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Almostとalmost allの違いって何?使い方・関連用語を紹介!

Almostとalmost allの違いって何?使い方・関連用語を紹介!

Almost と almost all の違いについて考えたことはありますか? この2つはよく似ていますが、使い方は同じではありません。

英語学習中の方は、この2つの表現の使い分けを混同してしまうことがあります。そのため、どちらか一方だけを使ってしまったり、使い方を間違ったりしてしまうのです。

今回の記事では、この2つの便利な表現の使い方を関連用語も交えて説明します!

このようなシンプルな表現を正しく用いることは、相手の言うことを十分に理解し、自分の言いたいことを相手に正しく理解してもらうために大切なことです。しっかり覚えていきましょう!

Almost と almost all の基本的な違い

Almost|もうすぐ、ほとんど

Almost は、何かが特定のポイントや状態に非常に近いことを言うのに使われます。

It’s almost time to go, so get ready.
「もうすぐ出発の時間だから、準備をしなさい」
My son is almost 13; his birthday is in two weeks.
「息子はもうすぐ13歳です、彼の誕生日は2週間後です」
This song is almost finished; I only need to add some guitar.
「この曲はもうすぐ完成する、あとはギターを加えるだけだ」

質問に対する返答としても使えます。

Are you finished reading that book?
「その本は読み終わったの?」
Almost. I’ll return it to you tomorrow.
「ほとんど。明日返すよ」

他にも以下のような例があります。

Are we there yet?
「もう着いたの?」
Almost.
「もう少しだよ」

これらの例では、特定の時間(行く時間)に近い、年齢(13歳)に近い、(曲や本の)完成に近い、目的地に近い、ということをそれぞれ指しています。

Almost all|ほとんど全て

Almost がある点を指すのに対し、almost all(ほとんど全部・全て)は量を指します。100ページの本の99ページを読んだなら、ほぼ全部読んだことになりますし、観ている映画の残り時間が10分しかなければ、ほとんど全て観たことになりますよね。

I’ve read almost all of this newspaper, so you can have it.
「この新聞はほとんど全部読んだから、君にあげるよ」
She’s finished almost all of her school assignments. I’m sure she’s looking forward to relaxing.
「彼女は学校の課題をほとんど全部終わらせたので、そろそろリラックスするのを楽しみにしているに違いない」
I’ve used almost all of the data on my phone this month.
「今月は携帯のデータをほとんど全部使ってしまった」
Almost all of my friends can speak English.
「私の友人のほとんどは英語を話すことができる」

返答としても使えます。

How much of the food did the baby eat?
「赤ちゃんはどのくらい食べましたか?」
Almost all of it. His appetite is really growing!
「ほとんど全部。食欲は本当に伸びています!」

これらの例のように100%に近いという意味ではなく、反対にゼロに近いという意味でも使えます。

How much milk do we have left?
「ミルクはあとどれくらい残ってる?」
It’s almost all gone, so we should buy some more.
「もうほとんど全部なくなっちゃったから、買い足さなきゃ」

これと同じように、almost none を使って「ほとんどない」と表現することもできます。

How much milk do we have left?
「ミルクはあとどれくらい残ってる?」
There is almost none left, so we should buy some more.
「もうほとんど全部なくなっちゃったから、買い足さなきゃ」

関連表現

Almost と almost all に関連する表現も紹介します。

Barely|かろうじて、ほとんど

英語では、何かが本来そうであるはずなのに、ほとんどそうでないことを強調するために barely を使うことがあります。

You’re tired already? We’ve barely started!
「もう疲れたの? まだ始まったばかりだよ!」
I didn't study very hard, so I barely passed the test.
「あまり勉強しなかったので、かろうじて合格しました」
I thought it would be crowded, but there’s barely anybody here.
「混んでいるかと思ったけど、ほとんど人がいないね」
I can barely understand what they are saying.
「彼らが何を言っているのかほとんど理解できない」
Can she drive?
「彼女は運転できますか?」
Barely. She just turned 16 last week.
「かろうじてね。先週16歳になったばかりだから」

Hardly|ほとんど〜ない

Hardly は barely とよく似た使われ方で、少量であることや少なさの程度などを強調するときに使います。

There’s so much food that I can hardly finish it all!
「食べ物が多すぎて、とても食べきれない!」
Her handwriting is so messy that I can hardly read it.
「彼女の字はとても汚いので、ほとんど読めない」
I can hardly drive on these narrow streets.
「こんな狭い道、運転できないよ」
She’s been working so hard that she’s hardly gotten any sleep this week
「彼女は仕事が忙しくて、今週はほとんど寝ていない」

Just about|ほぼ、大体

Just about は almost をもっとカジュアルにした言い方です。

It's just about time to go, so get ready.
「そろそろ(もうすぐ)時間だから、準備して」
Are you finished reading that book?
「その本は読み終わったの?」
I'm just about done. I’ll return it to you tomorrow.
「もうほとんど読み終わったよ。明日返すね」

違いを理解して使い分けよう!

いかがでしたか? 両者の違いがわかったでしょうか。

それぞれの違いを理解するのは、最初は戸惑うかもしれません。

しかし、almost と almost all には明確でそれぞれ特有の使い方があります。Almost は何かに近い点を指し、almost all は何かの量を指すことを覚えておいてください。

身近なところで使われていることに気づけば気づくほど、その違いが理解できるようになります。

今回挙げた例を参考に、会話のなかで使ってみてくださいね!

Written by David J
Adapted by Amy