【レベル別】慣れるには英語漬けになること!おすすめの海外コミック
文字だけでなく、絵もあるため英語学習ツールとしてはもってこいです。
英語という言語を学ぶことももちろん、コミックの絵を見ることで、どのようなときに、どのような文脈でその単語やフレーズが使われるのかを見ることができるため、とても頭に入りやすいですよね。
今回の記事では、初心者レベル〜上級者レベルと、レベル別でおすすめコミックを特集します。海外コミックの定番「マーベル」や「DCコミックス」以外の、英語学習者にぜひ知っていただきたいレアなコミックも織り交ぜながらご紹介します!
英語学習者におすすめのコミック・初級編
まずは初心者レベルの方におすすめの海外コミックをご紹介します。
The Adventures of Tintin|タンタンの冒険
こちらのコミックの作者さんはベルギー人のエルジェ氏。1929年の1月の新聞に初めて発刊された子供向けコミックですが、2022年で93年の歳月を経てもなお幅広い世代に愛されているコミックです。
あらすじは、少年でありながらも記者であるタンタンと、相棒の白い犬スノーウィが世界中を飛び回りながら事件に巻き込まれるストーリーです。
とてもやさしい英語が使われているので、子供向けのコミックではありますが、英語学習の初心者の方にもとてもおすすめです。
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Astérix|アステリックス
アステリックスはフランス人作家であるルネ・ゴシニさんによって1959年に出版されたコミックシリーズです。
もともとはフランス語で作成されていたこのコミックですが、南米をはじめ、いろいろな国で人気があり、100以上の言語に翻訳されて出版されています。
しかし、アメリカではそこまで広く知れ渡っていないので、「おすすめコミック」と検索してもあまりヒットしませんが、こちらはぜひ知っていただきたいコミックの一つです!
そんなアステリックスの舞台は紀元前50年の古代ヨーロッパ時代のガリアの小さな架空の村。主人公は頭のキレるアステリックスと、アステリックスの心優しい友人のオベリックスです。
物語の背景としては、当時のローマ軍がガリアの町のほとんどを征服していったのだが、アステリックスとオベリックスをはじめとして、ローマ軍の征服から村を守るべく、戦うストーリーです。
一見、ヘビーな内容のあらすじですが、フランス独特の笑いのセンスも入っていて、子供から大人まで人気が高い作品です。
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英語学習者におすすめのコミック・中級編
次にご紹介するのは、初心者でも読めますが、少し難しい単語も混ざっている中級者向けのコミックです。
なかには知っているというコミックもあるかと思いますので、参考にしてみてくださいね!
PEANUTS|ピーナッツ
これは言わずと知れた超名作コミック・「ピーナッツ」。
このコミックのメインキャラクターのビーグル犬で、趣味が変装だというスヌーピーと、その飼い主のチャーリーブラウンをはじめとして、仲間たちと繰り広げるコメディが読みどころです。
ときには人生の教訓ともいえる名台詞を残しているので、とてもおすすめです!
このコミックは、小さい子どもたちの会話がメインとなっているのですが、使う単語一つひとつが、初心者には難しいことがあったりするので、中級者向けとさせていただきました。
Calvin and Hobbes|カルビンとホッブス
こちらのコミックの絵も一度は見たことがあるかと思います。
6歳の想像豊かなカルビンという男の子と、カルビンのトラのぬいぐるのホッブスが描くユーモラスな日常を描いています。
一見、ピーナッツのような可愛らしいイラストですが、コミック内に出てくる発言は毒舌だったりします。こなれた感じでいてユーモアあふれる英語表現が書かれているので、中級者向けにカウントしました。
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Garfield|ガーフィールド
こちらも、見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。
オレンジ色の毛に黒の縞模様のタビーキャットのガーフィールドと、飼い主のジョン、ビーグル犬のオーディー、そして猫のナーマルの日常が、シニカルでありながらも面白おかしく描かれています。
このガーフィールドが可愛いのに毒舌というポイントがなんとも面白いのです!
そして、その放たれる毒舌の何度レベルが難しかったりするときがあるので、子ども向けのコミックですが、今回は中級向けコミックとしてご紹介します。
英語学習者におすすめのコミック・上級編
例えばブラックジョークが繰り広げられているシーンで、簡単な単語でフレーズが作られていても、読んだままの意味ではないこともあるので、今回の上級者編はそういう難しい表現が含まれているコミックをご紹介したいと思います。
Zot|ゾット
こちらは日本ではあまり知られていないコミックです。
1984年に出版されたこのコミックは、青目をしている金髪の少年ゾットが異世界を飛び回り、銃口が10もあるレザーガンで敵と戦うというシリーズ系コミックです。
このコミックの推しポイントは、主人公の楽観的なキャラクターが面白いことと、ストーリー展開が面白おかしく、画が今でいう「エモい」テイストでとても綺麗です。
ヒーローもののコミックなので、少し難しいフレーズがたくさん登場し、スラングもたくさん登場するので、上級者におすすめです!
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Maus|マウス
1986年に発売されたこのコミックは、ホロコーストに関連したヘビーな内容のものとなっています。
作者のアート・スピーゲルマンさんのお父さまがアウシュヴィッツから生還して、アメリカ・ニューヨークでコミック作家として生計を立てていたのですが、そのお父さまの体験をもとに、こちらのコミックを描いたとのことです。
歴史が絡んだ悲しい物語ですが、リアルに語られたストーリーだけでなく、そのなかでも生き延びられた感動もあり、同時に難しい英単語も学ぶこともできます。
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The Watchmen|ウォッチメン
1986年に発売されたこのコミックは、ひとことで言えば、ヒーロー系のストーリーのコミックです。
「ヒーロー系ストーリー」と聞くと、普通にヒーローが人々や社会を守るために悪と戦うことを想像するかと思いますが、このコミックは、なんと「ヒーロー禁止の世界」を描いたコミックなのです。
社会の悪と戦うクライムファイターたちの一員である「コメディアン」というヒーローが、あるとき、誰かに殺害されます。「ヒーロー禁止令」が発令されているなかで、クライムファイターたちは、非合法でありながらも社会の悪たちと戦い、そのなか「コメディアン」を殺害したのは誰なのかと犯人探しをするストーリーです。
「ヒーロー禁止」の世界を描くという、なかなかない展開のストーリーが面白く、エンディングもとても面白いものになっているので、コミックのなかでも人気の作品です。
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海外コミックで語彙力を増やそう!
今回は海外コミックをレベル別にご紹介しました!
リンクした購入ページのほとんどは実際の書籍を注文できるものばかりですが、もちろんオンラインでも読むことができます。
英語を「苦の修行」だと思わずに楽しく学べる方法のひとつとしては、コミックがおすすめです。
冒頭でもお話したとおり、シーンが描かれている画と一緒に読むことで、文脈的にも意味を理解しやすく、ストーリー展開もあって面白いので、ぜひ怖がらずに、一冊からでも挑戦してみるのはいかがでしょうか?