SHIORI
(更新)
ビジネスの場では、ミスを少しでもなくすため「確認する」ことはとても大事な作業のひとつですよね。
この「確認する」を英語にする場合、いくつもの英単語があり、時と場合により使い分ける必要があります。
そこで今回は、特にビジネスの場で使われる「確認する」という英語表現をいくつか紹介していきます。
Make sure は、一般的にもっとも多く使われる「確認する」という英語表現のひとつです。物事や行動などが確実で、間違いがないかを確認する際に使われます。
Make certain という表現も同様に使われますが、もう少しかしこまったニュアンスになるので、ときと場合によって使い分けると良いでしょう。
「報告書に間違いがないか、確認してください」
「商品が月曜までに彼らに届くよう、調整しておきます(確かめておきます)」
日本語でも多用することがある check も、一般的な「確認する」という英語表現です。ビジネスの場では、double-check(再度確認する)という表現も多く使われます。
「もう一度、書類の数字を確認してもらえますか?」
「このメールを送る前に再確認する必要があります」
Confirm は、内容が正しいかどうかを確かめるというニュアンスがあり、ビジネスの場ではよく使用されます。
ホテルや飛行機、何かオンラインで購入した際などに、自動的に送られてくる内容確認のメールなどにも、名詞形の confirmation という単語が使われることが多いです。
「最終契約の確認をしたいのですが」
「このメールを受け取ったという確認メールをいただけると幸いです」
Verify には、「事実であることを証拠や調査などによって突き止めて正当化する」というようなニュアンスがあります。
ビジネスの場では大切な書類やアカウントなどの内容が正しいかどうかを確認したいときに多く用いられます。
「あなたのアカウントナンバーを確認してください」
「すべての書類は、原書であることを確認できるよう手でサインする必要がある」
Review は日本語でもよくお店や品物の評判をチェックする際に使われていますよね? 英語でも、評価の際に review という単語が使われます。
しかしビジネスの場で用いられた場合、「内容や状態について、変更が必要かどうか判断をするためにもう一度見直す」というニュアンスを持つことが多いです。
「サインする前に販売伝票の確認をしていただけますか?」
「ご応募ありがとうございます。あなたの履歴書を確認中です」
Identify は基本的に人物に対して用いられます。「その人物が本物かどうかを確認する」、または「身元を特定する」という意味で使われることが多いです。
「これが誰のものかを特定する必要があります」
「あなたの身元を証明するものを持っていますか?」
Clarify には、はっきりさせるというニュアンスがあり、曖昧でよくわからない内容などを明確にしたいときに使います。
ビジネスの場でも用いられることが多く、「確認して明確にする」というような意味になります。名詞形は clarification で、「説明、解説、解明」という意味です。
「どういう意味か、明白にしていただいても良いですか?」
「この契約について説明がほしいのですが/確認をしたいのですが」
Determine には、「判定する」や「見極める」という意味があり、一般的に、研究結果や計算などから性質や程度を見極める際に使われます。
「調査隊はまだ火事の原因を確認中である」
「仕事で何をして良いか悪いのかを確認するために職場の方針を参照することができます」
Ensure には、「確かにする」や「保証する」という意味があります。物事を確実にしたいときや、間違えがないように確認したいときなどに使われ、make sure/make certain と似たようなニュアンスになります。
「提供する情報が正確であることを保証するために、あらゆる合理的な手段を講じなければなりません」
「私たちは仕事を正しくこなすことを保証することができます」
Validate には、「有効性を確認する」または「正当性を立証する」という意味があります。
運転免許証やクレジットカード、資格やその他の免許証などの有効期限を確認したり、その内容が正しいかどうかを確認する際に多く用いられます。
「進める前にあなたの免許証の有効性を確認したいです」
「データを入力後にコンピューターが自動的にデータの内容が正しいかどうかをチェックします」
Investigate には、「掘り下げる」や「調査する」などという意味があり、真実を突き止めるために、慎重に問題や犯罪、言明などを徹底的に調べ上げるというニュアンスを持っています。
ちなみに名詞形は investigation(調査・捜査)になります。
「うーん、何がダメだったか突き止める必要があるね」
「当局は彼の税務について広範な調査を行った」
Have a look at には「〜を見る」という意味もありますが、「〜を調べる」という意味もあります。take a look at も同じような意味です。
「提出する前に私があなたの書類を見てあげる」
「このグラフを見て何か問題があったら教えてくれる?」
Look into は、「〜を覗き込む」という意味の英語表現です。覗き込んでよく見ることにより、何か問題点などを探し出すさまから、「〜を調べる」や「〜を確認する」という意味としても使われます。
「詳細を調べないといけないね(確認しないといけないね)」
「問題を調べるために3つの調査委員会が構えられた」
いかがでしたか?
「確認する」という表現は、ビジネスの場では実に多く使われます。
英語にはさまざまな表現の仕方があり、それぞれニュアンスが少しずつ違うということがこの記事を読んでわかっていただけたのではないでしょうか?
たくさんある「確認する」という表現をうまく使いこなし、英語力アップにつなげてくださいね!