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「仕事でもなんでも自信を持つことが大切」ネオギャル植野有砂が語る英語上達のコツとは?

「仕事でもなんでも自信を持つことが大切」ネオギャル植野有砂が語る英語上達のコツとは?

植野有砂
レディースアパレルFIG&VIPERのプロデューサー、DJ。Ranzuki専属モデルに始まり、Popteen/nuts/BLENDA/Popsisterの元読者モデル。2012年清泉女子大学英語英文学科卒業。TwitterやInstagramでは英語でも発信し、“ネオギャル”としても注目されている。
FIG&VIPER 公式サイト
植野有砂 オフィシャルブログ

Instagramのフォロワーは19万以上!今回は日本国内だけでなく、世界中から注目される植野有砂さんに、英語の勉強法や今後の展望をお伺いしました。
「英語を話せるようになりたい!」と思っている方、必見です!

英語ができるプロデューサーになりたかった

ネオギャル植野有砂さん-英語ができるプロデューサーになりたかった

英語の勉強を始めたのは、いつからですか?

「勉強し始めた」というので言えば、ホント義務教育からです。
だけど小学5年生の時に、初めて行ったコンサートがジャネット・ジャクソンのライブで。そのとき、「外国人カッケー!!」みたいに思ったのは今でも覚えてます。
その影響もあってか、英語の勉強は学校の授業だけでしたけど、英語は好きでした。

英語を本格的にやろうと思ったキッカケは?

2011年にブランドを立ち上げたんですけど、その時からですね。
英語を喋れるプロデューサーってそういないから、そこを強みにしようって思って。

その時はまだ学生だったので、学校で英語の勉強を頑張りました。学校も結構「人前で英語を喋る」という機会がすごい多い学校だったので、人の前で「Hi, everyone.」みたいなのから始まってプレゼンするみたいな授業が多かったんですよ。
「英語の勉強をするなら英語で学んだ方がいいのかな」と思っていたので、なるべく外国人の先生の授業を取るようにしたりしてましたね。

なぜ英語でInstagramを始めようと思ったのですか?

インスタ(Instagram)を始めたのは、たぶん1、2年前くらいかな。インスタは海外ですごい需要があるっていうのに気づいて。
日本人より外国人ユーザーのほうが圧倒的に多かったので、英語で投稿するようになったという感じです。投稿する時も、その場でもうパパパパパッと書いて投稿してます。

学生時代から英語は結構自信ありました?

うーん、その時はしゃべれてると思ってましたけど、最近会う海外の友だちからは「ホントに上手くなったね!」って会う度に言われます。自分が知らないうちに、口語的な表現とかをどんどん吸収してるのかな。

やっぱり大学とか高校、それこそ受験勉強とかって、会話には直接生きない表現も多いし、結局使う言葉って限られていて。聞き手、話し手にもよっても変わってくるから、旅行に行ったり、英語を話す友だちや知り合いがどんどん増えていってから、上達してるのかなって思います。

 

知らない言い回しはすぐにメモ!植野有砂さんの英語勉強法

ネオギャル植野有砂さん-英語習得法

どういった英語の勉強をしてますか?

結構、英語学習の本を買って勉強してますよ。家と会社に置いておいて、時間のあるときに読んだりとか、こういう本は昼休みとかにご飯食べながら読んだり。
もちろん、毎日はやってないですけど、時間を見つけて勉強してますね。

映画『プラダを着た悪魔』の脚本を英語で読んだりもしました。仕事もファッションで同じだし、たまたまDVD持っていたので、DVD観ては脚本を読む、みたいなことは結構やりましたね。

あと、外国人の友だちとご飯を食べにいく時は、ノートを持っていきます。みんな、私が英語を勉強してるって知ってるから、いきなり私がノートを出したりすると、みんな自発的に教えてくれるからメモしたり。
飛行機で寝れない時とか、日本の映画を英語字幕で観てバーっと言い回しをメモしたり、逆に英語で聞きながら日本語の字幕を読んで、「あっこういう言い方するんだ」っていうのをバーってメモしたりですね。メモは結構します。

ネオギャル植野有砂さん-英語ノート

それと、やっててよかったなっていう勉強法が音読
長文読解とかの教科書で「パラグラフごとに20回音読」っていうのを予備校でやらされてて。
20回って結構大変なんですよ!なんか「20回ねー」って思っても、「腹筋20回」とは全然違う時間がかかるし。20回だと1時間半くらいはかかっちゃうんですよね。

だけど、10回目以降からだんだんスラスラ読めるようになって、暗記はできないですけど口がまわってくるようになるので、イントネーションだったり、発音も覚えられるようになるんですよね。
今でも覚えているワードとかがあって、そういうのが会話で使えたりするので、音読はすごいいい勉強じゃないかなと思います。

 

自信がなくて「聞き手」に回っていることもあった

ネオギャル植野有砂さん-英語が話せなくて悔しい経験

英語が話せなくて、悔しいと思ったことはありますか?

あります!なんだろう、伝えたいことを伝えられなかった
例えば「なんとかかんとかだよね」って言われて「そうそう、それってこうで、こうだよね」って日本語だったら言うところを、「そうだね」で終わらせちゃったりとか。もっと言いたいことあるのに。

あと、そんなに英語が今ほどしゃべれないとき、海外の結構スゴい方たちとお会いする機会が多かったんですね。だけど「海外のイケてる人たち」と出会うときって大体、「日本のイケてる人」が紹介してくれたりするので、どっちもスゴい人じゃないですか。そういうとき「間違ったらどうしよう」とか考えちゃって、ずっと聞き手に回り…

別にバカにされたりとかは全くないんですけど、語学に関しても、自分の性格に関しても、悔しい思いをすることはありました。

ネオギャル植野有砂さん-言いたいことが言えるようになった

言いたいことを言えるようになったキッカケは?

2つあって。
1つはやっぱり自分がしていることに対して、仕事でもなんでも自信が持てるようになったこと
大事なのって語学力よりも自分自身だと思うんですよね。いまは自分のやっていることに自信を持っているし、だからそれが性格にも出るというか。

自分に自信がない状態で、英語も「あ、これ大丈夫かな」みたいな不安な気持ちでいくと、やっぱり上から来られてなめられちゃう。だけど自分がやってることに自信を持てるようになってから、外国人にひるまなくなって。
やっぱり英語を話すときと日本語を話すときって誰でも性格変わると思うんですけど、自分がやってることに自信を持てると、そこが一緒になってくるんですよね。

あとはもう1つは海外とかに行って、英語が第一カ国語じゃない人たちに会って感じた日本人との国民性の差。日本人って完璧じゃないとダメみたいなところあるけど、アメリカに来ているアジアの子とか、あり得ないくらいグチャグチャな英語を、ものすごい自信で話す。それで「え?!」みたいな、こっちが戸惑うくらい(笑)

だけど、それで言いたいことが伝わるから成り立つし、「あ、それでいいんだ」みたいなのはすごい思いましたね。例えば自分が話していて単語が出てこなくて「なんだっけ、あれ」ってなったら、相手が助けてくれるし、「こういうこと?」って聞いてくれるし、話し相手が聞く耳をもっててくれればコミュニケーションは絶対成り立つ

それで相手が教えてくて、また一個新しい単語を覚えて…みたいな感じだから、間違えることに対して怖くなくなりました。

ネオギャル植野有砂さん-頑張ってる

間違っててもいいから話そうとする日本人は少ないですよね。

みんな、シャイになっちゃうじゃないですか。そういうのがなくなって「イエーイ!」みたいな感じでいけばいいのに(笑)
もう全然同じ土俵で、「てか、むしろ私の方がお前より頑張ってるし!」くらいの感じになれたら、自分の言いたいこと言えるんですよ。

だけど、なんだろ。「英語、しゃべれるようになりたい!」っていう人はたくさんいるのに、やっぱり努力してなさすぎかなって。海外に住まない限り、努力しなきゃ。日本にいて勉強するなら、努力しないと、自分で環境を変えていかないと絶対話せるようにならない。

だけど、みんな簡単にやりたがりますよね。後からラクな方法を見つけてることができても、結局勉強なんで最初は頑張らないと、って思います。

1年間、ニューヨークで忙しくしたい!

ネオギャル植野有砂さん-ニューヨーク

今後、海外での活動も考えていますか?

来年、ニューヨークに1年間行くというのは決めてます。
前にニューヨークに行ったときに「なんでこんなちっちゃい街にこんな世界中の人が集まって、こんなにせかせかしてて、なんだここ?」「ここで私も居場所をつくりたい」って思ったのがキッカケで。
それで今年の年末に25歳になるので、「25の年でニューヨークに行く」って決めました。

ニューヨークでどんなことをする予定ですか?

ニューヨークってやっぱり、世界中の人が来てるから、もう「いろんな国の友だちをつくって、人脈を広げること」と、あとは「ニューヨークで忙しくしたい」ってのが目標です。

ファッションから音楽、なんでも面白いことをやってる人と繋がれたらいいなと。やっぱりニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちじゃない限り、みんな何かしら目的があってニューヨークに来てるはずだから。そういうエネルギーのある人たちといっぱい繋がって、忙しくしたいです。

最後にメッセージをお願いします

ネオギャル植野有砂さん-メッセージ

日本語をしゃべる外国人に対して、「を」が抜けてたり「に」が抜けてたりしても、私たちはいちいち気にしないし、理解できるじゃないですか。間違っててもコミュニケーションがとれたらそれでいい、って私は思ってるんですよ。

日本人って完璧じゃないとダメって思ってて。特に「英語」って思うから余計にハードル高く感じちゃって、さらに英語を下手にしているし、英語を話す機会を減らしている。だからもう海外とか出たほうが、私はすごい楽っていうか(笑)

英語は意思疎通できればいい。そのための言語だし、別にだれも完璧を求めてない。実際、Twitterとかインスタで海外の人たちをフォローしてますけど、みんな正しい文法で書いてる子なんてほぼいない。もちろん、それはつぶやきだからってのもありますけど、ネイティブだって気にしてないんだから。

ほんとになんか、みんなが英語を話せるようになればいいのになって思います。