SHIORI
(更新)
近年、日本国内外関係なく、さまざまな国籍の方と仕事をする場面が増えてきています。
そんな中、英語で簡単な挨拶はできても、ビジネスの場で使える丁寧で相手に失礼のないような挨拶をすることは、少しハードルが高いと思っている方も多くいるようです。
今回はそんな方々のために、ビジネスの場での基本の挨拶の仕方と流れ、そして便利な英語フレーズを紹介していきたいと思います。
挨拶といっても、シチュエーションや相手などによって、さまざまな挨拶の仕方があります。
ですが、基本の流れは、どのシチュエーションでも同じです。ここでは、ビジネスシーンで英語で挨拶するときの流れとポイントを紹介していきたいと思います。
ビジネスの場での一般的な挨拶の流れは、以下の通り。
ビジネスの場に限らず、まず初めは Hello や Hi など、軽い挨拶から始めると思います。ビジネスシーンでも同じで、丁寧で軽い挨拶から始めましょう。
朝なら Good morning、昼なら Good afternoon、夜なら Good evening を使うのが一般的です。
ちなみに、Hello は時間帯に関係なく使うことができ、且つ、わりと丁寧な英語表現でもあるので、ビジネスの場でも使ってOK。
「やあ/おはようございます/こんにちは/こんばんは/こんばんは」
そして軽い挨拶に続き、相手の調子を伺うような言葉を添えると、さらに丁寧です。
「お元気ですか?」
次に、自分の名前を、会社名、または部署名、役職などを一緒に伝えます。
基本的に会社名のみ、または会社名と部署名を添えるのが一般的ですが、相手が同じ会社で働く人であれば、所属部署や担当のみを伝えます。
「ABC会社から来ました安藤ゆきと申します」
「営業部の安藤ゆきと申します」
名前と会社名を伝えた後は、会えて光栄だということや、意気込み、感謝などを添えましょう。
シチュエーションにより、使われる英語表現は変わってきますが、ここは、一般的に使われる Nice to meet you にあたる部分です。It’s をつけることにより、より丁寧な英語表現になります。
「お会いできて光栄です」
→誰に対しても使える
「お会いできて光栄です」
→上の英語表現よりも少し丁寧なニュアンス
「お会いできて光栄です」
→目上の人物や地位の高い人物に対して使われる
「一緒に働くのを楽しみにしています(よろしくお願いします)」
「こちらに呼んでいただき、ありがとうございます」
この部分は必須ではありませんが、一通りの挨拶を終えた後に、自分の担当業務や業務歴などを簡単に説明しても良いでしょう。
自分から述べなかったとしても、いずれは相手から質問されることが多いです。
「私は経理部の担当者(責任者)です」
「私は会計士として5年間勤めています」
その場に来た目的などを最後に一文添えると、上手く挨拶を締めることができます。
「今日は、人事部を代表してポリシーの変更について説明するためにここに来ました」
「最近変更のあった会社のポリシーついて話したいと思います」
誰かに初めて会うとき、誰もが良い印象を与えたいと思うものです。
印象が良ければ、その分、その後のビジネスにおいても良い兆しが望めることでしょう。
しかし、良い印象を与えたいと思うばかりに上手くいかなかったり、ストレスになってしまうことも多々あります。それが第二言語での挨拶なら尚更です。
そこで、次は英語でビジネスの場で挨拶するときのポイントを紹介していきたいと思います。
日本と同じように、海外でも相手の目をしっかり見て挨拶を交わしたり、お話をしたりします。
相手の目を見ることで、自分が相手に興味を示していることをアピールできるほか、自信があるように相手の目にも映るので、好印象を与えることができます。
海外では、日本のようにお辞儀をする文化がありません。お辞儀の代わりに、挨拶を交わしながら握手をするのが基本です。
相手が握手をしてくるのを待つのも悪くはないですが、自分から積極的に握手をしにいった方が好印象です。
挨拶を交わすとき、誰でも名前は絶対に述べるものです。
相手の名前を把握した後は、すぐにでもその名前を言ってあげるようにするととても好印象です。
「こんにちは、私はデービッド・スミスと申します」
「お会いできて光栄です、スミスさん」
挨拶の後、短い会話を付け加えることによって相手との距離をグッと縮めることができます。天気やニュースの話題をあげたり、道中の無事をねぎらう言葉をかけたりすることが多いです。
また、このようなちょっとした小話をすることによって、その後の本題へスムーズに繋げることができます。
さて、ここまでビジネスシーンの基本の挨拶の流れとポイントを、例文とともに紹介してきました。
ここからはそのまま使うことができるシチュエーション別の英語フレーズをいくつか紹介していきたいと思います。
挨拶の初めの一言:
「どうも」
「こんにちは」
「おはようございます」
「こんばんは」
「こんばんは」
「いかがお過ごしですか?」
「お元気ですか?」
「調子はどうですか?」
「調子はどうですか?」
ちなみに、How’s it going? という英語表現はとてもカジュアルなので、ビジネスの場で使うことはお勧めしません。
上記の質問への一般的な答え方:
「「元気ですよ」
「元気です、ありがとう」
「うまくいっています」
「まあそこそこです」
「まあそこそこです」
I’m fine という英語表現は、「よくはないけど悪くもない」というようなニュアンスがある上に、okay や alright よりもネガティブなイメージがあるため、ビジネスの場ではあまり使われません。
挨拶の締め:
「初めまして/お会いできて光栄です/よろしくお願いします」
「初めまして/お会いできて光栄です/よろしくお願いします」
「一緒に仕事するのを楽しみにしています」
「一緒に仕事するのを楽しみにしています」
「お会いできて光栄でした」
「お会いできてよかったです」
また、一度会ったことのある人物に対しては、again を文の最後につけることもできます。
「また会えてよかったです」
「こちらこそ」
「こちらこそ」
「こちらこそ、お会いできてよかったです」
「次の会議でお会いするのを楽しみにしています」
「良い1日/週末をお過ごしください」
会社の固定電話に出る場合の初めの一言:
「OOO会社にお電話いただきまして、誠にありがとうございます」
「OOO会社にお電話いただきまして、誠にありがとうございます」
「OOOが話しております。ご用件を承ります」
「OOOが話しております。ご用件を承ります」
「お名前(会社名)を伺いしてもよろしいでしょうか?」
「お名前(会社名)を伺いしてもよろしいでしょうか?」
「少々お待ちください」
「少々お待ちいただけますか?」
「少々お待ちいただけますか?」
また、挨拶ではありませんが、指名された人物が不在の場合や、何らかの原因で電話に出られない場合は以下のように対応すると良いです。
「恐れ入りますが、彼はただいま電話に出ることができません。何か伝言がございますか?」
「メッセージを残されますか?」
Hello などと軽く挨拶を交わし、名乗る:
「もしもし、OOO会社の佐藤です」
「スミスさんとお話しできますか?」
「スミスさんとお話しできますか?」
「スミスさんに通していただけますか?」
宛名の英語表記:
「スミス様」
「こんにちは、スミスさん」
「チームへ」
→社内メールの場合
また、会社が大きかったりすると、誰が対応してくれるものなのかがわからないという場合もあるかと思います。そのようなときには、下記のような英語表現が使われます。
「ご担当者様」
「ご担当者様」
「お問合せいただきありがとうございます」
「早速お返事いただきありがとうございます」
→Thank you for「〜ありがとうございます」はビジネスメール冒頭の定番
「本日は、あなたの返金のご要望についてご連絡をいたしました」
→in regards to「〜について」はビジネスの場でよく使われる英語表現
「良い週末を過ごされたと思います」
→休み明けにメールする場合
「ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください」
「ご質問がございましたら、お知らせください」
「ご連絡いただけることを楽しみにしております」
「来週の会議でお会いすることを楽しみにしております」
「ご都合がよろしいときに至急ご連絡いただけますと幸いです」
「敬具」
「敬具」
「敬具」
「敬具」
「敬具」
「敬具」
他にも、yours truly といった英語表現もありますが、こちらは特に親しい人物に対して使用します。親しい同僚以外の人物には、主に上記の英語表現を使うことが多いです。
どうでしたか?
丁寧な英語表現やビジネス英語は、普段あまり使う機会がなくて覚えにくいという方も多いですが、基本的な挨拶の英語表現はどのシチュエーションにおいても使うことができます。
今回紹介した挨拶の英語表現をそのまま覚えて使えるようになれば、よりプロフェッショナルに聞こえること間違いなしです!