みなさんはコーヒーが好きですか?
毎日の日課として朝のコーヒーは欠かせない! という方も多いのではないでしょうか。
コーヒーは世界中で愛されている定番の飲み物です。
ということは、もちろんコーヒーに関する英語表現やスラングも存在します!
今回は、コーヒーや含まれるカフェインに関するスラング表現を紹介します。
使いこなしてネイティブにまた一歩近づきましょう!
基本のコーヒースラング
まずはコーヒーの呼び名についてのスラングです。さまざまな呼び方があるので、驚かれるかもしれません!
Java
ジャワ島が有名なコーヒー産地であることから来ており、アメリカ英語でコーヒーの一般的な呼び名です。
I need a cup of java to get my day started.「一日を始めるために、コーヒーが必要だ」
Cup of Joe
第一次世界大戦時にアメリカ海軍の長官ジョセファス・ダニエルズがアルコール禁止令を敷いたことから、船員たちがコーヒーを「ジョー」と呼ぶようになったという説があります。
Let's grab a cup of Joe during our break.「休憩時間にコーヒーを飲みに行こう」
Brew
コーヒーを淹れる行為やその結果としてのコーヒー自体を指します。
Just give me five minutes to brew a fresh pot of coffee before we start the meeting.「会議を始める前にコーヒーを淹れるから、5分だけ時間をくれ」
Morning's best start: a fresh brew in my cup.「朝の最高のスタートは、カップに淹れたてのコーヒーを入れることだ」
Bean Juice
コーヒー豆から淹れられることを強調したコーヒーの愛称です。
I don't have time for a big breakfast in the morning; instead, I only have bean juice and a bagel.「朝は大きな朝食をとる時間がない。その代わり、コーヒーとベーグルだけ食べる」
Go Juice
コーヒーの俗語で、朝から get going(頑張る)ためのコーヒー。
I've got back-to-back meetings today, so I'll need plenty of go juice to keep me alert.「今日は連続してミーティングがあるから、気を引き締めるためにコーヒーがたくさん必要なんだ」
カフェイン強度を示すスラング
コーヒーのオーダーに使える、カフェイン強度を示すスラングを紹介します。独特な言い方が多いので、面白いですね。
Rocket Fuel
非常に強力なカフェインの効果を持つコーヒーを指します。
This espresso is like rocket fuel, it’s so strong!「このエスプレッソはロケット燃料みたいに強いよ!」
Jitter Juice
強いカフェイン含有量のコーヒーで、飲むと震えるほど元気になることを表します。Jitter は「震える」「慌てる」という意味です。
I had a cup of jitter juice before my meeting and now I can’t stop talking!「会議前にカフェインが強いコーヒーを飲んだら、今止まらずに喋ってしまう!」
High Octane
カフェイン含有量の多いコーヒーを指すスラングです。日本語だとハイオク(ガソリンのタイプ)を指す言葉として知られていますね。
I'm going to need a high-octane cup of coffee if I'm going to stay awake for this all-nighter.「徹夜で起きているには、強いコーヒーが必要だ」
Liquid Energy
必要なときに素早くエネルギーを供給するコーヒーの能力を指す表現です。
With my busy schedule, a quick sip of liquid energy in the morning really sets the pace for my day.「忙しいスケジュールの中、朝にコーヒーをひと口飲むと、1日のペースが決まるんです」
Dirt
非常に濃くて味わいが重いコーヒーを指します。
This coffee tastes like dirt, but it's exactly what I need after only four hours of sleep.「このコーヒーは泥のような味だが、4時間しか寝ていない私には必要なものだ」
Mud
濃くて強いコーヒーを指すスラングで、その濃度や強烈な味わいを表現します。
After pulling an all-nighter, all I want is a thick cup of mud to get me through the morning.「徹夜明けの朝は、濃厚な泥の一杯で乗り切りたい」
Leaded
カフェイン入りコーヒーのユニークな呼び方です。
I always take my coffee leaded; decaf just doesn't cut it for me.「カフェイン抜きのコーヒーは僕には合わないんだ」
反対語は unleaded で、デカフェのコーヒーを指します。
I'll have an unleaded, please. I'm trying to cut down on caffeine.「デカフェをください。カフェインを控えたいんだ」
コーヒーに関するフレーズ集
最後はコーヒーやカフェインを使ったフレーズを紹介します。
I need my caffeine fix.
この表現は、目覚めや注意力を保つためにコーヒーが必要であることを意味します。
I can't even think about starting my work until I've had my caffeine fix in the morning.「朝、カフェインを摂るまでは、仕事を始めようとは思えない」
I’m a coffee snob.
コーヒーの品質や産地にこだわる人が使う表現です。日本語では「コーヒー通」と訳すのがいいかもしれません。
I only drink single-origin espresso from locally roasted beans because I'm a bit of a coffee snob.「私はコーヒー通なので、地元で焙煎された豆のシングルオリジンのエスプレッソしか飲まない」
I’m a coffeeholic.
Coffeeholic は、アルコール依存症 (alcoholic) をもじって、コーヒーに「中毒」のように依存している人を指す表現です。
I'm such a coffeeholic that I can't even start my day without a double espresso.「ダブルのエスプレッソを飲まないと1日が始まらないくらいコーヒーに依存しているんだ」
I’m feeling wired.
コーヒーを飲み過ぎてイライラしているときに使う表現です。
I think I overdid it with the double espressos; I'm feeling wired and can't sit still!「エスプレッソをダブルで飲みすぎたようだ。気分が高ぶって、じっとしていられない!」
ここでいう wired とは、カフェインの摂り過ぎによって生じるジリジリ感や過覚醒状態のことです。
Espresso Yourself
これはダジャレで、「自分を表現する」という意味の express yourself と、カフェインが強いエスプレッソをかけています。
When I need a quick pick-me-up, I just espresso myself with a strong shot!「素早い気分転換が必要な時は、強烈なショットのエスプレッソで自分を奮い立たせるよ!」
コーヒーに関するスラングを使ってオーダーしてみよう!
たくさんの表現がありましたね。
スラングが多いということは、それだけコーヒーが人々の生活に浸透していることを示しているのかもしれません。
みなさんもこのコーヒーに関するスラングを使って、コーヒー文化を楽しんでみてください。
次回どこかでコーヒーをオーダーする際には、これらの表現を使ってみてはいかがでしょうか?