そんなつもりじゃないのに! 相手を怒らせるかもしれない要注意英語表現まとめ

相手を怒らせるかもしれない要注意英語表現

学校で教えてくれる英語はどれも丁寧で礼儀正しいものばかり。ただし、そうした英語もほんのちょっと言葉を変えるだけで、またはその時々のシチュエーションによっては、相手を怒らせる表現になってしまいます。

今回は、「そんなつもりじゃなかったのに」という誤解を生みやすい英語表現をご紹介します。細かなニュアンスの違いを理解して、真の表現力を磨きましょう。

× Can you speak Japanese?

「日本語を話す能力が君にはあるのかな?」と相手を小ばかにしたニュアンスに聞こえてしまうかもしれません。

本来、日本語に限らず、言葉というのは能力的なものではなく習慣的なものです。“Can you~?” だと能力をあからさまに尋ねることになり、相手を侮っている印象を与えてしまう可能性があるでしょう。

そんなつもりじゃないなら……

  • Do you speak Japanese?

これなら「日本語を話す習慣があるのですか?」と、マイルドに尋ねることができます。

× No thank you.

相手の申し出、好意をぴしゃりとはねつけるイメージです。「いいえ結構です!」という強い拒絶の意思を相手に伝えることになります。

そんなつもりじゃないなら……

実は、ネイティブはあまり “No thank you.” という表現を使いません。英語は必ず「Yes/No」がはっきりしているというのは誤解です。相手の好意をやんわりと断る表現もきちんとあるのです。

そんな時には、次のような表現を使いましょう。

  • I’m OK.
  • I’m alright.
  • Thank you, but I’m OK.

× Why did you come here?

「なんでここ来たの?」とフランクに尋ねたつもりが、「どうしてあなたはここに来たのか、理由を言ってください」と相手に迫る感じで伝わってしまうかも。相手は職務質問されているような嫌な気分になってしまうかもしれません。

そんなつもりじゃないなら……

  • What brought you here?
  • What made you come to here?

こんな表現ならば、相手を不快にさせることなく理由を尋ねることができます。

× What do you want?

相手のずうずうしい要求に「今度はいったい何の用だ?」とイライラしているようなイメージです。ぶっきらぼうな言い方に聞こえてしまうかもしれません。

そんなつもりじゃないなら…

喜んで相手の要件を尋ねたいときには、

  • What can I do for you?

と言いましょう。“want” はそもそも直接的、本能的な欲求、なりふり構わない欲求を表すので、親しい間柄ならともかく、目上の人に対して使うのは失礼にあたります。

× Do you have a problem with that?

何か問題がないか確認したいと思っていても、「何か文句あんのかよ?」と相手に噛みつく印象を与えてしまうかもしれません。

そんなつもりじゃないなら……

問題点を指摘してほしいときなど、特に喧嘩するつもりがないなら、

  • Is everything OK?
  • Is anything wrong?

と穏やかに優しく言いましょう。
仕事を進めるときに問題がないか尋ねたいのであれば、

  • Is it acceptable for you?

という表現も使えます。

× I don’t understand.

相手の言葉が聞き取れなかったから正直に伝えただけなのに、「わけわかんないよ」と相手の理不尽さ、支離滅裂さを非難する伝わり方をしてしまうかもしれません。

そんなつもりじゃないなら……

相手の英語がうまく聞き取れなくてもう一度聞きたいならば、

  • I’m sorry?

と語尾を上げて言えば十分です。より丁寧に言いたければ、

  • Excuse me, could you say that again?

という表現も◎です。

× I respect you.

上司に対する尊敬の気持ちを伝えたつもりが、「君のことは尊重するよ」「君には一目置いているよ」と上から目線な印象で伝わってしまうかもしれません。

そんなつもりじゃないなら……

そもそも “respect” は年齢的、立場的に同等な人に対して使う言葉「軽く見ていない、なめていない」というニュアンスがあります。日本語訳では「尊敬」というより「尊重」という言葉の方が近いでしょう。

相手に尊敬や憧れを伝えたいのであれば、

  • I look up to you.
  • I admire you.

こんな表現をする方が、より適切です。

× So what?

自慢話やお説教など、相手が言っていることに対して「自分はどうでもいい」という気分を表すときに使う表現です。相手には「それがどうした?」「だから何だ?」とぶっきらぼうな印象を与えるでしょう。

そんなつもりじゃないなら……

単純に「それでどうした? それでどうなった?」と相手の話を促したいだけであれば、

  • And?
  • What happened next?

ちなみに、“So what did you do today?” のようにwhat疑問文の頭にsoを使うことは問題ありません。

× I heard about you.

「噂を聞いてる」「良い噂を聞いてる」と伝えたつもりでも、相手には「あなたはひどい人だと聞いてるよ」という意味合いに聞こえてしまいます。

そんなつもりじゃないなら…

ここでは、過去形ではなく現在完了形を使います。

  • I’ve heard a lot about you.

時制が変わるだけで意味が大きく変わるので、要注意の表現ですね。

× You had better come with me.

直訳は「俺と一緒に来た方がいい」。 “had better~(〜した方が良い)” を使うと、「さもないととんでもないことになるぞ」と上から目線で警告を発しているイメージです。

そんなつもりじゃないなら……

「そうした方がいいですよ」と義務・忠告を与えたいというニュアンスであれば、次のような表現を選びましょう。

  • You should come with me.
  • It would be better for you to come with me.

 英語で相手を怒らせるケース「食事デート編」

食事デート編

気になるあの人との食事デート。けれど、こんな英語表現を使ってしまうと、相手が知らない間に怒っている? なんてことが起こるかもしれません。

  • レストランで相手に席を勧めるとき: “Please sit down.”
  • 料理の感想をいうとき: It’s good.”
  • 卓上の塩をとってほしいとき: Would you pass me the salt?”
  • リーズナブルな店だと言いたいとき: This restaurant is cheap.”
  • コーヒーを注文するとき: I want coffee.”
  • 会計が間違っているとき: You gave me the wrong change.”

怒らせたくないならこう言おう!

デート相手はもちろん、お店の店員さんにも失礼な口の利き方をしていれば、「次のデートはないな……」と思わせてしまうでしょう。
相手に不快な思いをさせたくなければ、次のような表現を選ぶのがベターです。

 Please have a seat.

“Please sit down.” では強制的な感じがします。

It’s really good.

“It’s good.” では「まあまあじゃない」ととられます。

Could you pass me the salt?

“Would you~?” だと「相手が当然それをしてくれるもの」というニュアンスがあるので、使い方によっては嫌味に聞こえます。

This restaurant is inexpensive.

“cheap” を使うと「安っぽい、品質が悪い」というマイナスのイメージを与えます。

I’ll take coffee.

“I want~” を使うと子供じみた、ぶっきらぼうな口調に聞こえます。

I think I got the wrong change.

“You gave me the wrong change.” は「ごまかそうとしてない?」と詰問しているニュアンスです。

 おわりに

いかがでしたか? 今回ご紹介した表現は、どれも普段の会話の中で何げなく使ってしまいそうなものばかりです。

言葉とは繊細なもので、ちょっとしたミスや誤解が人間関係にヒビを入れかねません。そうした悲劇を防ぐためにも、何げなく使う言葉のニュアンスにもう一度注意深く気を配ってみてくださいね。

 

【バリエーションを身に付けて、表現力をもっと豊かに!】