掃除にまつわる英語表現をイメージするときに「これってなんていうんだろう?」とつい考えさせられてしまう単語や言い回しはありませんか?
身の回りをキレイにするということは生活の一部。もちろん、英語圏でも掃除に関する話題は日常会話のひとつとなります。そこで今回は、掃除方法や掃除道具にまつわる英語表現を集めてみました!
そもそも「掃除」は英語でなんという?
みなさんもご存知のとおり、掃除は英語で "Cleaning" です。
「掃除をする」というように動詞になる場合には "Clean" 、そして会話で使う場合には "Clean up" という表現をすることもあります。
また、部屋がちらかっている "Messy" 、こびりついたよごれが汚い "Dirty" など、掃除の対称にも異なる表現の仕方が存在します。詳しく見ていきましょう。
よごれの種類に関する英語表現
カビやしみなど、「汚れ」と言ってもその種類は様々。そして汚れを落としたいときは、 "Remove the 〜" という表現がよく使われます。
- カビ :Mold
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【例】 I have to remove the black mold.
「黒ずんだカビの掃除をしなくちゃ」
- シミ : Stain
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【例】Let’s use some soda water to remove the stain.
「しみは炭酸で落とそう」
- ちらかり : Mess
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【例】What a mess!
「なんてちらかっているの!」
- ホコリ : Dust
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【例】 I will dust the entire house today!
「今日は家中のホコリ掃除をします!」
- 油汚れ : Gunk
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【例】How do you remove the greasy gunk from this oven?
「このオーブンのベタベタ油汚れをどうやって落とすんだい?」
- 詰まり : Clog
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【例】The sink is clogged with my hair…
「私の髪の毛で洗面台が詰まっちゃった…」
この他にも、よごれのタイプやよごれ方を表現する英単語として、 "Slimy" (ぬるぬる)、 "Sticky" (べとべと)、 "Crusty" (かぴかぴ)、 "Crumbly" (ぼろぼろ)、 "Unsanitary" (不衛生)などがあります。
掃除道具を使った英語表現
続いては、それぞれの汚れに適切な掃除道具のチョイスです。使用する掃除道具は、日本とさほど変わりはありません。
ちなみに、ゴミに対する表現や、ほこりを払うときに使われる単語が、全てひっくるめて "Dust" と言います。また、中には文章内で掃除道具の名前が動詞に変化するという単語もあります。名詞と動詞で使い分けられるところに注目です。
- ほうき : Broom
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【例】Hold the broom stick tight when you sweep.
「しっかりとほうきの柄を持って掃いてね」
- ちりとり : Dustpan
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【例】This dustpan is so dusty.
「このちりとりはホコリまみれだ」
- はたき : Duster
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【例】Shall I dust the lamp?
「ランプにはたきをかけましょうか?」
- モップ : Mop
-
【例】Please mop the floor.
「床のモップがけをお願いします」
- 掃除機 : Vacuum
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【例】I am vacuuming your room right now.
「今あなたの部屋に掃除機をかけているところ」
- ぞうきん : Cloth
-
【例】Wipe the floor with a cloth, and hang it outside when you are done.
「床のぞうきんがけをして、終わったら外に干しておいてね」
- スポンジ : Sponge
-
【例】Put some soap on the sponge.
「スポンジに石けんをつけて」
- ゴム手袋 : Rubber Gloves
-
【例】These rubber gloves have holes!
「このゴム手、穴があいてる!」
- ブリーチ : Bleach
-
【例】I hope that I can bleach it out.
「ブリーチで落ちるといいんだけど」
- ゴミ箱 : Trash Can / Garbage Can / Garbage Box
-
【例】The trash can is full.
「ゴミ箱がいっぱいになった」
- 洗剤 : Detergent
-
【例】Let’s use the detergent to clean the plates.
「洗剤を使ってお皿を洗おう」
洗剤は、 "Laundry Detergent" (洗濯洗剤)、 "Dish Detergent" (食器洗剤)、 "Detergent Sanitizer" (洗浄剤)など、色々な場で登場する掃除の単語です。もちろん "Detergent" の代わりに "Soap" (石けん)でもOK。
掃除の仕方に関する英語表現
最後は、掃除方法についての英語表現。道具同様、場所や方法によって様々な表現がなされます。
- 掃く : Sweep
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【例】Sweep the floor.
「床を掃く」
- 磨く : Polish
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【例】Maybe it is time to polish your shoes.
「そろそろ靴を磨いたほうがいいよ」
- こすり洗い : Scrub
-
【例】Scrub the bathtub hard.
「バスタブのこすり洗いはごしごしと」
- 水洗い : Wash
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【例】I will wash the dishes.
「食器洗いをしておくね」
- ワックスがけ : Wax
-
【例】It is necessary to wax the car.
「車のワックスがけが必要です」
- 拭く : Wipe
-
【例】Wipe the table after dinner.
「夕食の後にテーブルを拭く」
- 洗濯 : Laundry
-
【例】Is this regular laundry, or should it be dry cleaned?
「これは普通の洗濯?それともドライクリーニングにする?」
- 吸い取り : Vacuum
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【例】Vacuum underneath the couch.
「カウチの下に掃除機をかける」
- 片付ける : Tidy up
-
【例】Tidy up your room!
「部屋を片付けなさい!」
- 消臭 : Deodorize
-
【例】It smells funny. I will deodorize this room.
「おかしな匂い。この部屋の消臭をします」
- 殺菌 : Sanitize
-
【例】Sanitize the cutting board.
「まな板を殺菌する」
おわりに
掃除に関する表現をおさらいすると、こんなにたくさんの掃除道具や方法があったんだ、と改めて驚いてしまいます。日本語でも英語でも、きれいを保つという行いは共通の習慣ですね。
そういえば、うちにあるキッチンストーブの隙間がしばらく手つかずでした。そろそろ掃除にとりかからないと…。
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