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【文法】be動詞+副詞を徹底攻略!I’m offなど前置詞と副詞の使い分け

【文法】be動詞+副詞を徹底攻略!I’m offなど前置詞と副詞の使い分け

【be動詞+副詞】の文章、使っていますか?

と、いきなり言われても何のことかよく分かりませんよね。副詞と言えば “slowly” や “now”、“very” や “often” といったものを連想するかもしれません。

でも実は、会話の中に意外とよく登場するのが “I'm off.” のような、一見しただけではちょっとわかりづらい【be動詞+副詞】の文章なんです。

ネイティブが会話でとてもよく使う、便利な【be動詞+副詞】をマスターしましょう!

まずはおさらい!be動詞と副詞

be動詞と副詞

【be動詞+副詞】の文章を解説する前に、まずはbe動詞とは?副詞とは?からおさらいしてみましょう。

be動詞って?

動詞とは、大きく分けると①一般動詞と②be動詞の2つに分類されます。

①の【一般動詞】とは “like(好き)” “study(勉強する)” “know(知っている)” など動作や状態を表す動詞で、例を挙げるときりがないほどたくさんあります。

それに対して、今回のテーマである②の【be動詞】はとてもシンプルです。簡単に言ってしまうと、“is, am, are, was, were, been” が【be動詞】と呼ばれるもので、存在・状態などを表す場合に使われます。

副詞って?

【副詞】とは文章の中のほかの要素を修飾するために使われるものです。もっと具体的に言えば、名詞以外なんでも修飾できるのが副詞です(※名詞を修飾するのは形容詞)。

実際に使われている例を挙げてみましょう。以下の文章のオレンジ部分が副詞です。

I walked slowly.

「私はゆっくり歩いた」

I'm busy now.

「私は今忙しいです」

She is very beautiful.

「彼女はとても美しい」

なんとなくイメージできましたか?
でも、今回登場のテーマで紹介する副詞は、これとは少し違うんです。

前置詞?それとも副詞?

今回紹介したいのは、副詞は副詞でも【方位副詞】と呼ばれるものです。名称だけで頭が痛くなりそうですが、実は皆さんも知っている単語ばかりなんです。

試しに、どんなものが当てはまるのか挙げてみると…

方位副詞
in, on, off, out, up, down, back, away

などなど。まさに方位を表す簡単な単語ばかりですよね。

でも、「“in” とか “on” とかって【前置詞】じゃないの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。

そうなんです、これらはどれも副詞としてだけではなく、前置詞や形容詞として使われることもあるんです。

そうなると、同じ単語が文中で副詞として使われているのか前置詞として使われているのかを見分けるのは難しそうですよね…。でも安心してください。これも簡単です。前置詞は必ず後ろに【名詞】がきます。例えば、“off” を例に説明してみましょう。

【前置詞の “off”】

This item is 20% off the full price.

「この商品は定価の20%引きです」

【副詞の “off”】

I'm off.

「もう行くね」

どちらにも “off” が使われていますが、上の文章では前置詞、下の文章では副詞になります。そして、よ~く見てください。“I'm off.” は【be動詞+副詞】のかたちになっていますね。

使ってみよう!【be動詞+副詞】

使ってみよう

では、実際にどんな【be動詞+副詞】がよく使われるのかを例文とともに見ていきましょう!

off

副詞の “off” には「(ある場所から)出発して」「休んで」という意味があります。

I'm off. -Ok, I'll see you tomorrow.

「もう行くね」「じゃ、また明日ね」

I'm off to work.

「仕事に行ってくるよ」

Are you off tomorrow? -No, I'm working tomorrow.

「明日は仕事休みなの?」「いや、明日は仕事なんだ」

in

副詞の “in” には「在宅して(出勤して)」「到着して」という意味があります。

Is John in yet? -No, he isn't in yet.

「ジョンさんはもう出勤していますか?」「いいえ、まだ来ていません」

This news is just in.

「(ニュース番組で)今入ってきたニュースです」

out

副詞の “out” は “in” とは反対に「外出して」「出て、現れて」という意味があります。

Sam is out all day.

「サムは一日中外出しています」

Is Kate there? -No,she’s out for lunch now.

「(電話で)ケイトはいますか?」「彼女は今、昼食に出ています」

The sun is out! Let's have a picnic.

「太陽が出てるよ。ピクニックしようよ」

on

副詞の “on” は「作動して」「上映中で」という意味でよく使われます。

I came home to find that all the lights were on.

「家に帰ってきたら電気が全部点いていた」

Do you want to go to the movies? -What's on?

「映画見に行かない?」「何がやってるの?」

back

副詞の “back” には「戻って」という意味があります。この副詞の “back” はよく知られていますよね。

I'll be back soon.

「すぐに戻ってきます」

The Tsukimi-burger is back!!

「あの月見バーガーが帰ってきた!!」

※マクドナルドの広告より

up

副詞の “up” はbe動詞とともに使われると「上へ」だけではなく「(物事が)起こって」「(時間が)尽きて」「目覚めて」といったさまざまな意味を持ちます。

Hey Max, what's up? -Hey, what's up?

「やあマックス、最近どう?」「よう!そっちはどうだい?」

Five seconds left. Four, three, two, one. Time's up!

「あと5秒!4, 3, 2, 1。はい、そこまで!」

Are you alright? You seem a bit tired. -I'm fine. I was up late last night.

「大丈夫?ちょっと疲れてそうだけど」「大丈夫だよ。昨日遅くまで起きてたんだ」

down

副詞の “down” には「下へ」という意味だけではなく「故障して」「(病気で)寝込んで」という意味もあります。

The internet has been down for a few hours.

「インターネットがここ数時間ダウンしている」

I was down with flu last week.

「先週はインフルエンザで寝込んでたんだよ」

away

“away” は「離れて」「遠くへ」を表す副詞として使われるだけでなく、be動詞と共に使えば「不在で」という意味にもなり、ビジネスでもよく使われます。

Christmas is only a week away and there is still so much to do!

「クリスマスまで1週間しかないのに、まだやることが山盛りだわ」

I'll be away for a week from tomorrow.

「明日から一週間不在にします」

会話に頻出のフレーズ!

会話に頻出のフレーズ

会話でよく使われるのは、ここまで紹介してきた単語一つで表す【be動詞+副詞】だけではなく【be動詞+フレーズ】もあります。最後に、特に覚えておきたい3つを厳選して紹介しましょう。

Hi! What are you up to? -Not much.

「やあ、何してるの?」「特になにも」

“What are you up to?” は誰かに会った時のカジュアルなあいさつとしてとてもよく使われます。「何してるの?」や「最近どうしてるの?」だけでなく、予定を尋ねる時に “What are you up to tonight?(今夜何してる?)” のようにも使われます。

Where would you like to go for dinner? -It's all up to you.

「夜ご飯、どこに行きたい?」「君に任せるよ」

“be up to ~*(*~には人が入ります)” で「~次第で」「~に任せて」を表します。決定権や義務・責任は~にありますというニュアンスになります。

Where are you? -I'm about to leave the office.

「今どこにいるの?」「今まさにオフィスを出ようとしてるところだよ」

“be about to ~” は「今まさに~しようとして」「~するところで」を表します。話している時点ですでに~しかかっているという、とても近い未来のことを表現する時に使われます。

まとめ

今回の【be動詞+副詞】の使い方、いかがでしたか?

私がニュージーランドで暮らすようになって実感したことは、ネイティブは案外簡単な単語を使って会話をしている、ということです。特に日常のちょっとした会話はとてもシンプルな表現だけで成り立っていると言っても過言ではありません。

今回紹介した副詞も、単語自体はほとんどの方がご存知のものばかりだと思います。あとは、どうやって使いこなすかです。シンプルな表現を上手に使って会話上手を目指しましょう!
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