DMM英会話ブログ編集部
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「多分行くよ」「きっと来ると思うよ」「もしかするとそうかもしれないね」
どれくらいの確信を持っているのかを表す際に動詞と一緒に使われるのが副詞。その代表的な “maybe” はよく知られている単語だと思いますが、実際にどれくらいの確信度なのか知っていますか?
今回は、会話でよく使われるものを厳選して【確信度・可能性を表す副詞7つ】を紹介したいと思います。
まずは、かなり高い確信度を表す時に使われる “definitely” と “certainly”。“definitely” のほうが確信度は少し高めです。
話し手が確信している「〜だ」を強調するための表現で「絶対に」「間違いなく」を意味する副詞です。形容詞の “definite” が「変わることのない」というニュアンスを含むので、副詞の “definitely” も「そう信じて全く疑わない」「疑いの余地は全くない」という、かなり強い確信を表します。
これも同じく、話し手の「確かだと思う」「正しいと思う」ことを強調する時に使う副詞です。“definitely” よりほんの少しだけ確信度が落ちますが、こちらも「疑いなく」というニュアンスを含むので、かなり高い確信度がうかがえます。
次に紹介する副詞 “probably”、“likely” は推量を含むので、先ほど紹介した “definitely” や “certainly” よりも確信度は低くなります。
「多分」と訳されることが多いですが、“probably” はかなり高い確信度・実現の可能性を表します。もしかするとそうではないかもしれないけど、ほぼ間違いないことやほぼ確定していることに対して使われます。「多分」という訳からも分かるように、推量を含んでいるので100%とは言わないまでも、話し手はかなりそれに近い確率を感じています。
“probably” より少し確信度の劣る「多分〜だ」を表すのが “likely”。アメリカ英語では “likely” 単体で使うこともできますが、イギリス英語では必ず “very” や “more”、“most” を前にともなって、より高い確信度を表します。
“most likely” は「最もありそうな、起こりそうな」となり、その可能性はとても高くなります。
次は確信の度合いが少し下がる、“maybe” と “perhaps” ですが、これらはよく文頭で使われます。どちらも不確実さを表す場合だけでなく、可能性は本当はもっと低いけど丁寧さを出すために敢えて使われることもあります。
“maybe” は「可能性はあるけど不確かな」というニュアンスですが、確信度が50%よりも低いというのがポイントです。自分で決断・コントロールできないことを推測する場合によく使われ、口語的で少しカジュアルな印象を与えることがあります。
相手の質問に対して “Maybe.” と単語だけで答えるのは場合によっては不誠実な印象を与えることがあるので、できるだけ文章にしたり、そう思う理由を付け加えるなどの注意が必要です。
確信度は “maybe” とほぼ同じですが、こちらのほうが少しフォーマルな印象があります。
最後は、確信度が最も低い “possible” を見てみましょう。
“possibly” は「〜である」という可能性を少しだけ感じている程度で、確信度としてはほとんど期待できません。もしかしたらその可能性があるかもしれないという「ひょっとすると」「ひょっとして」というニュアンスになります。また、下の例文のような新聞・報告などの硬い文章で使われるイメージがあります。
今回紹介した内容をまとめると、以下のようになります。
確信度 | |
---|---|
120% | definitely |
ほぼ100% | certainly |
80-90% | probably |
60% | likely |
30-50% | maybe, perhaps |
10% | possibly |
ただ、ここで一つ注意しなければいけないのは、これらのパーセンテージはあくまで目安ということです。人によって捉え方が多少違ったり、言い方によっても微妙に変わることがあります。
ただパーセンテージを暗記するのではなく、確信が高いのか低いのか、もしくは半々ぐらいなのかという感覚を身につけることが大切ですね。
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