Amy
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英語では、動物の名前を使って人の特徴を表現することがあります。
もし誰かが「rat(ネズミ)」と呼ばれているのを聞いたら、あまり良い意味ではなさそうだな…思うかもしれません。では、具体的にどういう意味なのでしょうか?
この記事では、10の動物の名前を紹介し、その名前がどのような人々を表現するのかを説明します!
もちろん、なかには良い意味のものもあれば、悪いものもあります。しかし、人の特徴を動物で表現して端的に伝えられるなんて、興味深いですよね。
説明を読む前に、リスト上の各名前を見て、どのような人々を表現するのかを予想してみましょう! 日本語での表現と比較しても、面白いかもしれません。
長い間、モルモットは実験動物として非常に人気がありました。そのため、誰かがリスキーなことを最初に試す場合や、なんらかの実験対象になっているような場合、この表現を使います。日本語でもっとも意味が近い表現は「実験台」です。
長い足を持つ緑色の昆虫以外を指す「キリギリス(grasshopper)」という言葉は、学生や未経験者を表す俗語的な用語でもあります。この用法は、1972年にデビューしたアメリカの武道テレビシリーズ「Kung Fu(カンフー)」に由来します。
その番組では、賢明な師匠が若い弟子を指すためにこの言葉を使っています。多くの人がこの起源を知らないかもしれませんが、それでも今でもよく使われ、いつも冗談めかして使われます。
クマは通常、大きくて怖い動物と考えられています。一方で、テディベアは子供向けの柔らかくて可愛らしいおもちゃです。人を「テディベア」と呼ぶことは、実際にはこれらの2つのアイデアの組み合わせです。
誰かをテディベアと呼ぶ場合は、側から見ると怖くて意地悪そうであるものの、実際はとても優しくて親切であることを意味します。
クーガーは、北アメリカと南アメリカ全体に生息する大きな猫で、マウンテンライオンやピューマとも呼ばれます。クーガーは鹿やヤギ、羊などの大きな動物だけでなく、小さなげっ歯類なども狩ります。
しかし、「クーガー(cougar)」と呼ばれる人たちは、まったく異なるものを狩るのです!2000年代初頭以降、これは年下の男性とのデートが好きな女性を指す俗語となりました。
イタチは、世界中のさまざまな国で見られる、長い体と短い足を持つ小型哺乳動物です。しかし、人を指す場合、「weasel(イタチ)」は、ずる賢い人や信頼できない人を表します。
さらに、「weasel one's way out of something」という表現があります。これは、責任や難しい状況を避けたり逃れたりすることを意味します。
モグラは、穴を掘って地下を移動することでよく知られている小動物です。彼らは突然現れる存在です。人気ゲーム「モグラ叩き」に基づいて作られたイメージもあり、さらにはスーパーマリオのゲームにもキャラクター(チョロプー)として登場しています。
モグラは目に見えにくい場所を移動することで知られているため、英語ではこの用語をスパイの一種を指すためにも使用します。ライバルに収集した情報を秘密裏に共有しながら国や組織に入り込む人々のこともモグラと呼びます。
オオカミは群れで生活し、移動することで知られています。そのため、人を「一匹狼」と呼ぶことは、彼らがしばしば一人でいることを示しています。日本語でも同じ表現が使われているので覚えやすいですね!
また、「一匹狼」のニュアンスは孤独感よりも独立性の方が強いです。つまり、単に一人での方が快適であり、他人からの援助を必要としないか求めていないタイプの人を指すことも多いようです。
ユニコーンは、馬に似ていますが、前頭部から一本のまっすぐな角が突き出ている伝説の生物です。ファンタジーの存在であり、現実には存在しないため、この用語は非公式な場面で、非常に珍しく、ほとんど見つけることができない人や物を指すためによく使用されます。
一部の人々はネズミ(mouse/mice)を可愛いと思うことがありますが、それとは違い、ネズミ(rat)は通常嫌われ、汚いまたは怖い動物と見なされます。そのため、人を指す場合も否定的な意味を持ちます。
人を「rat(ネズミ)」と呼ぶと、信用できない人や悪い人を意味することが多いでしょう。
また、「rat on」あるいは「rat them out」という表現は、秘密にすべき機密情報を共有することで、他人を裏切ることを意味します。
さらに、特定の場所に多くの時間を過ごす人を指す場合もあります。日本語でいう、「常連」という表現がこれにあたります。この用法は、上記のものほど否定的な意味はありません。
サメはもちろん、大きくて非常に危険な魚であり、人間を襲うことで知られています。そんなサメを題材にした映画「ジョーズ」は、1975年に公開され、人々に大きな衝撃を与えました。
「サメ」で表されるような人は、成功を達成するために嘘をついたり、盗んだり、不正行為を行ったりするビジネスパーソンのことを指します。
Workhorse は、競馬や乗馬ではなく仕事に使われる馬です。強靭で頼りにされることで知られています。
人について話す際、困難な状況や長時間にわたっても優れた仕事をすることのできる人のことを指します。
この用語は機械に対しても使用されることがあります。
「あの人は嫌いだ。彼はずる賢いと思う」と、誰かに対して言いたくなることもありますよね。
しかし、そう言葉にする代わりに「彼は weasel だ!」と言ってみてはどうでしょう。そうすることで、より端的でわかりやすく、豊かな表現になります。
こういった比喩表現を会話のなかに交えることで、より一層会話を楽しみながら、ネイティブスピーカーに近い英語を身につけることができるでしょう。
人々に対して使える動物の名前は他にもたくさんありますが、まずは今回紹介した10個の表現から実際に使ってみましょう!