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リスニング力も劇的アップ!私がアメリカで学んだ英語発音6つのコツ

リスニング力も劇的アップ!私がアメリカで学んだ英語発音6つのコツ

皆さんが英語学習の中で一番つまづくのは、語彙と発音ではありませんか? アメリカで生活する私も、語彙と発音には今でも苦労することが多いです。なぜなら、どちらも一朝一夕で身につくものではないから。

しかし、語彙も発音も、それなりに一定の法則があります。例えば語彙は、接頭語や接尾語などを手がかりにすれば、ある程度予測できる単語はたくさんあります。(参考:語彙力が一気につく!接尾語+接頭語+語幹のパターンを覚えよう! | iKnow! BLOG

同様に、発音にも法則があるんです。私はアメリカで発音のクラスを受講していたことがあり、そこで様々な法則を教えてもらったのですが、どれも今でもすごく役に立っています。今回は、その中でも特に「なるほど!」と思った発音の法則を、Google Chrome拡張機能「iKnow! ポップアップ辞書」を使ってご紹介します!

ポップアップ辞書

「iKnow! ポップアップ辞書」は、英単語にカーソルを合わせるだけでその英単語の意味がポップアップ表示されるという機能で、スピーカーアイコンをクリックすれば発音も確認することができます。この機能を使って、実際の英単語の発音とこれからご紹介する法則を、照らし合わせてみてくださいね。

▶︎機能詳細:Google Chrome版「iKnow! ポップアップ辞書」をリリース!

▶︎ダウンロードはこちらから

※ 「iKnow! ポップアップ辞書」は、PCでのみ利用できます。

発音の法則 初級編

発音の法則

発音の法則①:母音の間に挟まれた T は D の発音

それでは早速、以下の単語にカーソルを合わせて、「iKnow! ポップアップ辞書」のスピーカーアイコンをクリックしてみてください。T の部分が、短い D の発音になっていることに気づくでしょうか?

  • beauty
  • better
  • city
  • little
  • notice
  • quarter
  • computer
  • Saturday
  • university
  • thirty
  • forty

単語だけでなく、以下のような場面でもこの法則は適応されます。ぜひ声に出して発音してみてくださいね。

  • but I
  • go to
  • great idea
  • hot afternoon
  • it is
  • lot of
  • wait a
  • what about

ちょっとネイティブの発音に近づいた気がしませんか? 面白いですよね!

発音の法則②:N の次に来る T は無音

続いて、以下の単語にカーソルを合わせて発音を聴いてみてください。T の部分、どのように聞こえますか?

  • center
  • interview
  • printer
  • enter
  • counter
  • internet
  • twenty
  • winter

発音する時は、T を × 印で消して発音してみてください。アメリカ人の発音っぽくなった気がしませんか?

こちらの法則も、単語だけでなく、以下のような場面でも適応されます!

  • don’t know(=dunno)
  • want anything(=wan'anything)

発音の法則③:AW の発音は AH(W は発音しない)

以下の単語は、W を意識すると発音が難しく感じられるかもしれません。でも、実はアメリカ人は W を発音していません。試しに W を×印で消して発音してみてください。発音がぐっと楽になるのではないかと思います!

  • draw(=drah)
  • raw(=rah)
  • saw(=sah)

発音の法則 上級編

発音の法則④:ニ音目に E が来る場合、U と発音されることもある

こちら、言われてみると納得するところがあるのではないでしょうか。

  • beauty(=BYOO-dee)
  • before(=buFOR)
  • develop(=duVElup)
  • begin(=buGIN)
  • remember(=ruMEMbr)
  • between(=buTWEEN)
  • decide(=duSIDE)
  • deliver(=duLIvr)

もちろん、"beauty" を "beeYUdee" と発音したり、"remember" を "reeMEMbr" と発音したりする人もいます。全員が上記のように発音しているわけではありませんが、この法則を知っていると、アメリカ人の発音の癖が理解しやすくなると思います!

発音の法則⑤:単語の終わりと次の単語の始まりが同じ発音の場合、発音を1回に省略できる

こちらも、言われてみれば納得です。

  • We're going with them.(=Were going withem.)
  • It's my first time.(=It's my firs'time.)

私自身、"with them" や "first time" は言いにくいと思っていましたが、この法則を知ってから発音しやすくなりました!

発音の法則⑥:母音に挟まれた Y や W はそのまま発音できる

こちらも納得。この法則を知るまでは、Y や W が聞こえるような気がしても自分の聞き間違いだと思っていたので、私はすごく気持ちが楽になりました。

  • I'm going to buy it.(=I'm gunnu bi'yit.)
  • He didn't say anything.(=He didn't sa-yeneething. )
  • That's how it happened(=That's hou'wit happened.)

まとめ

まとめ
Friends talking through a tin phone over white background

アメリカ人の発音に対して一般的に言えることは、省略できるところはできるだけ省略する傾向があるということ。

したがって、これらの法則は、イギリスや他の国の人の英語の発音には必ずしも当てはまると言えません。でも、イギリス英語に慣れている人がアメリカ英語に触れる場合などにも、これらの法則を知っていることはすごく役立ちます。実際、私が受けたクラスにも、ヨーロッパからの留学生や移民がたくさんいました。

これからアメリカ英語に触れる時は、ぜひこの法則を意識して英語を聴いてみてください。スピーキング力もリスニング力も劇的にアップするはずですよ!