Erik
(更新)
アメリカンフットボールの最高峰である「スーパーボウル(Super Bowl)」。
前年の夏に始まるシーズン集大成として毎年2月最初の日曜日に行われるNFLの優勝決定戦は、「非公式な国民の祝日」と呼ばれることがあるほど全米が熱狂します。
そして、アメフトに興味がなくても見る人が多いのがスーパーボウル。
その理由の1つが、圧巻の「ハーフタイムショー」です。
今回はスーパーボウルの人気の一端を担うハーフタイムショーの魅力をお伝えします。
スーパーボウルのメインイベントはもちろん、アメフトの決勝戦。しかし、実は試合には一切興味がなくても、この日だけは友人や家族とテレビを囲むという人も多いのです。
なぜかと言うと、スーパーボウルはスポーツ以外でも最高峰のエンターテインメントが提供される場となっているから。
たとえば、見どころの1つとされているのがテレビのCM。スーパーボウルはアメリカだけでも1億人が視聴すると言われ、CM枠はとてつもなく高額になります。
そこで、多くの企業が大金をつぎ込んだ渾身のコマーシャルは、もはやこの時期の風物詩になっているというわけです。
そんなハーフタイムショーが実際にどのようなものなのか、気になりませんか?
今回はNFLの公式Youtubeにたくさんのパフォーマンスがアップされている中から、特に注目を集めたものを厳選してご紹介します。
アメリカならではの圧巻のパフォーマンスと、画面から伝わってくる熱気をぜひ感じてみてください。
1993年、低迷するハーフタイムショーの視聴率を救うべく、第27回スーパーボウルに呼ばれたのは、伝説的ポップスターのマイケル・ジャクソン。
冒頭で2分近く、ただ立っているだけというパフォーマンスに観客は大興奮。本物のスターだけがなせるわざですね。
なんと、試合の前半戦よりもハーフタイムショーの方が視聴率が高かったそうです。以来、大物アーティストが呼ばれるのが慣習となりました。
コールドプレイ、ビヨンセ、そしてブルーノ・マーズと、超大物の名前が並んだ2016年、第50回スーパーボウルのハーフタイムショー。
その盛り上がりも節目の年にふさわしいものでした。特にビヨンセとブルーノ・マーズのダンスバトルは何度見ても飽きません。
ケイティ・ペリー、ミッシー・エリオット、そしてレニー・クラヴィッツが共演した2015年の第49回スーパーボウルのハーフタイムショー。
まず、最初から巨大なライオンのロボットに乗って登場するケイティ・ペリーですが、全体を通して楽しませてくれる演出が盛りだくさんです。洋楽に詳しくなくても、1度は聞いたことがある曲ばかりなので、盛り上がること間違いなしですよ!
2021年、コロナ禍の中で行われた第55回スーパーボウルのハーフタイムショーに抜擢されたのはザ・ウィークエンド。
本人が自腹で約7億円を負担したという豪華なステージや、顔面に包帯ぐるぐる巻きのバックダンサーにも注目です。
いかがでしたか?
意外かもしれませんが、実はハーフタイムショーにはギャラが発生しません。それでも、素晴らしいパフォーマンスを作り上げたいと思えるほどの価値が、アーティストにとってはあるのですね。
毎年、思いもよらない演出で観客を魅了するスーパーボウルのハーフタイムショー。
来年はどんな舞台になるのか、今から楽しみですね!