Kurumi
(更新)
突然ですが、ユーザーの皆さん!
普段のレッスンで「ノート」機能を使っていますか?
「ノートはあまり使ったことがない...」
「ノートって何?」
「チャットボックスと何が違うの?」
という方も多いのでは?
レッスンルームでは基本設定でチャットボックスが表示されるため、単に気がついていないという場合もありますし、講師もリクエストされない限り使わないため、チャットボックスと比べると利用は比較的少ない印象。
そんな認知度が(若干)低いと思われる「ノート」ですが、実は、チャットボックスを越えるとても素晴らしい機能を持っており、使わないのはもったいない!
今回は、みなさんにノートについての知識を深め、活用していただくべく、ノート機能の特徴と活用方法をお伝えします。
まずはチャットボックスとノート、両方の機能の特徴とメリット・デメリットを確認しましょう。
LINEなどのメッセージアプリのような感覚で、気軽に講師と文章のやりとりができる機能です。
文章を打ってエンターボタン、または送信ボタンを押すと、自分のメッセージを相手に送信することができます。入力を間違えた際には、編集ボタンで自分の発言を編集できますし、自分の発言を送信後に削除することもできます。
チャットボックス表示例
表情豊かなスタンプ
・メッセージアプリのように気軽に文章でやりとりができる
・スタンプを送信して自分の気持ちを表現できる
・PDFの画像を送信することができる
・送信者によって吹き出しが色分けされるので、発言者が誰か一目でわかる
チャットという名の通り、スタンプを使ったりして、感覚的にやりとりできるのがチャットボックスの最大の特徴。この気軽さから、多くのユーザーさんと講師に使われている機能です。
一方で、以下のようなデメリットがあります。
・ユーザーが入力した英文を講師が直接添削することができない
・送信後にスペルが間違っていると気がつきにくい
これらのデメリットを解決してくれるのが、わたしがオススメするノート機能です。
ノートとは、講師とユーザー双方が同時に文章を入力したり編集したりできる機能です。
チャットボックスをメッセージアプリに例えるのであれば、ノートはまさにユーザーと講師でシェアをするホワイトボードのイメージ。
入力後に送信ボタンを押す必要がないため、紙のノートに文字を書くように(実際にはタイピングですが)操作が少なく、文章を入力することができます。
レッスン前に準備しておいた文章を貼り付けて添削してもらうことができるので、英文添削してもらう際にもピッタリの機能です。
写真描写のレッスンでの作文例。
レッスン前にユーザーさんが作文を事前にノートへ記入しており、レッスン中に添削。こちらの教材の1枚目の写真描写です
実際のユーザーさんと文法のレッスンのノート。
レッスン中のスクリーンショット
・ユーザーと講師双方が同時に同じ場所に記入ができる
・講師はユーザーの入力した文章を直接添削することができる
・余計な操作なしですぐに削除・修正ができる
・コメントや注意点などなんでも入力することができる
・内容をまとめやすい
・最大6000字まで書くことができる
・スペースがたっぷりとあり読みやすく、スクロールなしで表示される文字量が多い
・吹き出しがなく白い背景に黒字で表示されるので、ハイライトした箇所がすぐにわかる
ハイライトした箇所がわかりやすい。
スペルミスをお互いにすぐ気がつくことができる
チャットボックスにある複数の吹き出しをコピー&ペーストすると、このように日時や送信者もコピーされてしまいますが、ノートでは入力した内容のみを上から下まで全てコピーアンドペーストすることができます。
レッスン前、レッスン中、レッスン後いつでもコピペができ、この機能がのちにご紹介する活用法にとても役立ちます。
チャットボックスをそのままコピーアンドペーストした表示例
・チャットのように画像やスタンプを送信することができない。
・お互いが同じ場所に入力するので、誰が書いたのかわからない。
・1番最初に表示されるのがチャットボックスのため、知らない人には気がつきにくい。
ノート上で画像を送信することはできませんので、写真などをシェアしたい場合はチャットボックス上で行う必要があります。
ノートを見ている最中に、相手が画像をチャットボックスで送信した場合、画像のように「チャット」の部分に赤い丸印がついて知らせてくれます。
(相手がチャットボックスに文章を打ち込んだときも同様)
以上の理由から、英語の正確さよりも会話重視の方にとっては、チャットボックスで事足りると思いますが、それ以外の方には、ノート機能が断然オススメです。
特徴を確認したところで、先述の「コピーアンドペースト」の特徴を使った活用方法をご紹介します。
会話教材を使っている初心者の方や、フリートークのレッスンを選んでいる方には特にオススメです。
やり方は至ってシンプル。
レッスン後にノートに記入された文章をコピーして、自分のパソコンやスマートフォンのメモ機能などにペーストするだけ!
忙しくてノートに書き写せない方や、普段のレッスンをやりっぱなしにしがちな方も、これなら続けられるのではないでしょうか?
レッスン後にレッスンノートを見返すには、オンラインの環境で過去のレッスンルームに最度アクセスする必要があり手間がかかりますが、メモに保存しておけば、いつでもどこでも気軽に見返すことができます。
講師の名前をレッスンノートのコピペ先メモアプリに入力しておき、その講師と前回やった内容を見返しましょう。
(オススメは後ほど紹介するタグ付け機能です)
講師の自己紹介の内容や、レッスンで話した内容について目を通しておけば、会話がより盛り上がること間違いなし!
前回扱った表現を披露したり、“Do you remember what we talked about in our last class?”なんて話を振ってみてもいいかもしれません。
パソコンの方は、レッスンルームの映っているブラウザと一緒にメモアプリを画面に表示して、メモをレッスン中にも見れるようにしておきましょう。忘れてしまった表現をレッスン中に見て確認して使うことができます。
後ほど紹介する検索機能を使うと、瞬時に習ったはずの単語・表現を見つけられますので、「この間やったのに思い出せない!」なんてときにも便利です。
みなさんは、レッスンでやった内容を復習できていますか?
覚えた表現をノートに書いたりするのは、時間がないユーザーさんにとっては大変な作業ですよね。
一方で、ノートをコピペして、いつでも見れるメモ機能に貼り付けておけば、一瞬でその作業が終わってしまいます。
いつでもどこでも、空き時間などにあなたのスマホから、レッスンでやった内容を気軽に復習することができ、知識の定着につながります。
一般的なメモアプリよりもお勧めなのは、「Evernote」です。
通常のメモアプリにはない機能がたくさんあります。
コピペ後にEvernoteをつかって覚えやすく整理したメモ
特に、上の画像のように太字にしたり赤字にしたり、ハイライトにしたり、四角に囲んだりする機能を使うことで、ノートが見やすくなり、覚えたいポイントをよりクリアに整理できます。
端末2台まで同期ができて、無料で使うことができます。(機能を増やすにはアップデートが必要)
パソコンとスマートフォンを同期して、空き時間などに気軽にスマホで復習できるようにしてみましょう。
スマホで表示した例
講師の名前をタグ付しておくことで、以前に講師とやった内容をタグ検索して振り返ることができます。
レッスンを受ける講師がある程度固定されている方に特にオススメです。
検索したい言葉を入力すると、以前にやった言葉や表現をノートから探すことができます。
検索するとこのようにわかりやすく表示されます。
以上が、「Evernote」の基本機能です。
ノートから貼り付けた文章を、お好みのメモアプリを使いながら、復習しやすいよう整理しておきましょう。
講師に「チャットボックスではなくノートを使ってください」とリクエストする際には、以下のフレーズで伝えてみてくださいね。
予約時のレッスンリクエストに記入しておくのが1番スムーズですが、レッスン冒頭で伝えてもOKです。
I would like you to use the “Notes” instead of the “Chat” because I would like to review this lesson on my smartphone later.
「スマホで復習できるようにしたいので、チャットではなくノートを使っていただきたいです」
Could you type in the “Notes” when I ask you to type something?
「タイプしてくださいとお願いしたときには、ノートに書いてもらえますか?」
講師がノートを使い慣れていない場合は、教えてあげましょう。
You can open “Notes” by clicking the “Notes” tab next to “Chat”.
「チャットの隣の、ノートのタブを押すとノートを開けます」
I prefer to use “Notes” because we can both type and edit at the same time.
「同時に入力と編集ができるので、ノート機能がいいです」
レッスン中に日本語でメモしたり、印をつける可能性があることを先に伝えておくのもいいでしょう。
Please keep in mind that I will type some notes in Japanese and edit the part that you write so that I can easily review later.
「あとで楽に復習ができるように、日本語でメモを書いたり、あなたの書いた箇所を編集したりします」
最後に2点アドバイスです。
講師が入力した文章を読むだけではなく、自分からも積極的に入力しましょう。
正確な文章を書く良い練習になり、表現力を磨けます。
また、講師が教えてくれたことを、自分で聞いて書いてみることで、ディクテーション力とリスニング力も身につきます。
“Please wait a second. Let me take a note of what you just said.”
「ちょっと待ってください。今言ったことをメモさせてください」
パソコンを使ってレッスンを受けている方向けですが、教材で「これは覚えたい!」というような表現や単語があれば、自分でコピペしてしまいましょう。
レッスン中に素早くコピーアンドペーストするには、ショートカットボタンを使うと便利です。
ノートはあなたのためにある、オリジナルのメモ帳です。
日本語でメモを入力してもいいですし、好きなように、自由に、どんどん活用していきましょう!
やった表現が全く身につかない…
毎回のレッスンの内容を覚えられない…
いつもレッスンをやったままで復習ができていない…
という方は特に、今回ご紹介した「ノートをコピペ」で効率よく復習していただければと思います。
思い返してみれば、学生のときに先生が板書した内容を自分のノートに書き写したり、先生が言った大切なポイントを自分なりにメモしたのと同様の学習方法です。
ただ、レッスン中やレッスン後にノートに書き写すのは大変ですし、なかなか難しいのが現実です。
そこで、デジタルであるオンラインレッスンの特徴を生かし、入力された文章をそのままスマホやパソコンで活用する方法を試してみてください。