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「Engoo Thailand」のバンコク支社マネージャーであるNondさんのインタビュー

「Engoo Thailand」のバンコク支社マネージャーであるNondさんのインタビュー

「英語を話せるようになりたい」― その想いは日本人だけでなく、英語を母語としない国の人々の誰もが一度は抱くもの。

そんな世界中の人々の想いをカタチにすべく、DMM英会話は『Engoo』というブランド名で国外11カ国でも英語のオンラインレッスンを提供しています。

今回は『EngooThailand』を立ち上げた、マネージャーのNondさんにお話を伺うため、バンコクオフィスを訪ねました。

国際ビジネスのバックグラウンドと偶然の出会いが合致して生まれた『Engoo Thailand』

ー よろしくお願いします。まず、Nondさんのプロフィールを教えてください。

『Engoo Thailand』マネージャーのNondです。大学では国際ビジネスを専攻していました。もともと、両親が事業を経営していたことが、ビジネスに興味を持ったきっかけです。

なかでも「国際ビジネス」に興味を持ったのは、今は事業内容にかかわらず、国内の市場だけではチャンスが限られてしまうと考えていたからです。英語は4歳のときから学んでいて、イギリスとオーストラリアに留学をしました。また、日本での就労経験もあります。

 
ー 非常に国際的なバックグラウンドを持っているんですね。
『Engoo Thailand』は兄弟で運営されていると伺ったのですが。

はい、7歳年下の弟Nutがマーケティングマネージャーを担当しています。私がゼネラルマネージャーとして全体に目を配り、大型の案件などを手がける一方、弟のNutはマーケティング施策全般を担っています。

 
ー 『Engoo Thailand』を立ち上げたきっかけについて教えてください。

実は、事業開始の発端は本当に偶然だったんです。たまたまバンコクに出張に来ていたTakaさん(DMM英会話責任者・上澤)とレストランで会い、話が弾んだことが全ての始まりでした。

先程も言った通り、私がもともと国際的なビジネスに興味を持っていたこと、加えて英語を流暢に話すことができ、日本語も少し理解できたこともあってすぐに話が進みました。「言語を学んでおくと、チャンスが広がる」というのは、まさにそのとき実感しましたね。

そして、その食事の後改めて日本の担当者からメールで面接の案内が来て、正式な面接を行い、私がタイで『Engoo』を立ち上げることが決定しました。最初にTakaさんに会ってから、2ヶ月ほどでの出来事でしたね。

 
ー 出会ってから2ヶ月で事業開始とはすごいスピード感ですね!
事業を立ち上げるにあたり、不安や心配はなかったのですか?

不安や怖れは特になかったですね。『Engoo Thailand』は2015年の夏に私と弟のNutの二人でスタートしましたが、既に日本で『DMM英会話』が軌道に乗っており、その知見があったことは心強く感じました。

しかし、ウェブを通じた英語学習というのはタイではまだ新しく、日本で軌道に乗っているとはいえど、同じマーケティングスタイルがタイでもそのまま当てはまるわけではなかった点では苦労しました。

ブレイクスルーのきっかけはテレビ出演

ー なるほど。では、事業のブレイクスルーのきっかけはなんだったのでしょうか?

サービス開始から1年程たった2016年の秋に、『Woody Show』というタイの人気番組に出演したことは大きな一歩だったと感じています。この番組の司会者はタイでは超有名人ということもあり、放送終了後から大きな反響がありました。テレビ出演をきっかけに一気にサービスの認知が広がり、信頼度も上がりましたね。

それに引き続き、2017年の秋には『AKB48』グループの一つで、バンコクを拠点に活動している『BNK48』とコラボレーションイベントも開催しました。これらの施策により、今ではタイの多くの人々が我々のサービスを知るまでになっています。

 
ー すごい! つまり、「ネットでの英語学習」はタイで求められるものだったんですね。タイの英語教育状況は、どのようなものなのでしょうか。

タイの英語教育水準は決して高いとは言えません。特に、リスニングとスピーキングに苦労している人が多いです。これは、ライティングとリーディング偏重の、既存の学校の英語教育カリキュラムに問題があるからだと考えています。学校のテストで評価されるこれらの能力は、実践的ではありません。

そのため、英語力を伸ばすサービスはタイでも非常に需要があると思います。一部の家庭では小さな頃から塾に行かせたり、留学をさせたりということもありますが、広くみんなが気軽に使えるサービスとして『Engoo』をもっと広げていきたいです。

 
ー それは日本でも同じ状況かもしれません。
Nondさんが事業を行う中で、一番嬉しく感じるのはどんな瞬間ですか?

私にとっては、やりがいと学びの多いこの仕事の全てが幸せな瞬間ではありますが、昨年レンタルオフィスから自分たちのオフィスに移転したことは最も嬉しかったことの1つです。バンコクの中心部にあり、自分たちの好きなようにレイアウトを考えたこのオフィスは私達の誇りです。

最初は、弟のNutと2人でレンタルオフィスで始めたサービスでしたが、今やスタッフは総勢9人となりました。私達はみんな家族のように、毎日楽しんで仕事をしています!

英語を学べば人生が広がる

ー 『Engoo』を通して、タイの人々にどうなってほしいですか?

『Engoo Thailand』では、既に4歳〜60歳代の幅広いユーザーのみなさんがサービスを使って英語を学んでいます。そして多くのユーザーの方が、私達のサービスを通して「大きなチャンスをつかんだ!」と言ってくれています。

こういった事例をできる限り増やして、タイの多くの人々が希望の職に就いたり、チャンスを広げられれば、それは私のこの上ない喜びですね。

 
ー 『Engoo』の目標、そしてNondさん自身の今後の目標について教えてください。

タイの人々が「英語を学びたい」と思ったとき、最初に思いつくのが『Engoo』である、という状況にしたいです。

またオンラインレッスンだけにとどまらず、ポテンシャルのある関連ビジネスにもどんどん挑戦していきたいです。そのためにも、マネージャーの私自身がもっと世界に出て探求を続け、たくさんのアイデアを見つけたいと考えています。

 
ー 最後に、Nondさんから一言をお願いします!

学ぶことを決してやめないでください!


世界は刻一刻と変化していくものです。私達がこの世界で生きている限り、人生は永遠の学びとも言えるでしょう。

取材後記

「LIFE IS LEARNING」の文字が会社の入り口に飾られている、バンコクオフィス。マネージャーのNondさんも ”Everything is learning.” がポリシーだと語っていました。

これは彼の家庭環境も影響しており、Nondさんは小さな頃からゴルフやピアノや英語など様々な習い事をしてきたそう。そしてその経験が今の自分自身の財産になっているため、学ぶ機会をできる限り多くの人々に広げていきたい、という思いに至ったそうです。

『DMM英会話』は、これからも日本および世界中の英語学習者のプラットフォームとなるべく日々事業に邁進してまいります!