方祝う人もいるよう。

バレンタインと異なって、Dragobeteはチョコレートやバラ、プレゼントなどの「もの」を渡すのではなく、行動で愛を示しましょうと奨励しているそうですよ。

In Romania, Dragobete is a day where people are reminded to express love through words and actions.

「​​ルーマニアのドラゴベテの日には、人々は言葉や行動を通して愛を表現することをリマインドされます」

 

参考:"Dragobete | Celebrate love as it’s meant to be" Rolandia

スペイン人はバラと本を交換し合う

本とバラが売られているショップ

4月23日のバルセロナ。カタルーニャの守護聖人のセントジョージにちなんだフェスティバルとして知られるLa Diada de Sant Jordi(ラ・ディアダ・デ・サン・ジョルディ)が行われるこの日には、バルセロナの街は香りのよい花や本屋でいっぱいに! 英語ではSaint George’s Dayと呼ばれています。

伝説によると、聖ジョージは王女を救うためにドラゴンを殺し、ドラゴンの血がこぼれたところに魔法のように発芽した美しい赤いバラを彼女に渡しました。

このロマンチックな日には、男性は女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈る風習があります

さらに、このイベントに由来して1995年にはUNESCOが4月23日を「世界図書の日」と名付けました

On Saint George’s Day, the streets of Barcelona become filled with flowers and booksellers, as it is a tradition for men to give their partners a red rose, and for women to give their loved ones a book in exchange.

「聖ジョージの日には、男性はパートナーに赤いバラを贈り、女性は愛する人に本を贈るのが伝統であるため、バルセロナの街は花や本屋でいっぱいになります」

 

ブラジルではカーニバルと重なるためバレンタインは祝われない

ブラジル恋人の日

ブラジルといえばサンバカーニバルですよね。実はこの世界的に知られているリオのカーニバルは2月に行われるため、基本的にバレンタインは無視されるそうです。

では、ブラジルの人はいつ、どのように大切な人に愛を示すのでしょうか。

6月12日、Dia dos Namorados(ヂア・ドズ・ナモーラドス)と呼ばれる日があります。ブラジルでは、聖バレンタインではなく縁結びの聖人アントニウスの命日である6月13日の前日に、「恋人の日」を祝います。

過ごし方は人によって異なりますが、一般的には恋人間でチョコレートやお花を贈り合い、ロマンチックなディナーをし、さらには友人同士のパーティーも行われます。パーティーは道まで広がり路上で歌ったり踊ったりする人も多いようです。

Since Valentine's Day usually overlaps with the Samba Carnival, Brazilians celebrate Dia dos Namorados instead.

「バレンタインデーはサンバカーニバルと重なるため、ブラジル人は代わりにDia dos Namoradosを祝います」

 

参考:WHY BRAZIL CELEBRATES VALENTINE’S DAY ON JUNE 12?
Brazilian Experience

コロンビアには「愛と友情の日」がある

女性友達が笑っている

コロンビアには9月にDia de Amor y Amistad(ディア・デ・アモール・イ・アミスタ)と呼ばれる日があり、恋人間のロマンスや愛よりも、親しい友人間の愛を祝う日となっています。もともと9月には祝日がなかったため、コロンビアの経済を後押しする方法として1969年に設立されました。

この日のコロンビア人は友達と集まりご飯を食べたりゲームをしたり、プレゼント交換などもします。クリスマスに海外で行われるSecret Santa(シークレットサンタ)のように、友達間でくじを引き、引いた名前の友達だけにプレゼントを準備します。

当日まで誰が誰にプレゼントを贈るのかわからないため、友達や家族の間では盛り上がるゲームとして人気です。

Colombians have a special day in September where they gather with friends to celebrate love and friendship.

「コロンビア人は9月に、友達と集まり愛と友情を祝う特別な日を設けています」

 

世の中は1年中ロマンスで溢れている

というわけで、今回はバレンタイン以外に世界中で行われているロマンチックなイベントを紹介しましたが、いかがでしたか? 2月14日という日にちに限らず、世界では1年中愛を伝え合っている人たちがたくさんいます。

日本にはいい夫婦の日(11月22日)のような籍を入れるのに縁起のいい日がありますが、海外にも同じような日がたくさんあるみたいですね。

そして、もし海外旅行に行く機会があれば、ぜひこれらのイベントに合わせて各国を訪問してみてください。きっと一生に一度の経験ができるでしょう!