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ビジネスメールに一工夫!外資系で使われている英語メール表現6選

ビジネスメールに一工夫!外資系で使われている英語メール表現6選

こんにちは。
マンツーマンの英語コーチをしている、Maiです。

前回の記事では、外資系企業に長く働いている経験から、海外との電話会議をスムーズに進めるためのコツとフレーズをご紹介しました。

今回は、英語メールでのコミュニケーションをよりスムーズにするための英語表現をご紹介したいと思います。

1. Nice to e-meet you!

まずは、挨拶です。

最近では、仕事以外でも、メールやSNSなど、ネット上で先に挨拶して、直接会う機会は後になる、あるいは直接会うことがない、ということも多いと思います。

そんなときの挨拶で便利なのが、“Nice to e-meet you!” です。

もちろん、 "e" をつけずに "meet" としても間違いにはなりませんが、実際に会っているわけではないということを意識した便利な言葉です。

"e-" をつけると、電子(的)、インターネット上で、といったような意味が加えられますね。

"e-mail"(電子メール) とか、"e-commerce"(電子商取引)"e-tax"(国税電子申告) なんかも日本でも意識せずに使われている言葉だと思います。

同じように、電子上の挨拶は、 "e-meet" ということになります。

2. Point me in the right direction.

こちら、よく使います。

正しい方向に導く、という意味なのですが、特にメールで何かを尋ねる、教えてほしいというときに頻出するフレーズです。

【使用例】
Can you point me in the right direction?
「正しい方向を指し示してくれますか?/教えてくれませんか?」
Can someone point me in the right direction
「誰か正しい方向を教えてくれませんか?」

また、似たようなフレーズで、 "shed light on" という言葉もあります。

こちらは「明らかにする」です。光を当てて浮き彫りにする、というような意味がやや強いですが、複雑な状況下でどうしたらいいか分からないときにメールで尋ねるといった場合に使われます。

【使用例】
Can someone shed light on this issue?
「誰かこの問題について説明してくれませんか?」

3. My two cents.

直訳すると、「私の2セント」ですね。

先のフレーズ2のような状況で意見を求められたり、あるいはメールで議論をしている場合などに、自分の意見を控えめに表現したいときに使います。

個人的な意見で聞く価値もないかもしれませんが…と前置きをするようなイメージです。

この、聞く価値もないといったところが、2セントという金額に表現されているのではないかと思います。日本語の「つまらないものですが」と似ていますね。

英語だと、みんなストレートに鋭い意見をぶつけ合うんじゃないか、とイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にもこういった「相手を傷つけない」ための控えめな表現というのはたくさんあるんですね。

“This is my 2 cents.” と言ったり、 “My 2 cents.” とだけ書く場合もあります。

これに続けて自分の意見を書いたり、逆に、意見を述べた後に付け加えるというパターンもあります。

4. Way to go!

外資系だと特に、 "Congratulations!"(おめでとう!)タイプのメールが大量に回ってきます。

チームでこんなことを達成したよ、この製品をリリースしたよ、大きな契約を結んだよ、といったような内容です。このメールに対して、次々とかぶせるようにして、おめでとうのメールが飛び交います。

特に、挨拶など無く、 ”Congratulations!”(おめでとう!)、 “Congrats!” (Congratulationsの省略形)、 “Great job!”(よくやった!)、 “Awesome!” (素晴らしい!)などだけ書いて送信されます。

通常、グループメールなので、誰に届くかとか、あまり知らない人が見たらどう思われるか、とか色々気にしてしまう人もいるかもしれませんが、外資ではそういったことお構いなく、とにかく次々に返すことが多いです。

この中でも、私が気になったフレーズが、 ”Way to go!” です。直訳すると、「進むべき道」、ということになりますが、 ”Great job”(よくやった!)に近い意味で使われていると思います。

なお、日本語で「よくやった!」は目上の人には使えないように思いますが、”Great job!” や “Way to go!” は、特に立場の上下無く、使えるイメージです。

ただ、 ”Way to go” は他にも用法があって、 ”a long way to go” だと、「まだまだこの先長い道のり」という意味になりますので、混乱しないように注意してください。

5. You deserve it.

こちらも外資ならではだと思うフレーズです。

「おめでとう」のタイプのメールや、「休暇の連絡」メールに対して使われることが多いです。

直訳すると、「あなたはそれに値する」という意味になります。

「おめでとう」タイプの場合、特に昇進などのアナウンスが回ったときなどにこの表現がよく使われます。つまり、「あなたは優秀だからその価値がある」ということですね。とても美しい言葉だと思います。

【使用例】
Congratulations! You deserve it.
「おめでとう!あなたなら当然」

上記のように返事をすると良いと思います。

「休暇の連絡」の場合ですが、こちらは、「あなたは頑張ったからその価値がある」という意味になると思います。このフレーズを使うことで、ゆっくり休んでほしいという気持ちのこもった返事になります。

【使用例】
Have a relaxed time with your family. You deserve it.
「家族とリラックスした時間を持ってね。あなたは頑張ったからその価値がある」

ちなみに、この表現はネガティブなときにも使うことがあります。例えば、自業自得だ、というような時に使います。

【使用例】
He got fired.
「彼は解雇されたよ」
He deserved it.
「自業自得だね」

というようなやり取りになるかと思います。かなり鋭い表現になるので、使い方には注意が必要ですが。

6. You made my day!

最後はポジティブな表現で締めくくっておきましょう。

直訳すると、「あなたが私の日を作った」、ですが、これで最大級の感謝を伝えることができます。

「あなたがしてくれたことで、今日一日ハッピーに過ごせる」というような意味で使われることが多いです。

とっても嬉しいとき、とっても感謝しているとき、この表現が使われるので、この言葉を言ってもらえたときは、私もとても嬉しくなります。

まとめ

さて、英語メールに使われる役立つフレーズをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

英語のメールを書くとき、まず日本語で内容を組み立ててから、英訳していますか?オンラインの自動翻訳など使っていますか?

ある程度はそれでも仕方ないと思いますが、英文メールは英文メール独特の表現がありますので、全てを英訳せずに、こういった表現も使うようにしていくと、よりスムーズな文が書けるようになるかもしれません。

是非ご参考にしていただければ幸いです。