同じスペル・発音でも意味が違う!?例文で覚える英語の「同音異義語」14選

英語の同音異義語

日本語の「こうしょう(交渉・高尚・考証…)」のように、同じ発音ながら意味の異なる言葉は英語にもあります。

「match(試合、マッチ)」など名詞同士ならまだわかりやすいのですが、「left(左、leave[残る]の過去形・過去分詞形)」といった具合に、名詞と動詞(特に過去形や過去分詞)などの場合、ちょっと混乱してしまいますよね。

そこで、今回ご紹介する14の例のように、ひとつの文章に同音異義語を入れたものを自分でも作ってみましょう。一度手を動かすと、ややこしい同音異義語も忘れにくくなりますよ!

覚えておきたい同音異義語

1. bill

bill

Hey Bill, do you know where the bill from Verizon is?
「おい、ビル、ヴェライゾンからの請求書がどこにあるか知ってる?」

bill(bíl)
① 名詞:男性のファーストネーム “William” の愛称
② 名詞:請求書

人名を含む固有名詞と一般名詞が同じ綴りであることはときどきありますが、固有名詞は必ず大文字で始まります。

“phone bill(電話代の請求書)” “electricity bill (電気代の請求書)” など、“bill” は日常生活で頻繁に使う単語なので覚えておきましょう。

※ Verizon:全米最大の電話/インターネット/ケーブルTVの会社

2. point

My point is that toys with sharp points are not safe.
「私の要点は、鋭く尖った部分があるオモチャは安全ではないということ」

point(pˈɔɪnt)
① 名詞:要点
② 名詞:突端、先端

「ポイント(要点)」は日本語としても浸透していますね。
尖った部分を指す “point” は、複数あれば “points” と複数形になります。たとえば怪獣のフィギュアは牙、背びれ、爪などが “sharp points” ですね。

3. date

date

Yesterday we went to the gourmet super market and my date kept on checking expiration dates of grocelies!
「昨日、デートの相手とグルメ・スーパーマーケットに行ったら、食品の賞味期限をチェックし続けたのよ!」

date(déɪt)
① 名詞:デートの相手
② 名詞:日付

“date” は「デート」そのものだけでなく、「デートの相手」も表します。

  • I have a date tonight.
    「今夜、デートなの」
  • My date was cute!
    「デートの相手はキュートだったわ!」

「日付」の意味でも、日常会話でとてもよく使われます。

  • Today's date is January 1.
    「今日の日付は1月1日」

いずれも発音は「デイト」に近いです。

4. cool

Our President's as cool as cucumber and I'm cool with it.
「我々の大統領はキュウリのごとく冷静だが、それについて問題はないね」

cool(kúːl)
①形容詞:冷静な
②形容詞:問題はない(“be cool with” とした場合)

本来は「冷たい」「涼しい」という意味の “cool” は、「冷静」という意味でも使われます。例文は形容詞として使っていますが、名詞としても使います。

  • He didn't lose his cool.
    「彼は冷静さを失わなかった)」

また、“cool” は「かっこいい」を意味するスラングとして使われますが、こうした肯定的な使われ方が転じて、例文にあるように “I'm cool with it.(私はそれについて問題はない=それで良い)” といった使い方もされます。

※ “as cool as cucumber” は慣用句

5. hot

hot

It's hot today and there is a hot lady eating chicken with hot sauce.
「今日は暑くて、あそこでセクシーな女性がスパイシーなソースをかけたチキンを食べている」

hot(hάt/hˈɔt)
① 形容詞:暑い
② 形容詞:辛い、スパイシー
③ 形容動詞:セクシーな、イケてる

“hot(暑い)” が転じて、食べると汗が出る「辛い、スパイシー」な食べ物を “hot” と形容します。ただし “serve hot food” と言えば「温かい食事を提供します」となるので、文脈に気をつけるようにしましょう。

「セクシー」の意味で使う場合は、もちろん男性に対しても使えます。

6. rose

The woman who just rose from her seat is wearing a red rose in her hair.
「今、席から立ち上がった女性は大きな赤いバラを髪に挿している」

rose(/róʊz|rˈəʊz/)
① 名詞:バラ
② 動詞:rise(立ち上がる)の過去形

バラの花は一輪であれば “rose”、花束であれば “roses”、「立ち上がる」は rise, rose, risen と変化します。そのため、数量と時勢が違えば「同音異義語」にはならない場合もありますね。

7. net

net

This is net profit from our fishing net business.
「これが我々の漁網ビジネスの純利益です」

net(nét)
① 形容詞:最終の(税引き後の)
② 名詞:網

日本語でも「ネット収益」(対する「グロス収益=総収益」)という言葉は浸透していますね。

「網」を指す場合は、2つ以上あればもちろん複数形 “nets” となります。

8. roll

My grandma bakes rolls while grandpa rolls a cigarette.
「ボクのおじいちゃんが手巻き煙草を巻く間、おばあちゃんはロールパンを焼く」

roll(róʊ/rˈəʊl)
① 名詞:ロールパン
② 動詞:巻く

「ロールパン」のことを “roll” と呼びますが、必ずしも日本のロールパンのように「巻いた」形ではなく、小さく丸いパンであれば全て “roll” と言います。

「巻く」は動詞ですが、巻いた形状のものは名詞で “a roll of string(糸巻きに巻かれた糸)” などと言います。英語では関連する意味を持つ動詞と名詞が同じ綴りであることが多くあります。

発音も、日本人には難しい「R」と「L」の組み合せなので注意してくださいね。

9. free

free

Yeah, these cookies are free, but I thought you only eat sugar free snacks.
「そう、このクッキーはタダだけど、あなたは砂糖の入っていないおやつしか食べないと思ってた」

free(fríː)
① 形容詞:無料の
② 形容詞:~のない、~抜きの

「無料」を意味する “free” は日本でも知られていますが、「~のない、~抜きの」はわかりにくいかもしれません。脂肪分を抜いたヨーグルトは “fat free yogurt”、学校の外壁には “Drug Free Zone(麻薬なしのエリア)”(※ 実際は「学校に麻薬を持ち込まないようにしよう」という標語的なフレーズ)と書かれていることがあります。

10. engaged

We got engaged in September, and since then, I've been seriously engaged in our wedding planning.
「私たち9月に婚約して、それ以来、私は結婚式のプラン作りを真剣にやっているの」

engaged(en・gáged)
① 形容詞:婚約して
② 形容詞:(ある行為に)従事して

日本では「エンゲージ」と言えば「婚約」ですが、そもそもは「あることにかかわる、コミットする」という意味合い。婚約も「2人の共同生活にコミットする」ということなのですね。

ちなみに「プロポーズ」も「求婚」だけでなく、「何かを提案する」という意味があります。相手に結婚を提案することから、「求婚」の意味でも使われます。

11. right

right

That's right, you have to make a right to get to the movie theater.
「それで正解、映画館に行くには右に曲がらないとダメなんだ」

right(rάɪt)
① 形容詞:正しい
② 名詞:右

「正しい」も「右」も同じスペル、同じ発音です。カタカナではやはり「ライト」と記される “wright(書く)” も同じ発音。“light(光)” は「L」なので、もちろん発音は異なります。

おまけ

最後に、同じスペルでも発音と意味が違う言葉を3つ紹介しましょう。

12. bow

The ambassadors with bow ties bow down to the Princess.
「蝶ネクタイの大使たちが王女にお辞儀をする」

bow
① 名詞:蝶結び(bóʊ)
② 動詞:お辞儀をする(bάʊ)

「蝶結び」されたひもを “bow” と呼ぶので、日本語の「リボン」も結ばれていれば “bow”。結ぶ前のヒモ状のものが “ribbon” となります。

欧米での「お辞儀」は日本ほど腰を深く曲げず、上半身を少し傾ける程度です。日常生活ではあまり行いませんが、フォーマルな儀式、コンサートなどで見かけることがあります。

13. lead

Usually, people with Ph.Ds lead lead pollution research projects.
「通常、博士号を持つ人が鉛公害リサーチ・プロジェクトを率いる」

lead
① 動詞「率いる」(li':d)
② 名詞「鉛」(led)

※ 発音は全く異なるので要注意。「率いる」はリード(li':d)、鉛はレッド(led)。ただし「L」なので “red(réd)” とも異なります。

14. desert

desert

The army deserted a soldier in the Sahara Desert.
「その軍隊は、サハラ砂漠で1人の兵隊を見捨てた」

desert
① 名詞:砂漠」(dézɚt/‐zət)
② 動詞:見捨てる」(dɪzˈɚːt/‐zˈəːt)

「砂漠」の “desert” は最初にアクセントがあり、「見捨てる」の “desert” は平坦に発音します。
ちなみに食後の「デザート」は “dessert” と “s” が2つ続き、発音も異なります。

さいごに

いかがでしたか? 実際には、文脈によって4つも5つも異なる意味を持つ単語もあります。それらをネイティヴとの会話や映画などで聞き分けるのは……とても難しいですよね。

そこでおすすめなのが、英字新聞や雑誌の記事を毎日1本だけでも読み続けること。最初は1パラグラフだけでもOKです。読むことによって文脈から同じ言葉であっても意味が違うのだと理解できます。

政治経済から芸能・ファッションまで、自分が興味あるジャンルの記事なら読みやすいはず。最初は大変でも、続けると必ず効果が出るので是非がんばってみてください!

では、See you next time! (次回にお会いしましょう!)

 

【英語には面白い表現がたくさん!】