DMM英会話ブログ編集部
(更新)
今回ご紹介するのは、日常会話で実際に使われる「英語のオノマトペ」。
なかでも、“bang” や “ting-a-ling” といった音に注目してみましょう。
このようなオノマトペを知っておくと、例えば英文のコミックを楽しく読むこともできますよ!
くしゃみやクラクションなどの音は英語圏の人にどのように聞こえ、表記されるのでしょうか。早速見てみましょう!
日本語訳:ハックション
くしゃみの音です。“atichoo”(ətí tʃúː/アティチュー)、“atishoo”(ətíʃuː/アティシュー)、“atcha”(ətʃɑ'ː/アチャ)などとも表記します。くしゃみ自体は “sneeze” と言います。
「ハッハッハッハクショーン!風邪ひいちゃったよ」
日本語訳:ペラペラ
ペラペラ、ベラベラといったおしゃべりの喧騒を表します。“blah” だけで「ばかげたこと」「ナンセンス」という意味があります。また、会話のなかで重要でなかったり省略したかったりする部分を「などなど」「なんとかかんとか」と言いますよね。これも “blah-blah-blah” で表すことができます。
「社長のスピーチどうだった?」
「会社の成長とか、ワークライフバランスの大切さとか、なんとかかんとかいろいろ話したよ」
日本語訳:バブバブ
主に乳児の意味のない発声や片言を表しますが、群衆のガヤガヤという音も表します。「片言」「片言を言う」と名詞や動詞として使うこともできます。
「私の赤ちゃんは5ヶ月になる直前に初めてバブバブ言い出した」
日本語訳:ヒック
しゃっくりの音です。しゃっくり自体は “hiccup” です。
「ヒック、ヒック、ヒック、しゃっくりの止め方知ってる?」
日本語訳:ゴホゴホ
咳の音です。そのまま咳という意味もあります。漫画などでは “coff”(kɔ'ːf/コーフ)と表記することもあります。
「ゴホッゴホッゴホッ、咳止め薬持ってない?」
日本語訳:ブツブツ
小声でのつぶやきやざわめきを表します。また、人の声だけでなく、川のせせらぎや葉のさざめきも意味します。
「『お腹がすいた』と彼女はブツブツ言った」
日本語訳:チュンチュン
小鳥のさえずりを表します。“Twitter” の語源でもあります。現在では本来の「チュンチュンと鳴く」という意味に加えて「ツイートする(つぶやく)」という意味の動詞としても使われています。
「外からチュンチュンという音が聞こえた」
日本語訳:パカパカ
馬のひづめの足音を表します。また、それに似たリズミカルな足音も意味します。
「馬は石畳の上をパカパカと走った」
日本語訳:ガルル
猛獣などの敵意や威嚇のうなり声を表します。また、雷鳴や風の音なども表します。人に使用される場合は「不平を言う」、「どなる」を意味します。
「犬はその見知らぬ人にウーとうなった」
日本語訳:ムシャムシャ
馬がムシャムシャと飼葉を食べる様子を表します。人が固いものを「ばりばり食べる」ことも意味します。
「馬はタンクから飼葉をムシャムシャ食べた」
日本語訳:ウー
犬の低いうなり声や再生装置から出る低音を表します。ウーファー(低音再生スピーカー)の語源です。
「ウーとうなる犬をなだめようとした」
日本語訳:バーン
銃声、爆発音、強い衝突音などを表します。興奮、スリルという意味もあり、“get a bang out of~” で「~で非常に楽しい思いをする」という意味になります。
「バンバン、当たったぞ!」
日本語訳:ズキューン
バキューン、ギュイーンと銃弾などが飛んでいく音を表します。銃声は他にも
空気銃…pht(ft/フッ)
マシンガン…bratatat(brˈæṭət`æt/ブラタタ)
レーザー銃…pew pew(pjúː pjúː/ピューピュー)
などのバリエーションがあります。
「銃弾が空気を裂き、飛んでいった」
日本語訳:ドカーン
爆発、大砲、雷鳴、太鼓、打ちつける大波などの轟くような大きな音を表します。人気の急上昇や経済の急成長も意味します。
「車がビルに突っ込んでドカーンと聞こえました」
日本語訳:ドンドン
ドア、太鼓などを連続的にたたく音を表します。マシンガンの発射音を表すこともあります。
「私はドアをドンドンとたたく音を聞き、急いでドアのほうに向かった」
日本語訳:ピョーン
カエルが跳ねたり、ボールが弾んだりする様子を表します。
「男の子はトランポリンをぴょんぴょん跳んでいた」
日本語訳:ポチャリ
水に物が落ちる音、ドスンと椅子に座る音などを表します。ザブーンとより激しく落ちる場合は “splash”(splˈæʃ/スプラッシュ)を用います。
「小石がポチャリと川に落ちた」
日本語訳:ビー
ブザー音、信号音、車のクラクション音などを表します。電話をかけるときの音を “beep boop beep” (ピッポッパッ)と表現することができます。
「誰かの携帯電話の着信音が聞こえる」
日本語訳:ピンポーン
呼び鈴を鳴らす音を表します。
「(ピンポーン)誰が来たかな?」
日本語訳:キンコーン
鐘や呼び鈴の鳴る音、または鐘のように繰り返し鳴る音を表します。騒々しいパーティーのことを指す場合もあります。ちなみに “ding-dong ditch” は「ピンポンダッシュ」のことです。
「(キンコーン)やっとお昼ごはんの時間だ」
日本語訳:チョキン
ハサミでものを切るときの音を表します。ハサミ自体は2本の部品から成るので複数形で “scissors” と言います。
「バラの茎からつぼみをチョキンと切り取った」
日本語訳:チクタク
時計の針の音、コツコツという靴音、心臓の鼓動音などを表します。ちなみに時計は英語では “clock” (掛け時計や置き時計)、“watch” (腕時計)と区別して表現します。
「時計のチクタクという音でおかしくなりそうだ」
日本語訳:カチッ
マウスのクリック音、スイッチを入れる音、グラスを合わせる音などを表します。
「私達はグラスをカチッと合わせた」
日本語訳:チリンチリン
鈴の音、ベルの音などを表します。“ting” のみでの「チリン」という音を表現できます。
「風鈴は『チリンチリン』という音を出す」
日本語訳:ブーン
車や飛行機のブーンというエンジン音を表します。(自動車が)「疾走する」「突っ走る」という意味もあります。広島カープの本拠地である「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」でもおなじみですね。
「車は高速道路を突っ走った」
こうしたさまざまな音の表現方法を知っておくと、会話にも躍動感や感情を込めることができるようになります。
“The car exploded!”(車が爆発した)よりも “The car exploded! Like bang!”(バーンと車が爆発した)のほうが臨場感がありますよね。
こうした英語を使いこなし、もっと英会話を楽しんでみましょう!