SHIORI
(更新)
「do」と「does」の意味と使い方は基本の文法になるので、英語を学ぶ上で超初期段階で押さえておきたいところです。
しかし意外とごちゃごちゃになりやすいのか、私自身アメリカに来て7年ですが、たくさんの留学生、そしてたまには英語ネイティブまでもが、do と does を間違えて使ってしまっているという場面に多々遭遇してきました。
そこで今回は、「do」と「does」の意味と使い方を改めて解説していきたいと思います。
do は「〜する」という動詞で、主語が下記のいずれかの場合に使われます。
「あなたはお寿司が好きですか?」
「はい、好きです」
「彼らは走るのが好きですか?」
「いいえ、彼らは(走ることが)好きではありません」
一方で does も、do とまったく同じ「〜する」の意味で使われます。
do との違いは、主語が「私(I)」と「あなた(you)」以外の第3者(3人称)である以下のいずれかのときに使われるという点です。
「彼女はスープが欲しいですか?」
「はい、彼女は(スープが)欲しいです」
「彼はギターを弾きますか?」
「いいえ、彼は(ギターを)弾きません」
「それは矛盾している」
「日本ではそんなに雪降らないでしょ?」
また、does は3人称単数(第3者が1人、または1つ)のときのみ使い、2つ以上の場合は do が使われます。
「この時計は動きません」
「これらの時計は動きません」
do 以外の一般動詞が使われる場合、主語が「私(I)」、「あなた(you)」、そして多数の人や物「あなた達(you)」、「彼ら、それら(they)」のときに動詞の原形を使います。
それ以外の3人称単数の場合は、動詞の原形に「-s」、または「-es」を付けるというルールがあります。
「私/あなた/彼らはたくさん歩きます」
「彼女/彼/それはたくさん歩きます」
「-es」は基本的に「o」で終わる単語の後ろに付けます。そのため「do」は3人称単数の場合には「does」という形になるのです。
一般動詞を使った疑問文では、do もしくは does が必ず文頭に来ます。do を使うのか does を使うのかは、上で説明した法則と同じように、主語によって分けられます。
そして、do が文頭にこようが does が文頭にこようが関係なく、その後にくる動詞は全て原形になりますので注意してください。
「あなたは歌いますか?」
「彼女は歌いますか?」
「彼らはパスタが好きですか?」
「あなたの弟はパスタが好きですか?」
一般動詞を使った肯定文では、do や does を見かけることはあまりありません。それは、一般動詞に「-s」を付けるか付けないかによって3人称単数と区別をするからです。
しかし「-s」の代わりに、動詞の前にあえて do や does を付け加えることにより、強調した文を作ることができます。
「彼女はたくさん働きます」
→「彼女は本当にたくさん働きます」
「あなたは走るのが速いです」
→「あなたは本当に走るのが速いです」
いかがでしたか?
今回は do と does の意味と使い方を改めて解説しました。
基本的な文法ですが、日本人だけにとどまらず、意外と間違えて使っている学習者が多い印象です。
これを機に、do と does の復習をしてみてはいかがでしょうか?
この記事が、みなさんの英語学習に少しでも役立てれば幸いです。