DMM英会話ブログ編集部
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英語上達の道の一つに「語彙力を上げる」ことがあります。しかし、知らない単語、難しい単語を覚えることだけが必ずしも「語彙力を上げる」ことではありません。
たとえば、身の回りのものを英語で全て言えますか?
私は渡米前、正直言えると思っていました。でも、いざアメリカに来てホームステイを始め、初日の晩に携帯を充電しようとして私がホストファーザーに聞いた質問がこれでした。
"Do you know where the コンセント is?"
ホストファーザーの「?」となる顔を見て、私は自分の発音が下手だったのかと思い、もう一度繰り返しました。
"Do you know where the コンセント is?"
"…Do you mean… the outlets?"
その時、私は初めて「コンセント」が和製英語であることを知ったのです・・・
そのほかにも、私が和製英語だと知らずに使ったカタカナ用語は多数あります。
というわけで今回は、私がアメリカで通じると思って言ったら通じなかった和製英語を紹介したいと思います!
「リュックサック」は、どうやらイギリスでは通じるそうなんですが、アメリカのアパレルショップや雑貨店で「リュックサック売っていますか?」と聞く時は、"Do you have backpacks?" と聞いてください。
こちらでは "laptop" と言うのが一般的。ノートパソコンを買おうと思って電気屋さんやパソコンショップに行く時は、"I'm looking for laptops." と言ってみてください。
こちらでは "questionnaire" と言います。アンケートを頼まれて、もうすでにそのアンケートに答えていた時は、"I have already answered the questionnaire." と答えましょう。
日本ではフード付きスウェットのこともパーカと言いますが、こちらでは "parka" というと、真冬に着るようなフード付きのごつい防寒着のことを意味します。ちょっと肌寒い時にフード付きスウェットを着たいと思ったら、"I want to put my hoodie on." と言ってください。
余談ですが、こちらの人は寒い時や小雨が降っている時など、頻繁にフードをかぶります。私は日本にいた頃はフードは「飾り」程度にしか思っていませんでしたが、こちらに来てからフードをフードとして使うようになりました。意外と便利です!
アメリカでは一般的に、首に巻くものは修飾用・防寒用ともに "scarf" と言います。「スカーフ」と言うと、どうしてもあのひらひらっとしたものを思い浮かべてしまう私は、初めて "I like your scarf." と言われた時は逆に「?」と思ってしまいました。
こちらでは "French fries" または “fries” と言います。ファストフードなどでフライドポテトを持ち帰りで注文する時は、"I'd like to order fries to go." とオーダーしてください!メニューには “FF” と表記されていることもあります。ちなみにイギリスでは “chips” と呼ばれています。
これも "stapler" と言わないとあまり通じません。ホッチキスの芯がなくなった時は、“I’m out of staples.” と言ってください。
これはアメリカでは一般的に “popsicle” と言われています。もともと商標だったようです。アイスキャンディを友達にあげる時は、”Would you like a popsicle?” と言って渡してみてください。
ベビーカーは和製英語で、アメリカでは "stroller" がよく使われていています。施設などでベビーカー置き場を探す時は、"stroller parking" という表記を探してください。
「ビーチサンダル」は “flip-flop” と言います。海に行ってビーチサンダルを忘れた時は “I forgot my flip-flops.” と言ってください。
何かがうまくいった時などに手を合わせ合って喜ぶジェスチャーを日本語ではハイタッチと言いますが、アメリカでは “high five” と言います。ハイタッチをしたい時は “High five!” “Give me a high five!” などと言ってください。
「テレビゲーム」でも理解してもらえることもありますが、アメリカでは "video game" と言います。「テレビゲームは好きですか?」と聞く時は、"Do you like playing video games?" と聞きましょう!
“coin-op laundry” とも言うので、「コインランドリー」でも理解してもらえることはありますが、アメリカでは “laundromat” と呼ばれることが多いです。Wikipedia によると、もともと商標だったようで、カナダやオーストラリアでも "laundromat" 、イギリスでは "launderette" と言うようです。コインランドリーが近くにあるか知りたい時は、”Where is the nearest laundromat from here?” と聞いてみてください。
これは有名ですが、トイレに行きたい時は "bathroom" と言うのが一般的です。お店など、“restroom” と書かれているところもよくあります。トイレを借りたい時は "Can I use the bathroom?" と聞いてみてください。ちなみに、イギリスでは “toilet” と言うようです。
「ミニトマト」でも、言葉の雰囲気から理解してもらえますが、アメリカでは "cherry tomato" と言います。もしサラダバーでミニトマトも追加したい時は、"I'd like some cherry tomatoes, too." と言ってください。
上記に挙げた英単語は全て、私自身が実生活で使って通じなかったものです。和製英語やカタカナ英語は印象強く頭の中に残りがちで、発音もカタカナ風になってしまうことがあるので、とてもやっかいです。
他にも気になるカタカナ単語があれば、ぜひ英語で何というか調べてみてください。身近な単語ほど発見がありますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!