Kurumi
(更新)
みなさんはレッスン中に質問をしていますか?
「何を質問したらいいのかわからない」
「質問の仕方がわからない」
「質問する余裕がない」
「質問するタイミングが掴めない」
などの理由で、質問できていない…という方はきっと多いですよね。
質問をするということは
ことの表れです。なるべく質問をして、レッスン中の学びを最大化しましょう!
本記事では、オンラインのレッスンで質問したいときに使える英語フレーズをご紹介します。
フレーズの紹介に入る前に、レッスン中に積極的に質問することで得られるメリットをいくつかご紹介します。
英語に限らずですが、ほとんどの単語・表現には他の言い回しが存在します。
「他の言い方はありますか?」というような質問をすることで、同じ動作や概念を表す他の英語表現を学ぶことができるのです。
言いたい言葉が出てこないときに、別の言葉で言い回しすることをパラフレーズといいますが、このパラフレーズ力を身につけるには「類義語」を意識する必要があります。
この意識を持ち、普段のレッスンから質問することで、あなたの英語表現力はどんどん豊かになっていくでしょう。
「質問するぞ!」という意識を持つことで、レッスン中の集中力が UP します。
質問をするためには、自分がわかっていない部分や疑問に感じる点を明らかにしなければいけません。となると、自然とレッスンに集中します。
また、講師の発言をより注意深く聞く必要があるので、リスニング力の向上にも繋がります。
質問し講師が教えてくれる、というプロセスが、記憶の定着を助けてくれます。
例えば英語表現について質問したとして、次にその表現を見かけたときや、使いたい場面になったときには「これはあのとき学んだ表現だ!」と思い出すことができます。
ただ単語帳を眺めているだけの学習では覚えにくい表現も、質問→解決のプロセスを経ることで、しっかりと定着させていくことができるのです。
教材にある英単語や英語表現について、「先生はどのようなシーンで使うのですか?」と質問することで、より実践的な学びになります。
また教えてもらったあとに、自分が使うであろうシーンに置き換えて「この使い方は合っていますか?」と質問してみましょう。
こうすることで、細かなニュアンスを含め、自分のものにすることができます。
それでは、実際に質問する際に使えるフレーズをレベル別にチェックしていきましょう!
初級者の方は、英語表現の意味やスペル、発音を中心に質問してみましょう。
質問して講師の説明を聞くこと自体が、いいスピーキングとリスニングの練習になりますので簡単な質問で OK です。
「質問があります」
「質問してもいいですか?」
「〜はどういう意味ですか?」
「それはどういう意味ですか?」
「〜の意味がわかりません。説明していただけますか?」
「この文の意味がわかりません。意味を教えていただけますか?」
「〜の意味を教えてください」
「スペルをお願いできますか?」
「スペルがわかりません。チャットボックスに入力してもらえますか?」
「どう発音するのですか?」
「〜はどのように発音すればいいですか?」
「〜は日本語でどういう意味ですか?」
※ 日本人講師向けの質問
「この単語の品詞は何ですか?」
※ 品詞とは名詞や動詞といった、語を文法的な基準で分類したグループのこと。
中級レベルの方は、英語表現の意味の確認にプラスして、具体的な使い方について質問してみましょう。
「この使い方は合っていますか?」
「自分の言った英語の文章)。この使い方は合っていますか?」
「(自分の言った英語の文章)。これで大丈夫ですか?」
「英語でどう言うのかわかりません。英語でどのように言いますか?」
「どんなときにこの表現を使いますか?」
「実際の生活でこの表現はどのように使いますか?」
「〜を使う例をいくつかいただけますか?」
「どんなシチュエーションでこの表現を使いますか?」
「どれぐらいの頻度でこの表現を使いますか?」
「この状況で〜というのに、どの言い方が一番いいですか?」
ex) What’s the best way to say “Thank you” in this situation?
「この状況で『ありがとう』というのに、どの言い方が一番いいですか?」
「もっと丁寧に(カジュアルに)言いたい場合はどのように言えばいいですか?」
「この文章は失礼に(丁寧に)聞こえますか?」
「Aと言いたいときに、Bとも言えますか?」
「A と B の意味は同じですか?」
「A と B の言葉の意味の違いはなんですか?」
「B と比べて A を聞いたときに、どう聞こえますか?」
また、レッスンで使用している教材に関する質問や、補足説明をリクエストするのもおすすめです。
「なぜ A が正しい(正しくない)回答なんですか?」
「なぜ私の回答が間違っているのかわかりません。理由を説明してもらえますか?」
「どうすれば私の回答を正しくできますか?」
「他に考えられる回答はありますか?」
「なぜこの模範回答は〜となっているのですか?」
上級の方は、英語表現力をより高いレベルに引き上げるために、パラフレーズに関する質問をしたり、細かなニュアンスについて確認する質問をしてみましょう。
「その言葉(表現・文)を言い換えてもらえますか?」
「それをより丁寧に(カジュアルに)言い換えてもらえますか?」
「フォーマル(カジュアル)すぎますか?」
「他に自然な言い回しの表現はありますか?」
「丁寧な言い方に言い換えてくれますか?」
「同じ意味の言葉は何かありますか?」
「〜を意味するイディオムはありますか?」
「〜と同じ意味のイディオムは何ですか?」
「〜と言ったときにどのように感じますか?」
「この表現は聞き慣れていますか?(自然ですか?)」
「どちらの表現がより自然に聞こえますか?」
「この文は直接的(間接的)すぎますか?」
「どうやったらこの文を短く(長く)できますか?」
「例えば〜と言ったら、どのように聞こえますか?」
「A と言った場合に、B と同じ意味になりますか?」
「もしあなたが私と同じ状況なら、どのように言いますか?」
「ネイティブにとって自然に聞こえる表現ですか?」
※ ネイティブ講師向け
最後に、オンラインレッスンで効果的に質問するためのアドバイスをいくつかご紹介します。
質問するタイミングは、「その場ですぐに」が1番。あとで聞こうと思っても、忘れてしまったりレッスン終了時間になってしまうことがあるからです。
教材を使ったレッスンであれば、気になった部分で一旦止めて質問しましょう。
「ちょっと待ってください、質問があります」
音読の途中でも OK ですし、次の Exercise に進む前など、キリがいいタイミングでも問題ありません。とにかく、なるべくすぐに質問をするクセをつけましょう。
ある講師に質問をしてみても、自分の中で100%クリアに理解できないときや、もっと具体的に聞きたいときなどは、複数の講師に質問してみるのも手です。
英語は世界中で話されている言語かつ、講師それぞれのバックグラウンドも異なるので、複数の講師に質問することで、また違った角度からの回答を得られるかもしれません。
質問することに慣れてきたら、“講師に聞くべき質問”と、“まずは自分で考えたり調べた方がいい質問”がわかってきます。
例えば、単語や表現の意味等は事前に自分で調べるようにし、その細かなニュアンスや使い方を質問することで、限られたレッスン時間をより有効活用することができますよ。
質問し解決したら、そこで学んだ内容をなるべくすぐに使ってみることを心がけましょう。
その場で実践してみることで、理解を深めることができますし、使い方が間違っていたなら新たな教えを乞うことができます。
レベル別に、オンラインレッスンで使える質問フレーズを紹介しました。
みなさんが質問をたくさんするきっかけになれば幸いです。
「何か質問はありますか?」と聞かれたときには、今回ご紹介したフレーズを使って、できるだけ質問するようにしましょう!
そして、「何か質問がありますか?」と聞かれなくても、積極的に質問をして学びを最大化しようレベル別に、オンラインレッスンで使える質問フレーズを紹介しました。