Mizuho
(更新)
中央アフリカ西部に位置するカメルーン。
サッカーの国際大会などで、国の名前はよく聞きますよね。でも、どんな国なのかは詳しくわからない、という方も多いのでは?
毎日どんなものを食べているの?
どう過ごしているの?
などなど、なかなか知ることのできないカメルーンのあれこれを、現地の講師たちに聞いてみました!
それではカメルーンの空気を感じてみましょう!
フランス語と英語の両方が公用語として認められているカメルーン。
実は、それぞれフランスとイギリスの植民地に、国内が分かれていた歴史があります。そのため、両国と関係がいまなお深く、1995年にはイギリス連合国にも加盟しています。
中心に黄色の星、そして緑、赤、黄色が均等に縦にあしらわれたカメルーンの国旗。これらの色は、汎アフリカ色と呼ばれ、アフリカ大陸の国々の国旗でよく使われているものです。
それぞれ、緑は国の南部に広がる森林を、黄色は光り輝く太陽と北部に広がるサバンナ、そして赤は両地域の団結と、耕作地帯を表しているそう。その中心で輝く星は、国の栄光を表しており、”star of unity”と呼ばれています。
Florine
DMM英会話講師
Ayuk
DMM英会話講師
Sama
DMM英会話講師
Raphael
DMM英会話講師
Edgar
DMM英会話講師
Mac
DMM英会話講師
Ayuk
朝食には、焼いた卵とPlantains(プランテン)に、紅茶とかジュースを合わせるわ。 プランテンは一見バナナに似ているのだけど、加熱調理して食べるの。
ランチとディナーには、私たちの伝統的な料理、例えばFufuやEru(エル),Ndole(ンドレ),Condre(コンドレ)などと、鶏肉や牛肉のシチュー、そしてご飯と合わせて食べることが多いわね。
Eruはカメルーンを代表する料理で、Eruという葉と野菜を煮込んだスープなの。Ndoleもスープ料理なのだけど、これはホウレンソウと少し苦味のある葉、ピーナッツを加えたもの。
Condreは、プランテンを肉や野菜と一緒に、辛い香辛料で煮詰めたものね。国の西の方でよく食べられるけど、今となっては国民的料理の一つだと思うわ。
Raphael
カメルーンでは朝食に焼いた卵と、お米かスパゲッティ、そしてパンと紅茶をとることが多いかな。ランチにはカメルーン料理をだいたい食べるね。
よく食べるカメルーン料理を挙げるなら、Achu(アチュ)とかEru、Fufu Corn and Njama-Njama(huckleberry vegetables)などかな。
Achuはスープ料理で、別名Yellow soupとも言われるくらい、真黄色のスープなんだ。よく練ったサトイモと一緒に食べるんだけど、いろいろなスパイスを組み合わせることで、黄色くなるんだよ。Fufu corn and Njama-Njamaは、huckleberryという葉物野菜と、パプリカやカイエンペッパーなどを一緒に炒めて、Fufuと一緒に食べる家庭料理。食べ始めたら止まらなくなるよ!
Edgar
僕の朝食はだいたいトウモロコシをおかゆ状にしたPapとパンとか、puff puff(パフパフ)っていうドーナッツのようなものを合わせて食べるね。
よく飲むお茶には、Fever grass teaっていうのがあるんだ。カメルーンではfever grassと呼ばれてるけど、世界のほかの地域ではレモングラスと呼ばれているみたいだね。このfever grassを煮て作るお茶なんだけど、消化にもいいし、リラックスできるし、オススメだよ。
Florine
私たちの国で観光するなら、Mount Cameroon(カメルーン山)は絶対に行かなければいけないところだと思うわ!
カメルーン山はギニア湾の近くにある活火山で、標高が4095mもあるの。アフリカでは一番高い山なんじゃないかしら。活火山ではあるけど、頂上まで登ることができるから、山登りが好きな人にはオススメよ。
Ayuk
首都から300kmくらい離れたKribiというところに、Lobe water fall (ローブ滝)という滝があるのだけど、これは海にそのまま流れ落ちているの。海にそのまま落ちる滝って、なかなか珍しいみたいよ。
あと北の方に、Waza National Parkという国立公園もあるわよ。もともとはゾウやキリン、レイヨウ、サルなどの動物を保護するために作られた公園なの。
広い範囲で土地が乾燥しているから、これらの動物がとっても見やすいのよ。特にゾウがたくさん見れることで知られていると思うわ。
Sama
カメルーンは、別名Africa Miniatureとも呼ばれていて、アフリカ大陸の全てが、この小さい国に詰まっていると言ってもいいくらいなんだ。その中でも、Mount CameroonとWaza National Parkは外しちゃいけない観光スポットだと思うよ。
Raphael
カメルーンは世界中のどこからやってきた人も、温かく迎え入れる国だよ。自然にも恵まれているし、アドベンチャーには最適さ。
僕はいつもLimbe wild life center and the botanical gardenをすすめるんだ。Botanical gardenでは、何千年も存在してきた植物を、ありのままの状態で見ることができるんだ。
自然とは一味違うけど、Bafut palace(バフット城)も行ってみるといいと思うよ。このお城はもともとフランスとイギリスが入植してくる前に、ドイツ人によって建てられたものなんだ。竹と木でできているから、一般的な「城」のイメージとはちょっと違うかも。
「カメルーンの人はハイキングをするのが好きなのですか?」
Florine
FESTACというイベントがあるのだけど、これはFestival of Arts and Cultureの略で、カメルーンだけじゃなくて近隣諸国から人々が集まって、文化交流をするの。いろいろな文化を経験することができるから、楽しいはずよ。
Edgar
カメルーン国内にはたくさんの部族がいて、その分文化も幅広く異なるんだ。僕は北西部のBali族出身なんだけど、そこではLelaというお祭りが行われるよ。
でも一番有名なのは、FESTACじゃないかな。文化の垣根を取り払ったイベントだからね。国中のいろいろな部族からアーティストが集まるし、パレードをしたり、音楽で盛り上がったりするんだ。あとは、Wouri川という川で、毎年Ngondo Festivalというお祭りも行われているよ。水中にある王国を訪れる、という昔からの伝統的なお祭りなんだ。
Mac
毎年5月20日は国民の休日なんだ。1972年の5月20日に、連邦制についての国民投票があって、連合共和国となることが決まったんだ。この日はみんなお祝いをするんだよ。
Ayuk
平日は子どもは学校へ行くし、大人は仕事へ行くわ。週末になったら子どもも大人も一緒に公園へ行って、楽しんでいるわね。休みの日は郊外へ行って、親戚を訪ねたり、ゆっくりとして過ごすことが多いと思う。
Sama
僕がいる南西部では、みんなとってもよく働くと思うよ。家に帰れば家族とゆっくりするのが日常さ。そんなに多くの休暇をもらうことは、ここではあまりないから、休暇がもらえたときは、副業に時間を費やすことが多いかな。
Raphael
ほかの国と同じように、朝8時から働き始めて、12時にお昼休憩、そして17時くらいに仕事を終えるよ。子どもたちの学校も同じようなスケジュールだね。休みの日には友達や家族に会いに行くんだ。長めの休暇が取れたら、違う地域へ旅行へ行ったりもするし、バーでワイワイしたりと、気ままに過ごすよ。
Edgar
週末は家族とゆっくり過ごすのがお決まりだね。日曜日に教会へ行く人もいれば、"Sunday Sharp" と呼ばれるサッカーの試合を見る人もいるよ。
Florine
うーん、サッカーが人気かもしれないわね。でも私はしないから、代わりにlawn tennis(ローンテニス)を友達と一緒にしているわ。
Ayuk
ここではサッカーが一番人気ね。私は卓球とローンテニスをするわ。どちらも、みんな休みの日にすることが多いスポーツね。
Raphael
カメルーンはやっぱりサッカーでよく知られていると思うよ。僕はサッカーもするし、草の上でするローンテニスもするよ。
Edgar
僕たちの国はサッカーに力を入れているんだ。アフリカのサッカー大会で5回も優勝しているからね。あとはバスケットボールとか、バレーボールが人気かなぁ。
Florine
みんな日本の人のことが大好きよ。
Ayuk
働き先として日本に興味を持つ人が多いわね。
Edgar
日本のテクノロジーってすごいよね。みんな日本車が大好きなんだ。
Mac
みんな日本が好きだね。特に、留学先として選ぶ人が多いよ。
Ayuk
『Dragon Ball Z』が有名だと思うわ。私自身も大好きなの。
Raphael
人気アニメと言えば『NARUTO』だよ。漫画でも手に入るし、テレビでも放送しているからね。
Edgar
『NARUTO』に『ONE PIECE』、『DEATH NOTE』が人気かなあ。僕はアニメよりゲームの方が好きで、『Dragon Ball Z』のゲームをよくするんだ。
Ayuk
一回も日本食を食べたことはないのだけど、いつか絶対に試してみたいわ。
Raphael
本格的な日本食を食べたことはないんだけど、似たようなものは食べたことがあるかも。
Mac
日本食を食べたことはないんだけど、寿司とか煮物、しゃぶしゃぶや納豆もいつか食べてみたいんだ!
Raphael
一つの国の中に、50以上もの言語(方言)を使う人たちがいる国ってなかなかないと思うよ。
Mac
カメルーンには、実は260の民族と言語が存在するよ。
Ayuk
アフリカの人たちが日本に行ってもみんな迎え入れてくれるのかしら?
Sama
日本での生活様式や、物事の見方とか知りたいな。あとはどんな人間関係をみんな持っているのかとかね。
Florine
みんな大好きよ!
Ayuk
DMM英会話は教材もたくさんあるし、英語学習には最適の方法だと思うわ!楽しめるはずよ!
Sama
意見交換やスキルをシェアすることで、みんなといい関係を築きたいな。
いかがでしたか?
編集部も講師たちの声によって、カメルーンがAfrica Minitureと呼ばれているのは初めて知りました。
広大な国土の中に、さまざまな気候と地形があるため、多様性に富んでいるそう。そのために、アフリカのいろいろな一面を凝縮して、一つの国の中で見ることができるのですね。
260もの民族があるカメルーン。それぞれの民族によっても文化が異なるようなので、ぜひいろいろなカメルーンの先生とのレッスンを受講して、多様性を実感してみてはいかがでしょうか。