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【世界言語ランキング】14億人が話す、いま学ぶべき言語は?

【世界言語ランキング】14億人が話す、いま学ぶべき言語は?

2021年時点で、日本が国として認めている世界の国は、日本を含めて196カ国と言われています。

ではこの世界でいくつの言語が話されているかご存知ですか?

「国が196あるんだから、言語も196くらいでしょ?」と思われた方も多いかもしれませんね。

なんと世界で話されている言語は7,000以上もあるんです!

しかし残念ながら、このなかには少数の人にしか話されていないため、近い将来になくなってしまう言語もたくさんあるようです。それにしても、この世界で7,000もの言語が話されているのは驚きですね。

今日は世界で話されている言語ランキング、そしてグローバル化がますます進むなかで、今後どの言語を学ぶべきかを紹介したいと思います!
 

世界で話されている言語ランキング

ランキング

世界で話されている言語のランキングを見ていくにあたり、その言語が母語として話されているのか、それとも第二言語として話されているのかによって順位は変わってきます。

例えば中国は世界で一番人口が多い国ですから、中国語が母語として話されている言語の1位になるのは言わずと知れたことですよね。

しかし、母語ランキングのトップにランクインしているからといって、世界で最も多くの人に話されている第二言語だというわけではないかもしれません。

ここでは母語(ネイティブスピーカー)として話されている言語のランキング、そして第二言語(ノンネイティブスピーカー)として話されている言語のランキングを紹介します。
 

母語話者ランキング

中国語と黒板

ここで「母語」とは、人が生まれて最初に習得した言語のことを指します。

母語話者については下のランキングを見ても分かる通り、やはり人口の多い国の言語が上位にランクインしています。
 

 1位 中国語 9億2,000万人

中国では地域言語がたくさんありますが、ここでいう中国語はMandarin Chinese(中国標準語)です。
 

 2位 スペイン語 4億7,500万人

中南米で国際語となっているスペイン語。2015年版では3位でしたが、は2022年版では2位にランクインしています。
 

 3位 英語 3億7,300万人

イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで公用語とされている英語。こうして見ると、母語話者の数は意外と少ないと思われた方もいるのではないでしょうか。
 

 4位 ヒンディー語 3億4,400万人

インドは世界で2番目に人口の多い国ですが、すべての人が公用語のヒンディー語を母語とはしていないようですね。
 
4位以下は5位アラビア語、6位ベンガル語、7位フランス語と続きます。
 

第二言語話者ランキング

舌にイギリス国旗のイラスト

第二言語とは、母語を習得したあとに学んだ母語以外のすべての言語のことを言います。母語以外に数カ国語を話せる人も第二言語話者とされます。

ここでは世界で第二言語として話されている言語のランキング(2022年版)を見ていきたいと思います。カッコ内は2015年版の第二言語話者数です。
 

1位 英語 10億8,000万人(5億1,000万人)

2位 ヒンディー語 2億5,800万人(1億2,000万人)

3位 中国語 1億9,900万人(1億7,800万人)

4位 スペイン語 7,400万人(7,000万人)
 

ここで驚きなのは、2015年版と比べてみると、英語とヒンディー語を第二言語として話す人の数は約2倍に増えていることです。近年、英語とヒンディー語の需要が上がってきていると言えるでしょう。

世界で最も話されている言語ランキング

地球儀

次に母語話者(ネイティブスピーカー)と第二言語話者(ノンネイティブスピーカー)を合わせて出した、世界で最も話されている言語ランキングを見てみましょう。
 

1位 英語 14億5,300万人

2位 中国語 11億1,900万人

3位 ヒンディー語 6億200万人

4位 スペイン語 5億4,900万人
 

1位はダントツで英語でした!

4位以下は、5位フランス語、6位アラビア語、7位ベンガル語と続きます。ちなみに日本語は2021年に世界で13位にランクインしています!
 

今後学ぶべき言語

女性が大瀬の前で話している

母国語話者ランキング、第二言語話者ランキング、そして世界で最も話されている言語ランキングを紹介しましたが、みなさんの予想通りの結果でしたか?

英語のように第二言語話者が多い言語は、国際語として世界で通用する言語と思われがちですが、少し注意が必要です。

中国やインドでは多くの方言が存在し、中国では同じ言語を話しているはずなのに、お互いを理解するのが難しいくらいの方言が多数あるそうです。

今後、グローバルに活躍していくのに必要な言語を学びたいと考えている方は、ただ世界で多くの人に話されているからという理由だけでなく、その言語が経済面や外交面でも使われているかを考えて学ぶ必要があります。

例えば国際連合では、アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語とスペイン語の6つが公用語として使われていますよ。

またインターネットなどのメディアや学術論文などのアカデミックな面でも使われているかを考慮するようにすると良いでしょう。

これを前提にして見てみると、どの点においても英語は経済、外交、メディア、アカデミックどれにおいても最も使用されており、今後学ぶべき言語が英語であるのは一目瞭然ですね!
 

まとめ

今日は、世界で話されている言語ランキングと、今学ぶべき言語について紹介しました。いかがでしたか?

単純に母語話者数だけでなく、第二言語話者数とこの2つを合わせた合計数を見ることで、どの言語が世界で最も話されているかがわかりました。

個人的には、スペイン語がフランス語より世界で話されていること、そしてアラビア語が思ったより上位につけていることに驚きましたが、これらのランキングは皆さんの予想通りでしたか?

第二言語話者ランキングでは、2015年版と比べて英語を第二言語として話す人の数が倍増していたことからも、今後学ぶべき言語は英語であり、また英語が世界で最も影響力のある言語であることは間違いなさそうですね!