DMM英会話ブログ編集部
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英語でおなじみの “Who are you?” “What’s your name?” といった言い回し。でも、実はネイティブにとっては「それ、ちょっと失礼じゃない?」と感じる表現なんです。
ネイティブなら避ける言い回しは意外にたくさんあります。気を付けたいポイントは2つ。
今回はそうした質問やフレーズをピックアップ! 適した言い換えを紹介します。
一般的に、他人に年齢を聞くことは歓迎されません。相手の年齢は、知らなくても会話も仕事も支障なく進められることだからです。
なんらかの理由で年齢を聞く必要がある場合は、以下のように言います。
書類に生年月日の記入が必要な場合など、やや事務的に以下のようにも言えます。
※小さな子どもは別です。"How old are you ?" と話し掛けると "I'm four!" (4さい!)などと屈託なく答えてくれます。そこから楽しい会話を始めることは問題ありません。
カジュアルな集まりでお互いに "What's your name?" と聞き合うのはOKですが、フォーマルな場では丁寧にこう聞けばいいでしょう。
受付業務などで名前を聞く必要がある場合は以下のようにも言えます。
相手のバックグラウンドなどを聞きたい時、英語での表現を思い付かず言ってしまう可能性のあるフレーズですが、「何者だ?」と問い詰めるニュアンスがあります。使わないように気を付けましょう。
相手が人種的マイノリティの場合、この質問は「どこの国から来たの?」という意味に解釈されます。特にアメリカ生まれ(アメリカ人)には失礼な質問となります。
海外に留学中などは、ビザについて話題にのぼることがよくありますね。しかし、そのノリのまま誰にでもビザの種類、永住権の有無などを聞くのは控えましょう。移民の滞在資格はとても繊細な話題です。
収入や給料の額をズバリ聞くことは控えましょう。相手のテリトリーにずけずけと入り込んではいけないのは万国共通です。
※英語でincome(収入、所得)と言うと、ほとんどの場合は年収を指します。
結婚に "still"(まだ)という概念を持ち込むのは良しとされません。独身主義者もいます。
聞くのであれば、
と、シンプルに。
子どもの有無も個人の選択です。子どものいない人にいきなり理由を聞くのは控えましょう。
以下のように子どもの有無のみを聞くのはOKです。
「太っている」は絶対に禁句ですが、アメリカは体重過多の人口割合が高く、ネガティブではない表現がいくつもあります。
※身体の線が曲線であることから。
※figure(体型)がfull(豊満)であることから。
※いわゆる「Lサイズ」は"plus-size"と言い、専門ブランドやブティックがあり、専任モデルもいます。
それほどネガティブな響きはありませんが、本人に向かって言うのは避けましょう。小柄な女性は "petite"(ペティート)と呼びます。
これも絶対にダメな表現ではありませんが、"slim" のほうが良いでしょう。
日本では相手の言ったことが信じ難い時、カジュアルに「ウッソー!」「噓つき〜!」などと言いますが、人によっては深刻な侮辱と受け取られかねません。
× You are lying!
「嘘でしょ!」
○ Really?
「本当?」
※日本語の「ウッソー!」のニュアンスに一番近いのがReally? です。
△ No way!
「有り得ない!」
※反語的用法なので相手のセリフを否定しているわけではありません。ただしカジュアルな表現なので使わないほうがいいこともあります。
意見が折り合わない時に言いがちなフレーズですが、「分かっていないのは、そっちじゃないか!」と相手をむっとさせる可能性もあります。
相手の理解不足を責めるより、自分が説明不足だったと言えば角も立ちません。
これも同様に「間違っているのは君のほうだ!」と感情的なリプライを引き出す可能性があります。
相手への非難ではなく、自分は異なる視点を持っていると表現するといいでしょう。
"slow" は精神遅滞者を指すことがあり、単に会話のペースや仕事、作業が遅い人に対してこの表現は使えません。
実際の作業を早めてほしいのであれば、このように言いましょう。
大勢の人を前にプレゼンテーションやスピーチを行う時、まず「皆さん」から始めますが、"you, people" はかつて人種差別的に使われたフレーズなので要注意。
"Hi everybody!" "Folks!" などを使うといいですね。
いかがでしたか。言い方ひとつで会話はぐっとスムーズになり、トラブルも回避できます。ぜひ、覚えて使ってみて下さいね。
【親しき仲にも礼儀あり!気をつけたい英語表現まとめ】