father・dad・daddy の違いは? 親を表す英語表現の使い分け

日本語で両親の呼び方は、「父」「お父さん」「パパ」「母」「お母さん」「ママ」などいくつかあり、時と場合によって使い分ける必要がありますよね?

実は英語でも同じです。使い分けがきちんと出来ていないと、恥ずかしい思いをしてしまうかも知れません。

そこで今回は、「father/dad/daddy」「mother/mom/mommy」の使い方を解説します。
 

英語の「father/dad/daddy」の違い

英語の「father/dad/daddy」の違い

まずは「お父さん」を意味する「father/dad/daddy」について説明していきます。
 

father

「father」は、フォーマルな英単語です。日本語の「父」に当たると言えばわかりやすいかもしれません。基本的にフォーマルな場面で使われ、親しい相手に使うと少し距離を感じてしまいます。

私たちは英文を作るとき、どうしても father という単語を使ってしまいがちですよね?でも、カジュアルな場で使うとネイティブにとってはちょっと違和感があるようです。

また、昔のロイヤルティやバイキングなどは格差社会の背景もあり、father を多く使う印象があります。

日本の大河ドラマで「父上」や「お父様」という表現を使っているのと同じです。欧米の時代劇などの映画やドラマでも、やはり father が使われることが多いです。

カジュアルな場面ではあまり使わないとご説明しましたが、現代でも father をよく使っている人ももちろん存在します。そういう人たちは、どことなくお金持ちで育ちが良いという印象があります。

A long time ago, my father taught me how to survive in the woods.

「昔、父が森でのサバイバル術を教えてくれました」

Father, I told you to stop smoking.

「お父様、タバコはやめてと言ったはずです」

 

dad

dad はインフォーマルな英単語で、カジュアルに使えます。

よほどフォーマルな場でない限りは dad を使うことが多く、日本語で言う「お父さん」や「オヤジ」に近い英語表現で、子供から大人まで使えます。

I got this knife from my dad.

「このナイフお父さん/オヤジからもらったんだ」

My dad is my hero.

「父さんは僕のヒーローなんだ」

 

daddy

daddy もインフォーマルな単語ですが、dad よりももっと崩れた、幼児が使うような英語表現になります。いわゆる幼児語です。

日本語でいう「父ちゃん」や「おとう」「パパ」など、独自の愛称や少し崩した言い方と同じような感覚だと言えばわかりやすいと思います。

子供が父親に対して使ったり、父親が子供の前で自分を指すのに使ったりします。

子: I missed you Daddy! Welcome home!

「寂しかったよパパ! おかえり!」

父: Daddy missed you too!

「パパも寂しかったよ!」

 

papa

日本語でも「パパ」と呼ぶ人は結構多いと思いますが、欧米でも使われることがあります。dad と同じように、「お父さん」を表す子供向けの英単語です。

アメリカでは省略して pop と言うことも多々あり、イギリスでは pa と省略されることがあります。

papa と pa は昔から使われている古風な英語表現で、昔のヨーロッパを題材にした映画やドラマ(たとえば「レ・ミゼラブル」など)で使われることが多いです。

Papa, I’m hungry.

「パパ、お腹すいた」

I saw Papa in our garden.

「庭でパパを見たよ」

 

英語の「mother/mom/mommy」の違い

英語の「mother/mom/mommy」の違い

次は「お母さん」を意味する「mother/mom/mommy」について説明していきます。
 

mother

mother はフォーマルな英単語に分類され、日本語で言う「母」に当たります。father とまったく同じ要領で使うことができます。

My mother had me when she was young.

「母は、若い頃に私を産みました」

I made a beanie for my mother.

「母にニット帽を編んであげました」

 

mom/mum

mom は、インフォーマルな英単語で、カジュアルに使うことができます。

日本語で言う「お母さん」という表現に近く、ほとんどの場面で耳にするのがこの mom だと思って良いと思います。dad と同じように、子供から大人まで使うことができます。

mum というスペルを目にすることがありますが、これはイギリス英語です。アメリカでは mom というスペルが使われます。

また、もともと短い単語ではありますが、省略形の ma で使われることもあります。これは子供が母親に対して使う表現で、他人には使いません。

I love you, Mom.

「愛してるよ、お母さん」

My mom taught me how to cook.

「お母さんが料理の仕方教えてくれたの」

Ma! I’ll be back later!

「母さん!行ってくるね!」

 

mommy/mummy

先程 daddy の説明をしましたが、mommy/mummy も daddy と同じく、主に子供が使う幼児語になります。
 
大人が子供と同じような意味合いで使うと違和感がありますが、実は大人が大人に対して使うこともあります。そのほとんどの場合、子供扱いをして馬鹿にしているようなニュアンスになってしまうので気をつけましょう。

Mummy, I need to pee!

「ママ、おしっこ!」

Oh, you're sad? Go run home to your mommy.

「悲しい?ママのところに走って帰んなよ」

 

mama/mamma

日本でも、お母さんのことを「ママ」と呼ぶ子供が多いですよね? 欧米でも mama は「お母さん」を表します。

アメリカではインフォーマルな子供向けの英単語ですが、イギリスでは古風な英語表現になります。

また、アメリカでは、「(魅力的な)大人の女性」を表すスラングでもあります。大人に向けて使われた場合、「女性(妻を含む)」を表していることが多いです。

Where is your mama?

「あなたのママはどこ?」

Look at that good-looking mama at the bar.

「バーにいるあの美女見てみなよ」

 

「father/dad/daddy」と「mother/mom/mommy」を使い分けよう

いかがでしたか?

日本語でいろいろな「お父さん」、「お母さん」の呼び方があるように、英語にもいくつかの呼び方があります。それぞれ使う場面が異なることが、この記事でおわかりいただけたと思います。

これから「お父さん」や「お母さん」の話をする際には、親しさの度合いや場面ごとに単語の使い分けを意識してみてください。この記事が少しでもみなさんの参考になれば幸いです。