Hiroe H
(更新)
ネイティブと会話をしていたり、海外の映画やドラマを見ていて go という単語がよく使われているなと思ったことはありませんか?
または「行く」という意味で使われていなさそうなのに、go という単語を耳にして不思議に思ったことがあるかもしれません。
実は英語学習者なら誰もが知っている go という単語には、「行く」以外にもたくさんの意味があるんです。
今回は特によく使われる go の13の意味を紹介していきますので、ここでしっかりと覚えて会話でどんどん使ってみてください!
go は、視点から離れて行く、あるところに向かう、進行するというコアな意味があります。
中学校で学んだ go はまさにこれですね。
この go のコアの意味だけで完璧に理解したとはいえませんが、しっかり理解することで、ほかの意味がよりイメージしやすくなると思います。
では早速例文と一緒に go の13の意味をみていきましょう!
「もう遅いから行かないと」
今いるところから離れて行く・去るという意味です。
「彼女は土曜までにはとっくに去っているよ」
彼女は土曜までに今いる場所から去っていなくなるという意味です。
「痛みがなくなった」
痛みが離れて行くということは、痛みがなくなるという意味になりますね。
「彼はまた仕事に遅刻だ。残念だが彼には辞めてもらおう」
彼を職場から行かせるということは、彼を仕事から外させる・辞めさせるという意味になります。
「彼女の視力は衰えているが、聴力はまだ良い」
視力が離れて行くということは、視力が衰えると言えますね。
「革バッグのジッパーがダメになってきている」
これを直訳すると「革バッグが行き始める」と、ちょっとおかしな意味に思えますが、この例文の場合は「ダメになる・使えなくなる」という意味になります。
「古いバイクのエンジンがかからない(スタートしない)」
goには動作などを「始める・スタート」するという意味もあります。
「位置について、よーいどん!」
何かを始める(ここではレースを始める)ときにも使われます。
「よし、いけ!」というようなイメージですね!
「近所の家で警報器が鳴っている」
go には鳴るという意味もあり、go off で「(目覚ましや警報器が)鳴り響く」という意味です。
「牛が『モー』と鳴く」
動物などの鳴き声を表すときにも go を使って表現できます。
「楽しい時間はあっという間に過ぎるようだ」
時間が行くということは、「時間が過ぎる」と言えますね。
「働いているとなかなか時間が過ぎないように思える」
go by で「(時間が)過ぎる・経過する」という意味になります。
「ジェンとケビンの噂は学校中に広まった」
※went = goの過去形
人の噂はいろいろなところまで行きますよね。このように go を使って「(噂などが)広まる」と言えます。
また、go (went) viral も「広まる(拡散する)」という意味の熟語もあるので、こちらも使ってみてくださいね!
「彼は手で口を覆わずにくしゃみをしたので、バイ菌が部屋じゅうに飛び散った」
「(バイ菌や花粉など小さなものが)飛び散る」という意味でも go が使われます。
「すべての本はこの棚にしまわれます」
本棚から出ている本が元あるべき場所に行く、という意味ですね。
「この箱はどこに置くか教えて?」
こちらも箱があるべき場所に行くという意味です。
「この夏に貯めたお金は全部パリ旅行に使われる」
ここでは、貯めたお金はパリ旅行のために費やされる、という意味で使われています。
「彼は高級マンションに住んでいるので、彼のほとんどの給料は家賃を払うのに費やされる」
給料が家賃へと行く、ということは家賃に費やされるという意味ですね。
「面接はどうでしたか?」
「とてもうまくいきました」
go には「物事が進行する」という意味もあるので、go very well で「とても上手くいく」と言えます。
「そのジャケット、あなたの新しいズボンと合うね」
go with で「〜と調和する・よく合う」という意味。
「この魚はあなたがこの前買った白ワインとよく合いそうだね」
go well with で「〜と合う・〜と釣り合う」という意味です。
「父はハゲている」
go の後ろに形容詞が来ると「〜の状態になる」という意味になります。
ここでは go の後ろに形容詞 bald(ハゲ)がくると「ハゲる」という意味になります。
「旅行に行く前に冷蔵庫の牛乳を飲みきったほうがいいよ。じゃないと腐っちゃう」
こちらも go の後ろに形容詞の bad「傷んだ・腐った」がくると、「腐る」という意味になります。
「近所の人の薪割り機が午前中ずっと動いている」
goには、「(機械などが)作動する」という意味があります。
「私の車を動かすのを手伝ってくれない?多分バッテリーが上がったんだと思う」
ここでの「(車を)動かす・作動させる」ということは、エンジンがかかる状態にするということです。
今回はgoの13の意味をご紹介しましたが、いかがでしたか?
実際にはこれ以外の意味もありますが、特によく使う go をまとめたので、まずはこれらを使えるようにしましょう!
go が持つたくさんの意味を覚えることで語彙力だけでなく英語力もアップし、ネイティブのような自然な言い回しも学ぶことができます。
また、紹介した例文だけでなく、ご自身でもそれぞれの意味を使った文を考え、繰り返し口に出して練習すると、もっと覚えやすくなると思います。
ぜひ試してみてくださいね!