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パワートラベラー阪口裕樹、旅するためじゃなく○○するために英語が必要だった

パワートラベラー阪口裕樹、旅するためじゃなく○○するために英語が必要だった

阪口裕樹
1987年生まれ、千葉県出身。旅をしながらPC1台で旅資金を稼ぐ「パワートラベラー」というライフスタイルを実践中。異国の街でアパートを借り、wifi喫茶店でWEBの仕事をし、時々日本縦断しながら色んな人の相談に乗っています。9月より夫婦で世界を周遊予定。
阪口裕樹 | 世界を旅するパワートラベラーのライフログ

storys.jpで書いたストーリーが大人気に

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

2013年にstorys.jpにて公開されたお話。1万いいね、7000ツイートを超え、
殿堂入りのストーリーとして認定される。

ストーリーを書かれた理由は何だったのでしょう?

自分のやっていることをいろんな人に伝えたいなというのが動機ですね。

僕はウェブサイトを作ったり、記事を書いたりという仕事をしているのですが、僕のライフスタイルや僕自身に興味を持ってくれる人を増やしたいと思いました。

それで、どういうことができるかなと思った時に、自分のこれまでのストーリー、見てきたもの、僕だからしか感じられなかったものを言葉にして伝えれば、それで僕に興味を持ってくれる人がいるんじゃないかなと。

それが当たるかどうか正直考えてなかった部分はあって、単純にたくさんの人に読んでもらえればいいなと思ってました。

1週間くらいかけて構成を考えて書いたんですけど、記事を公開して、翌朝起きたら、iPhoneの通知がすごいことになっていて、メールボックスがfacebookからの通知で、満杯になっていました。

「〜〜さんから友達申請が来ました」
「〜〜さんがフォローしました」

と通知がめくってもめくっても続いていて、それでfacebook を開いたら、友達申請のが400と出ていて、何が起こったんだと(笑)

最終的に、10日間で900人の友達申請、2500人のフォロワー、メッセージも数百通もらっていて、びっくりしました。それまで人にしられずひとりぼっちでやっていましたが、あの記事一つで、がらりと変わったというような印象ですね。

旅をしながらPC1台で旅資金を稼ぐパワートラベラー

パワートラベラーについて教えてください

パワートラベラーというのは僕が名付けたのですが、これはパソコン一台で、旅行資金をかせいで世界を飛び回るというライフスタイルに名前をつけてパワートラベラーと名乗っています。

お金を稼ぎながら、というのが単なる旅人と違うところですね。

先日結婚をしまして、これからは夫婦で世界を回ります。

僕が一人でやっていたことを夫婦でもできるのかというのはまだわからないんですが、彼女と一緒にいて見える風景は違うだろうし、2人だから見えるビジネスアイデアもあったりするんじゃないかなと思っています。

なんとなくの構想はあるんですが、実際に2人で行ってみて見るものをもとに新しいことをやっていきたいなと思っています。

パワートラベラー3

このようなスタイルを始められたきっかけは?

僕はもともと学生の頃にバックパッカーをやっていたのですが、東南アジアに行った時にタイ人に一目惚れしてタイ人の彼女ができたのですが、お金がないので語学学校にもいけないし、デートもお金がかかるし、ということで結局は貯金がつきて帰国せざるを得なくなったんです。

それがものすごく悔しくて、もし僕に海外でもお金をかせぐ手段があればこんな悔しい思いをしなくてよかったのに、という気持ちがずっと残っていました。

その後、大学卒業して最初は普通に働いたのですが、うつ病で倒れてしまったんです。

半年間くらい寝てすごしていたのですが、その過去の悔しかったことを思い出して、この悔しさを克服しようと決意しました。

海外でも持ち運びができる仕事は何だろうと考えた時に、パソコン一台とネット環境があればできる仕事をしようと決めたんです。

ここについて詳しくは本にもなりましたので、読んでいただけると嬉しいですね。

pc一台で世界を自由に飛び回るようになった話


英語を本気で学んだ理由は旅するためじゃない

なにがきっかけで英語を学ばれたのですか?

僕は中学高校大学と一通りの教育はうけたんですが、パワートラベラーとして出国した2年前の頃はほとんど話せませんでした。

まあ、旅をするだけなら簡単な英語で良いのでそこまで勉強をする必要はなかったのですが、とあるきっかけで英語を猛勉強しました。

そのきっかけというのは、海外で好きな女の子ができたからなんです。

パワートラベラーを始めてからベトナムに一ヶ月くらい住みながら仕事をしていたのですが、ホテルスタッフに可愛い女の子がいて、彼女を好きになってしまったんです。

その彼女とコミュニケーションをとるためには英語が絶対に必要なので、それから猛勉強しました。

ベトナム人って英語が出来る人が凄く多いんですよね。

しかし、ベトナムの滞在ビザが一ヶ月だったので、悠長に勉強していたら彼女に話しかけることもできません。なんとか速く英語で話ができるようにならなければいけませんでした。

そこでどういう学習方法を使ったかというと、僕が普段しゃべってる言葉を全部まずは日本語で書いたんです。

例えば、「僕は〜〜です」「趣味は〜〜です。」のような内容ですね。日常会話で話しそうなものを日本語で書いて、それを英訳しました。次に、それをオンラインレッスンを使って先生に添削してもらい、完成したものを3日間くらいかけて丸暗記するというスタイルでした。

彼女と会話をするための質問項目も全部書き出しました。

「今日どこに行きたい?」
「仕事何時に終わるの?」

などの質問と想定される答えも考えて、オンラインレッスンの先生に添削をしてもらって、それを丸暗記するという形でした。

発音についてもオンラインで学びました。アメリカ人の先生に呼吸法や発声を教わりました。

教養があるかどうかは英語の発音で判断されるらしいと聞いたので、印象を良くするために発音は大事だと思いました。合理的に必要なところだけ覚えていきましたね。

残念ながら僕の恋は実らなかったので、結果として英語力だけが残りました。(笑)

ベトナムを出た頃には英語を不自由なく話せるようになっていて、その後も海外に長く居たので、後は自然に身に付いてきましたね。

特に恋愛の話は得意で、英語で話すということについては全く困らなくなりました。

パワートラベラー2

明確な目的意識がないと語学学習は続かない

最後にひとことお願いします

外国語の勉強は趣味では覚えられない。趣味にしてはあまりにも覚えることたくさんありますし、明確な目的意識がないと続かない。だから英語だけ勉強しようと思っても続かない。

英語とはツールでしかないので、英語を使って何がしたいかが明確にならないと本気で勉強を継続していくのは難しい

僕にとっては英語を学んだ目的は好きな人ができたからだし、一人で旅しながら仕事をしていて寂しかったこともあり、現地の人ともっと友達になりたいということを痛感した時に僕は本気で英語を学ぼうと思いました。何がしたいかが明確だったから学び続けられたんですよ。

TOEICの点数あげよう、英単語をこれだけ覚えよう、という目的も大事ですけど、英語がしゃべれるようになった後に何がしたいのか、何を見たいのか、誰としゃべりたいのか、というのをみつけるのも英語学習の一つなのかな。皆さんもそういうものをみつけられたらいいですね。

阪口裕樹さんをもっと知るためのリンク

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