DMM英会話 ブログ 英語でつながる インタビュー

生まれ育った街・横浜で飲食店を経営する齋藤成穂さんの【DMM英会話のある生活 Vol.4】

生まれ育った街・横浜で飲食店を経営する齋藤成穂さんの【DMM英会話のある生活 Vol.4】

160年前の開港以来、港町として栄えてきた神奈川県・横浜。

訪日観光客から人気のエリアでありながら、外国人居住者が多い街としても知られています。

今回の『DMM英会話のある生活』でスポットをあてたのは、生まれ育った街・横浜で、学生時代からの夢であった飲食店を複数店舗経営する齋藤成穂さん。

仕事として、また趣味の旅行先として、定期的に訪れる海外でよりよい英語コミュニケーションを取れるよう、仕事で忙しい日々の合間を縫ってレッスンを受講されています。そんな齋藤さんの1日に密着しました。

齋藤成穂さんの1日

8:00 起床、スケジュールの確認

経営者という立場上、現場に出るというよりは、管理職としての仕事や事務作業がメインの齋藤さん。日によって1日のタイムスケジュールは異なるようだが、家族の朝支度とともに行動を開始することが多いそう。

齋藤さん

「決まったルーティーンで動いているわけじゃないので、24時間受講できるDMM英会話は自分のライフスタイルにフィットしていますね。レッスンも直前に予約することがほとんどです。

初めてオンラインレッスンを受けたときは『すごい時代が来たな!』と思いました(笑)。『こんなことできちゃうんだ』って。自分のライフスタイル的に、英語より仕事を優先しないといけない場面が多いので、時間を有効に使えるDMM英会話はありがたいですね

なぜ英語学習を始めたのでしょうか。また、もともとの英語レベルはどれくらいだったのでしょうか。

齋藤さん

「もともと海外に行くのが好きで、大学時代に単身でヨーロッパに行ったり、大好きだったレゲェ音楽の本場であるジャマイカに行ったりしていたんです。社会人になってからはアメリカばかり行っていますが。

英語に関しては、学校英語しかやっていなかったのでほとんど喋れなかったのですが、強引に海外に行って英語を使ううちに、なんとなくコミュニケーションを取れるようにはなるんです。でも、次の旅行までに半年とか1年とか間が空いてしまうと、全然喋れなくなるというか、また1から…みたいな感覚があって。

そんな風に悩んでいたタイミングでDMM英会話の存在を知って始めました。今は頻繁に受けているわけじゃないんですけど、時間があるときに受けることで、"英語を話す感覚"を次の旅行まで繋いでおける感覚がありますね」

11:00 レッスンを受講

英語のスキルアップというよりは、来たるべき海外渡航に向けての肩慣らしとして、DMM英会話レッスンを受講している齋藤さんに、レッスンスタイルについて質問してみました。

齋藤さん

「教材に沿ってやっていたのは最初の数ヶ月だけで、あとはフリートークがメインです。常にある程度喋れるようにしておきたいので、話すことを重視していますね。

フリートークメインなので特に予習復習はしません。英語を学習している時間も1日の中で、レッスン前後の数分を合わせた30分程度なんです。語彙や文法学習などもまたやらなきゃなとは思っていますが」

実際のレッスンの様子を見させていただいたところ、終始会話が途切れることなく、25分があっという間に過ぎた印象を受けました。

特に英語初級中級者にとっては、沈黙が続いてしまったり、思うように話が盛り上がらなかったり、なかなかハードルが高いとされるフリートーク。うまくやるコツについて聞いてみると。

齋藤さん

「なんとなくですけど、そのときそのときで会話の内容を考えておくようにしています。フィリピンの先生だと『エリアどこなのかな』とか、ジャマイカの先生なら音楽のこととか、事前に共通点や広げられるポイントを探っておくんです。

対日本人とのコミュニケーションもそうですけど、距離がある人と話すとき、特にはじめましての人と話すときは、事前にいくつか内容を考えておく意識を普段から持つようにしています。2〜3分だけでも頭の中でイマジネーションしておくと違いますよ」

13:00 店舗へ移動し仕事

横浜・*野毛で『和』をテーマにした一軒家ダイニング『KULA KULA Dining』、日本酒に特化したバル『hanasaku』、このエリアでは珍しいメキシカンスタイルレストラン『AFRO TACOS』の3店舗を経営する齋藤さん。

取材の当日は『AFRO TACOS』でお仕事があるということで、同行させていただくことに。移動中の車内で、お仕事やバックグラウンドについてこんな風に話してくれました。

【*野毛について】
桜木町駅近く。100店舗以上の居酒屋が軒を連ねる野毛商店街は、横浜一の飲屋街と言われている。古くから親しまれているお店も多く、レトロな雰囲気を残すディープなエリア。

齋藤さん

「大学時代に『飲食店を経営をしたい』と思うようになり、卒業後は新卒で就職という道は選ばずに飲食業界に飛び込みました。『20代のうちに借金をしないで起業する』というのを目標に、現在の共同経営者である高校の同級生と共通の銀行口座を作って2人でお金を貯め始めたんです。

そして28歳のときに、1000万円くらいのお金を貯めることができ、その資金で飲食店をオープンしました。そこから3店舗に増え、今年中にあと2店舗を展開予定です。また来年に、ワイン醸造の仕事も始めるので、資格を取るなど準備を進めています」

若くして目標を立て、達成に向けて着実に歩みを進めてきた齋藤さんに、その原動力について伺うと。

齋藤さん

「二十歳のときに、いわゆるチェーンの居酒屋ではない地元のバーと出会って、『自分の城みたいなものを持てるって素敵だなぁ』と思ったのがきっかけです。結果的には、当時想像していたものとは全然別のものをやっているんですけどね」

▲取材させていただいたメキシカンレストラン『AFRO TACOS』の店内の様子

また、横浜という街でお店を展開する理由についても聞いてみました。

齋藤さん

「震災時とか、めちゃくちゃ悩んだりブレていた時期がありましたよ。『どっかに越すべきなのか』って考えたり。

でも僕の場合は、横浜に家もあってお店もあって、この街の中に生活自体が溶け込んでしまっているし、やっぱりすごいお世話になってきた街なんです。なので、その中で自分たちが飲食店としてビジネスの一端を担って、それが次に繋がっていくといいなあと思っています

16:00 打ち合わせ、社内ミーティング

店舗に着くとスタッフの方に指示を出したり、電話やチャットを使ってオンラインで打ち合わせやミーティングをこなす齋藤さん。

普段の生活の中で英語が必要なシーンについて聞いてみると、特にこちらのメキシカン料理の店舗では、いきなり英語で予約の電話がかかってくることもあるそう。

横浜という土地柄、またメキシカン料理という性質上、海外からのお客様も多いのだとか。そこで、スタッフの方たちの英語事情も聞いてみました。

齋藤さん

「帰国子女のようなバイリンガルのスタッフも働いていますが、一方で、『お店がインスタ映えするから』という理由でうちにアルバイトとして入ってきてくれる子もいます。その中には、働きだしてから『英語喋れないしどうしよう』と英語の必要性に気付き、うちで働いたことをきっかけに留学へ旅立った子も3人くらいいるんです。

そういう風に人生観が変わるきっかけになる場所って自分にもあったし、誰にでも絶対あると思うんです。それがいい起点になるのか悪い起点になるのかはわからないですけど、人の人生に影響するようなターニングポイントになれるというのは嬉しいですね

18:00 取引先と食事

▲齋藤さんが飲食店を展開する野毛の飲屋街

00:00 帰宅

1日の仕事を終えて帰宅後は、趣味で集めているレコードや本に囲まれたこだわりのベースメントで、音楽を聞いたり料理関係の本を読んで過ごすことが多いそう。

日々のDMM英会話レッスンに加え、定期的に海外を訪れる齋藤さん。英語に関するエピソードを聞くと、こんな風に話してくれました。

齋藤さん

「海外に1人で行くことも多いんですけど、以前は空港でトイレの場所を聞いたり、レストランでオーダーしたり、機械的なやりとりがほとんどでした。

でもレッスンを受講するようになってからは、例えば去年、仕事でロサンゼルスのワイナリーを見学したんですけど、チームメンバーが何を言っているのかを理解することができましたし、たどたどしいながらも伝えたいことを英語で円滑に伝えることができました。そのときはすごい嬉しかったですね!

今は、海外で出会った人を食事に誘って、カジュアルに英語コミュニケーションを楽しめるようになることが目標です!」

また、反対に悔しかった経験や課題点について聞いてみると。

齋藤さん

「レッスンの中の話で言うと、カメラなしで音声のみのやり取りしかできない電波状況になったりすると、途端に聞き取りにくくなったりするんです。

おそらく普段はスクリーン上の相手の表情を見て、ある程度何を言っているのか理解したり流れを汲んだりしているんだと思いますが、音声のみになると思うようにコミュニケーションが取れなくて。そういった瞬間は悔しさを感じますね

2:00 就寝

最後に、齋藤さんが語ってくれた「10年計画」のお話が興味深かったので、ここで紹介させてください。

現在、30代終盤に差し掛かっている齋藤さんは、30代の目標として、仕事面ではワイナリーの開設、プライベートではホノルルマラソン完走を掲げています。

齋藤さん

「10年ごとに仕事とプライベートの目標を作っているんです。『いつか行きたい!やりたい!自己実現したい!』って言っていても、その『いつか』ってだいだい叶わないじゃないですか。でも『10年』って決めると、できるんじゃないかなって思うんですよね。

そう考えるようになったきっかけとして、29歳でバイク事故を起こしてるんです。それを機に、それまではなんとなくイメージしていた『死』を具体的に意識するようになったんです。『やれることをやれるときにやっておかないとな』って。

でも『明日死ぬかも』だとといろんなことが適当になりすぎると思うので、10年で区切るとちょうどいいかなって。距離がわかると走り方がわかるというか。

振り返ると、20歳のときに『20代のうちにお店を出そう』というのを決めて動いていましたし、その目標がなかったら今こうしてお店を出せていないのかなと思ったり」

取材後記

目標を掲げ10年スパンで叶えていく。そしてまた次の10年の目標に向かって進んでいく。

齋藤さんが今見つめている目標を達成するための手段の一つとして、DMM英会話があるのかなと感じたインタビューでした。

「なんとなく英語を話せるようになりたい」

最初はその気持ちだけで頑張れても、時間の経過とともに学習する意味を見失うこともあるでしょう。

「何のために英語を話せるようになりたいのか」「英語を習得して何をしたいのか」、一度立ち止まって考えてみることで、進むべき道が見え、新たなエネルギーが湧いてくるかもしれません。