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コピペでOK! 海外の通販サイトへの問い合わせに役立つ英語表現

コピペでOK! 海外の通販サイトへの問い合わせに役立つ英語表現

海外のインターネット通販を利用したことはありますか?

相手が信頼できる会社であれば、日本では手に入らないものを買うことができたり、日本よりも安く買えるものもあったりして、使い方によってはとっても便利です。

でも、ちょっとした問い合わせをしたい場合や何か問題があった場合に、英語でメールのやり取りをしないといけないのが面倒ですよね。そのせいで何となく敬遠してしまう、という気持ちも分かります。

そこで、今回はそのままコピペして使える、海外の通販サイトを利用する時に役立つ英語表現を紹介したいと思います!

問い合わせメールを英語で書くときの5つのポイント

1. 要点は簡潔にまとめる

海外の通販サイトに限らず、問い合わせメールには導入の挨拶のような表現は特に必要ありませんし、難しい文法表現にこだわる必要もありません。

それよりも、相手が読んで用件が簡潔に分かるように要点をまとめるなど、シンプルで分かりやすい内容を心がけましょう。

2. 要望をハッキリと伝える

相手に何かをしてもらいたい場合には、要望をハッキリと伝えることが大切です。

例えば「届いた商品が壊れていました」だけではなく、「交換して欲しい」のか「新しいものを送って欲しい」のか「返品したい」のか、返品する場合には「返金して欲しい」という旨もしっかりと伝える必要があります。

日本で通用する「こう言ったら相手はこうしてくれるだろう」という暗黙の了解みたいなものは海外では全く通じないと思っておきましょう。何事も言葉で伝えなければ伝わりません。

3. 少しだけ言葉選びも大切

要望をハッキリ伝えるといっても、丁寧な言い方かどうかも気になるところだと思います。通販サイトの問い合わせメールはビジネスレターほど丁寧な表現をする必要もありませんが、一つだけ気をつけたいポイントがあります。

それは主語に "You" を使いすぎないこと。例えば、メールの返事が来ない場合には "You haven’t replied" ではなく "I haven’t heard from you" のようにすることで、印象がぐっと和らぎます。文章を "You" で始めてしまいがちな人は気をつけましょう。

4. 日付の書き方にもひと工夫

問い合わせの際には「購入した日付」が必要になることも多いです。日本では日付は「年/月/日」と表記しますが、海外では日付の書き方が違うことを知っておきましょう。

アメリカ英語圏では「月/日/年」、イギリス英語圏では「日/月/年」というのが一般的ですが、相手にも分かりやすいように、「月」については数字ではなく"January" のようにアルファベットで書く習慣をつけましょう。

5. 履歴を残してメールのやりとりをする

これは英語での問い合わせメールに限ったことではありませんが、やりとりの履歴を毎回残して返信するようにしましょう。

いつも同じ相手が対応するとは限らないので、これまでのやりとりの履歴を見れば誰でも必要な情報(オーダー番号など)を把握できるようにしておかないと、状況が分かりにくいというだけで後回しにされるケースもあります。

問い合わせメールを英語で書くときの構成

問い合わせメールを英語で書くときの構成

英語で問い合わせメールを書くとなると、何からどう書いたらいいのか分からない人も多いのではないかと思います。そんな場合は下記の構成を参考にしてみてください

今回は手紙ではなくメールなので、それほど改まった表現を使う必要はありません。さらに問い合わせのメールとなると、上述したようにほぼ用件のみのシンプルなもので大丈夫です。

書き出し

"Hi"、"Hello" という簡単なものでOKです。"Dear Sir/Madam" はちょっと大げさすぎるのであまり使いません。担当者の名前がわかれば "Hi John" のように名前を入れるといいですね。

内容

何についてのメールなのかをまず簡潔に述べて、その後に状況の説明や具体的にどうしたいのか、またはどうして欲しいのかを書きます。そして最後に "I look forward to hearing from you soon.(お返事お待ちしております)" と入れて、文章を締めくくります。

結びの言葉

"Regards"、"Kind regards" が多く使われます。その下に自分の名前を入れましょう。日本語のメールでいう「何卒宜しくお願いします」といったニュアンスです。

"Sincerely yours"、"Yours sincerely" などは日本語でいう「敬具」といったニュアンスとしてフォーマルな手紙などで使うため、ここでは使いません。

問い合わせメールを英語で書くときに使えるフレーズ
(シチュエーション別)

英語で問い合わせメールを書く時に使えるフレーズ

それでは、実際の問い合わせで使えるフレーズをシチュエーション別に見ていきましょう。

まずは【購入前の問い合わせ】で役立つ表現、その後に【購入後の問い合わせ】で役立つ表現をお届けします。

購入前の問い合わせ

ここでは、実際に購入する前に想定される「商品・在庫についての問い合わせ」「発送(海外発送)についての問い合わせ」の表現を紹介します。

まずは問い合わせのメールであることを知らせる

まず書き出しとして、そのメールが問い合わせであることを明らかにしましょう。その際に使える表現としては、以下があります。

I would like to inquire about ◯◯.

「◯◯について問い合わせたいのですが」

I just wanted to inquire about ◯◯.

「◯◯について問い合わせたいのですが」

This is an inquiry about ◯◯.

「◯◯についての問い合わせです」

"inquire" は "ask" よりも少し堅い言葉で「問い合わせる」という場合によく使われ、その名詞が "inquiry" です(イギリス英語では "enquire"、"enquiry" となります)。

◯◯には具体的な商品名を入れてもいいですし、"the price of ◯◯(◯◯の値段)"や"the shipping cost for ◯◯(◯◯の送料)"なんかも使えます。

商品・在庫についての問い合わせ

ウェブサイトでは "out of stock(在庫切れ)" となっていても、問い合わせてみると在庫があったり、次の入荷がいつなのかを教えてくれることもあります。

また、違う色やサイズが欲しい場合にも、ダメもとで問い合わせてみてもいいかもしれません。サイトに載っていないだけで、意外と買えちゃったりすることもあるんです。

Does it (Do they) come in any other colors/sizes?

「他の色/サイズはありますか?」

Do you have ◯◯ in stock?

「◯◯の在庫はありますか?」

Do you know if it will become available again?

「次の入荷があるか分かりますか?」

Do you know when it will become available again?

「次の入荷はいつか分かりますか?」

Could you email me when it comes in?

「入荷したらメールをもらえますか?」

Could you let me know when it's available again?

「再入荷したら連絡をもらえますか?」

発送についての問い合わせ

海外の通販サイトを利用する際に一番気になるのが「日本に発送してくれるのか」「送料はいくらなのか」ですよね。

海外への送料はウェブサイトに明記されていない場合も多いので、購入前にメールで問い合わせるのが確実です。

Do you ship to Japan?

「日本への発送はしていますか」?

Would you ship to Japan?

「日本への発送はしてもらえますか?」

What's the shipping cost to Japan?

「日本への発送はいくらですか?」

How much will it cost to ship ◯◯ to Japan?

「◯◯を日本へ発送するのにいくらかかりますか?」

How quickly do you ship?

「どれくらい早く発送してもらえますか」?

How long will it take to ship to Japan?

「日本への発送はどれぐらい日数がかかりますか?」

問い合わせメールへの返事が来ない

問い合わせメールを送ったのに全然返事がない、ということはそれほど珍しいことでもありません。そのまま待っていても永遠に返事が来ない可能性もあるので先方に確認してみましょう。

I emailed you about a week ago but haven't heard from you.

「一週間ほど前にメールを送ったのですが返事をもらっていません」

I just wanted to check if you received my email regarding ◯◯.

「◯◯について私が送ったメールを受け取ったか確認したいのですが」

I would like to check if you received the email I sent you about a week ago via your website.

「貴社のサイトから1週間ほど前に送ったメールを受け取ったか確認したいのですが」

購入後の問い合わせ

購入後に英語で問い合わせするときのフレーズ

海外の通販サイトを利用する不安要素の一つに「無事にちゃんと届くのか」がありますよね。ネットで購入したものの連絡が来ない、商品がなかなか届かない、違うものや不良品が届いた、といった様々なケースが想定されます。

連絡が来ない

オンラインで購入した場合、何らかの確認メールが届くはずです。少し待ってみてもまだ連絡が来ない場合は、できるだけ早めに先方にコンタクトを取りましょう

遅くなればなるほど先方も確認しづらくなるので「急かしてるようでカンジ悪いかな……」などと思わずにメールで問い合わせてみましょう。

I just wanted to check if you received my order.

「私の注文を受け取ったか確認したいのですが」

I purchased ◯◯ on/from/via your website on 日付, but unfortunately I haven’t heard from you yet.

「◯◯という商品を△月△日に買ったのですが、残念ながらまだ連絡がありません」

I purchased ◯◯ on/from/via your website on 日付, but I haven't heard back yet.

「◯◯という商品を△月△日に買ったのですが、まだ連絡がありません」

Could you please check this and get back to me at your earliest convenience?

「確認してなるべく早く折り返しご連絡いただけますか?」

I would appreciate it if you could get back to me at your earliest convenience.

「出来るだけ早くお返事いただけるとありがたいです」

商品が届かない

海外発送の場合、多少の日数がかかるのは覚悟していても、待てど暮らせど商品が届かないとなると、何か問題が起きているのかもしれません。

「あれ、遅いな?」と思ったら、とりあえず問い合わせてみましょう。事前に荷物の追跡番号(tracking number)をもらっておくと、自分で配送状況が確認できるので便利ですよ。

I purchased ◯◯ on/from/via your website on 日付, but it hasn't arrived yet.

「△月△日に◯◯を御社のサイトで購入したのですが、まだ届きません」

Has my order been shipped/dispatched yet?

「私の注文はもう出荷されましたか?」

Could you give me a tracking number for my order?

「私の荷物の追跡番号を教えてもらえますか?」

Could you let me know the status of the delivery?

「配送状況を教えてもらえますか?」

Please let me know when I can expect to receive the item.

「いつ頃手元に届くのかお知らせ下さい」

I would appreciate it if you could get back to me at your earliest convenience.

「出来るだけ早くお返事いただけるとありがたいです」

キャンセルしたい

購入時のキャンセルポリシー(cancellation policy)にもよりますが、発送前ならキャンセルできる場合があります。
理由を述べて、キャンセルの旨を伝えましょう。オーダー番号を伝えるのを忘れずに。

I would like to cancel my order #123456.

「オーダー番号123456の注文をキャンセルしたいです」

〜 as I've changed my mind.

「気が変わったので、〜」

〜 as I accidentally ordered it twice.

「間違えて2回注文してしまったので、〜」

〜 as I made the wrong purchase.

「間違えて購入したので、〜」

〜 as I've waited so long

「時間がかかりすぎているので、〜」

違うものが届いた

ようやく届いたと思ったら、注文したのとは違うものが入っていた……なんていう可能性もあります。

I have received the wrong item/size/color.

「違うもの/サイズ/色が届きました」

I ordered ◯◯ but I have received ×× instead.

「◯◯を注文したのに××が届きました」

Please replace it with the correct item.

「正しいものと交換して下さい」

Please advise me what to do next.

「どうすればよいかお知らせ下さい」

返品について

海外から商品を購入する場合、日本の通販ほどキレイに梱包されていなかったりして、届いた時にすでに商品の状態が悪いということもあります。

手元に商品が届いたら、まずは開封してチェックしてみましょう。

I have received my order but would like to return it.

「商品を受け取りましたが返品したいです」

〜 as it's damaged.

「ダメージがあったので、〜」

〜 as it's faulty.

「欠陥があるので、〜」

〜 as it's not what I ordered.

「注文した物と違うので、〜」
※返品する際には「返金して欲しい」とハッキリ書くことが大切です。

I would like to return it for a refund.

「返品するので返金して下さい」

まとめ

海外の通販サイトに英語で問い合わせメールを書くのは何だか大変だし、面倒くさいと思いがちですが、今回紹介したようなシンプルな表現で十分です。また、文法を少しくらい間違えていても大した問題にはなりません。

それよりも気をつけたいのは、商品がなかなか届かないなどのトラブルが起きた時に感情に任せてメールを書いたりしないことです。こちらの言いたいことをハッキリ書くと言っても、感情的に書くということではありません。何が起きているからどうして欲しいのか、こちらの要望が相手に伝わるメールを冷静に簡潔に書くように心がけましょう

そして、海外の通販サイトを利用する際に何よりも大事なのは、信頼できる会社から買うということです。ショッピングサイトのセキュリティーも確認しておきましょう。クレジットカード情報をメールで送って欲しい、というような会社とは取引しないようにしましょうね。