西東 たまき
(更新)
ビジネスに欠かせないミーティングは、そのセッティングがスムーズにできるかどうかによって仕事能力のレベルまで判断されかねません。
しかし、日本語で行うのは簡単でも、英語でとなると、どんな表現を使えば良いのか迷うことはありませんか?
今回は「ビジネスミーティングのセッティングに役立つ英語フレーズ」をご紹介していきます。文章をカスタマイズするのに役立つフレーズもたくさん挙げてご案内します!
まずは、「ミーティングをセッティングする」は英語でどう言うのかから確認してみましょう。
ミーティングを「呼びかける」というときは “call for a meeting” と言います。
主なミーティングの種類を挙げます。
ミーティングを開催する旨を、関係者にメールで連絡しないといけません。
メールのタイトルは、本文を読む前から内容を把握できるような表現にしましょう。
参加・不参加の連絡など、返信が必要な場合はタイトルに “Response required(要返信)” と添えると対応してもらいやすくなります。
すでに日程が決まっている場合は、次のフレーズに続けてミーティングの詳細を箇条書きにして伝えると分かりやすくなります。
例えば、販売戦略についてのミーティングを行う場合は次のように書きます。
We are holding a meeting to discuss sales strategies as follows.
・Date and time:Wednesday, 22nd May, 9:30 AM-11:00 AM
・Venue/Location:Small conference room
・Agenda/Subject:Sales strategies and action plans
<和訳>
販売戦略について話し合うミーティングを以下の通り行います。
日時:5月22日水曜日、午前9:30~午前11:00
会場:小会議室
議題:販売戦略と実施計画について
これから日程を決める場合は、以下に挙げていくような文で参加者の都合を確認します。まずは、特定の開催日時を提案し相手に伺いを立てる場合の例文です。
複数の日程候補がある場合は次のように書き、続けて候補となる日時を箇条書きにします。
相手の都合に合わせる場合は、次のようにたずねます。
ここからは様々な場面に応じて使えるフレーズをご紹介します。便利な表現ばかりですのでぜひ使ってみてください!
開催日は予定を空けて都合を確保しておいて欲しいときは、こんな決まり文句を使ってみましょう。
まだ決定していない事項を「仮」と但し書きするには、“tentative(暫定的な)” という単語を使います。必要に応じ、“TBD(To Be Decided または Determined = 後ほど決定)” や “TBA(To Be Announced = 後ほど連絡)” といった省略表現も使ってみると良いでしょう。
資料を添付する場合は、次のように一筆します。
参加・不参加の連絡を求める場合は、返信の締め切り日(deadline)を設定しましょう。
「全員参加」というには “mandatory(義務、必須である)” を使います。
“optional(任意)” という言葉も知っておくと便利です。
開催のお知らせから当日まで間がないときは、次のような一文を添えましょう。 “short notice” とは「直前のお知らせ」という意味です。
「質問があればお気軽にご連絡ください」という決まり文句があります。
参加を呼び掛けるフレーズで締めくくるなら、次の表現は「皆さま奮ってご参加ください」に相当する親しみある表現です。
開催日まで間があるときは、参加者がうっかり予定を忘れてしまっている可能性もあります。参加率を高めるため、事前にリマインドのメール= “reminder” を入れましょう。
“gentle” や “polite” といった単語を加えることで、押しつけがましくない丁寧な表現を作ります。
記事内でご紹介した表現を使い、社内向けの案内メールを「日程が決まっている場合」と「決まっていない場合」の両パターンで書いてみましょう。
Dear Members of procurement dept.,
We will be having an above titled meeting on this coming Monday.
The details are as below. Please let me know if you cannot attend.
・Date: Monday, June 10th
・Time: 2:00 PM-4:00 PM
・Location: Meeting room A
Regards,
Suzuki
--
件名:新規入札ルール確定に関するミーティングについて
調達部各位
来週月曜、表題の件につきミーティングを行いたいと思います。
詳細は下記の通りです。参加できない場合は当方までご連絡ください。
・日時: 6月10日(月) 2:00 PM-4:00PM
・場所: ミーティングルームA
よろしくお願いします。
鈴木
Dear Members of procurement dept.,
I would like to arrange a meeting as titled.
Please let me know your preferable dates and time from the list below.
The venue will be announced later.
・Monday, 10th June, 2:00 PM-4:00 PM
・Wednesday, 12th June, 10:00 AM-12:00 PM
・Friday, 14th June, 10:00 AM-12:00 PM
Please reply within this week.
If you have any concerns or questions, feel free to ask.
Regards,
Suzuki
--
件名:新規入札ルール確定に関するミーティングについて
調達部各位
表題の通りミーティングをセッティングしたいと思います。
下記一覧よりご都合の良い日時をお知らせください。
場所は追ってご連絡します。
・6月10日(月) 2:00 PM-4:00 PM
・6月12日(水) 10:00 AM-12:00 PM
・6月14日(金) 10:00 AM-12:00 PM
今週中にご返信願います。
不明点、質問等あればご連絡ください。
よろしくお願いします。
鈴木
知っていると便利なキーワードと、それらを使った例文を挙げます。セッティング時のコミュニケーションの参考にしてください。
“attend(出席する)” から派生した “attendee” は「出席者」を意味します。
“participate(参加する)” から来ている “participant(参加者)” も必要に応じて使い分けてみましょう。
現代では、性別を男性に限る “chairman” ではなく “chairperson” または “chair” と呼ぶ方が好感を持たれます。
「部数、冊数」は “copy” で数えます。
ミーティングを招集する際は、会議の内容を明確にすることがポイントです。
“minute” を複数形で使うと「議事録」の意味になります。
ミーティングそのものには時間をかけても、セッティング作業は手早く済ませたいですよね。
英語で行うにしても必要な語彙や表現はお決まりのものばかりなので、慣れてしまえば難しいことはありません。
状況に合わせて臨機応変な対応ができるよう、記事には文章をカスタマイズする英語表現も豊富に盛り込みました。是非使ってみてください。