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Hello! の後はどう話を繋げる?英会話が弾む話出しフレーズ5選

Hello! の後はどう話を繋げる?英会話が弾む話出しフレーズ5選

“Hey, what’s up guys?”
“I heard it’s pretty hot in Japan nowadays. Just make sure to have enough water here and there, OK?”

というわけで、Q.と言います。夏ですね!日本は例によってとても暑いと聞いています。こまめに水を摂って、元気に過ごしましょう!

沈黙が罪悪感になっていませんか?

さて突然ですが、皆さんはネイティブスピーカーを前に、下の様な経験は無いでしょうか?

二言目が出ない

英語学習をしていても、一言"Hello, how are you?"とひねり出すにも勇気が要るもの。
それに集中しすぎて、二言目からが繋がらない…という事態です。
日本語でも、咄嗟に会話をはずませるのは、中々難しいものですが、それが英語になったら、さらに“楽しい会話”の難易度は跳ね上がってしまいますよね。

実際に僕自身も、今まで嫌というほど同様の経験をしてきました。
僕の場合、関西圏出身ということもあってでしょうか、とにかく会話中の無言の“間”が、拷問の様に感じます。強迫観念レベルです。

そうでなくとも、会話の中で相手を思いやる・気を利かすという感覚の根強い日本文化にとっては、テンポよく会話を進められず沈黙を作ってしまうのが、大きな罪悪感に感じてしまいがちです。

今回はそんなあなたに、会話をはずませるための話出しフレーズを5つご紹介します!

とっておき、会話をはずませる二言目表現5選!

会話をはずませる二言目表現

“Anything new? / Anything interesting?”
「最近何か面白いことあった?」

1. 大体乗り切れる魔法のフレーズ

とりあえず、大体これで乗りきれてしまうのがこちらのフレーズ。
一言で返されてしまう場合も多いですが、とりあえずその場しのぎ的に有効な一言のはず。
"You?"と聞き返される確率も高いので、何かしら自分も返答を用意しておきましょう。

典型な相手の返答例は、次のような感じです。

“Hmm, not too much. Just work, you know? Oh! But I am pretty excited that I will be going camping this weekend. How about you?”
「んー特には無いかな、仕事ばっかで。あ、でも週末はキャンプに行く予定してるから楽しみかな。君は?」

ひとしきり自分の話をしたら、こっちに話題を振り戻してくる様なことが多いと思います。自分が答えるときは、相手の言い方をなぞって言うといいでしょう。

2. 忙しくしてるの?

“Busy lately / as always?”
「(近頃/いつも通り)忙しくしてんの?」

こちらも多くの場を乗り切れる便利なフレーズ。
この一言で、その人を取り巻くイベント事に話題が進みやすいのと、「忙しく頑張っているみたいだね」というニュアンスが出すことができます。
これも一つ目と同様、とりあえず口にしやすい一言フレーズで、会話の展開も似たようなパターンになることが多いですね。

3. 見た目を褒めるフレーズ

“By the way, cool ___(例: t-shirt)___! Where did you get it?”
「ところでさ、その(例:Tシャツ)かわいいね!どこで買ったの?」

相手の見た目で気づくところがあったらこのフレーズがおすすめです。
ほめられると人はそのことについていい気分になって話したくなるので、そこにアプローチする一言。
上手くいくと、とても会話が弾みます。この一言に対して返ってくる反応は、例えば下の様なイメージでしょうか。

“Hey, thanks! Yah this one is my favourite. I got this at H&M last weekend.”
「ありがと!オレも気に入ってるよ。先週H&Mで買ったんだよ」

"Maybe I should check it out. (オレも行ってみようかな)"や、"I didn’t know they have that kind of clothes as well.(=H&Mでそんな服も売ってるなんて知らなかった)"など、自分も興味を持ったよ、ということがわかる反応が出来るとバッチリでしょう。

4. 直近のニュースを利用する

“By the way, did you hear about ___(例: Stephanie getting married)___?”
「ところでさ、(例:ステファニーが結婚するの)聞いた?」

“By the way

そういえば!と直近で知ったニュースを思い出したときに使いたいのがこちら。
相手がそれについて知らない場合もあるので、その場合は簡単に説明できる準備が必要かもしれませんが、ニュースが共通の話題なら結構話が盛り上がる一言。
できるだけ相手の知っていそうな話題をふるのがコツ。

相手が話題を知っている場合は"I know! It was so out-of-the-blue! (知ってる!突然すぎでしょ!)"など、話題に食いついてくることがほとんどでしょうし、知らない場合は"Hmm, I never heard of it. What about it?(んー…聞いたこと無いなぁ、どういう話?)"と、それについて説明してよ、という様な返答があるでしょう。

5. 週末に使える定番フレーズ

“Do you have any plan for this weekend?”
「週末は何するの?」

週末が近づくにつれ定番となる一言。
実際カナダでの生活では、「どんだけ週末楽しみやねん」と思うくらい話にあがります。
バーベキューや、パーティーなどの話題が上がったら、"Awesome, sounds so much fun!(いいじゃん、メチャ楽しそう!)"と乗っかっていくと盛り上がります。

逆に"Netflix"などとまったりめの返答が来たら、"What kind of movies do you like watching?(どんな映画を見るの?)"など聞き返して話を展開していきましょう。

「相手に話してもらう」ことがポイント

僕自身、英語が上達してくるまでは、たいていこのどれかのフレーズを相手に投げて、話出しから二言目までの沈黙をしのいできました。
もちろん、"Anything new?"と聞いたら"Not much"と一言で返されて、作戦通りに行かない場合も良くあります。
その場合は、上記5つのどれかを組み合わせて次の質問を投げていきます。

上記5つの表現で、最大のポイントは何とか「相手に話してもらう」ように切り返す点にあります。
自分の質問をキッカケに相手に、話し手になってもらうことで、沈黙ではなく、場に何らか流れを生み出すことが出来ます。
また、相手が返答しているのを聞きながら、相手の話し方やスピード、発音に慣れることも重要です。

ちなみに、僕の住む国カナダでは、ベタに天気の話をすることも結構多いのですが、これはお国柄なんだとか。

そもそも、彼らはそんなに沈黙を気にしていない

そもそも、彼らはそんなに沈黙を気にしていない

実際、二言目からの会話が続かないことを気にして、友達に聞いてみたことがあります。
その時、友達の衝撃的な返答は"Nah, just don’t worry about it too much. (そんな、全然気にしなくていいよ)"でした。は?オレが悩んでいたことは一体…

何でも彼らの感覚では「"How are you?"→"I’m good, you?"→"Pretty good"」といった一連の流れが言わば「挨拶セット」なんだとか。
よく考えてみるとそうですよね、挨拶する毎に会話をはずませる必要は無いんです。
いくらノリのいいイメージがあるネイティブスピーカーだとしても、毎度それでは疲れてしまいます。

実際に、知り合いと目が合って、すれ違いざまに"How are you?"と聞かれ、肩越しに"I’m doing good." と返答しながらフェードアウトするなんてことは、北米の生活ではよくあること。
日本語で言えば「おつかれー」と交わし合うくらいの感覚でいればいいんだと思います。

ちなみに、僕が生活しているのはカナダなので、これはカナディアンスタンダードが軸になったエピソードなのですが、とは言え、「気遣いな日本人が心配しすぎているだけなのかもな」と感じた瞬間でした。

さらに一歩先のコツ、相手の二言目まで想像して話そう!

最初のマンガ部分にも書いたように、一言目に勇気を振り絞りすぎて、二言目のことを全然考えてなかった!のような経験がある人は多いはずです。
挨拶だけでなく、カフェでの注文や、道を尋ねる時など、様々な場面でも同様に、「相手の反応まで予想して会話を切り出す」というのは、変な沈黙を回避するのにとても有効な手段です。

会話全体がどんな風に展開していくか、ある程度頭のなかに思い描いておけば、それに見合った表現や単語、返答のパターンなども思い浮かびやすくなります。
出たとこ勝負の"Hello!"と、先を見据えたそれでは、自分の中での準備も変わってくるわけです。

この反応予想をする際のポイントは、「自分が知らない表現や単語が返ってくるかもしれない事を予想しておく」ということです。
もちろん英語に関してわからないことの方が圧倒的に多い中で、それを毎回察して言葉を選んでくれるというエクストラに親切な人ばかりでも無いでしょう。(そもそもそれはリアリスティックな会話ではないですしね)

わからない事が出てくる前提で、それに対して、聞き返すのか、少し時間を貰って調べるのかなどの対策と、緊急回避の一言を持っておくだけで、会話に挑む際の安心感が全く違いますよ!

まとめ

会話はどの言語でも、相手がいて初めて成り立つものです。
日本の典型的な英語学習の方法では、この「相手との掛け合い」の部分は練習しづらいかもしれないですが、それを想定しながら普段の勉強をすると、学習効果の程も変わってくるのではないかと思います!
また、日常生活では英語を話す機会がないという方には、時間と場所を選ばず出来るオンラインレッスンなどもおすすめです。相手の意図も考えに入れながら、楽しく会話を進めましょう!

それでは、until next time.
Peace!