Kurumean
(更新)
こんにちは!ライターのクルミです。
突然ですが、みなさんは英語で話をしているときに、誰かの意見に対して賛成・反対を表現する場面に遭遇したことはありませんか?
賛成は ”I agree.” 、反対は ”I disagree” という言い方がよく知られているかと思います。
ですが、この他にもシチュエーションやニュアンス別に色々な形の表現方法があります。言い方によって、賛成・反対の度合いも変わってくるので、場面によって言い方を変えてみると会話にもぐっと色が増すかと思います。
今回は、英語の賛成・反対の言い方をいくつか紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
前半部分は様々な場面での賛成表現について紹介していきます。
こちらは最初にも紹介したように、一番良く知られている表現かと思います。
誰かの提案や意見に対して「賛成です」という意味を表します。会議・ディスカッション等のビジネスシーンに加え、友達や家族などの親しい人との会話など、フォーマル・インフォーマル共に使うことができる表現です。
また、”I agree with~” という表現を利用する場合は、”with” の後に ”you(あなた)” などの代名詞だけではなく、”his opinion(彼の意見)” などの単語をいれることもできます。
A: 売り上げがここ数か月落ち込んでいると思うので新しい戦略を考える必要があると思います。
B: 彼の意見に賛成です。
直訳すると、「私はそのためです」というよく分からない意味になってしまいますが、こちらの表現も誰かが提案した何かに対して「賛成します」という意味を表します。
”I agree.” よりもインフォーマルな表現です。ビジネスの場面でも使われることはありますが、親しい仕事仲間との間で使われるようなイメージです。
A: 今晩映画に行けるかなって思ってたんだけど。
B: もちろん!賛成!
“Exactly.” は「その通り」という意味を、”Absolutely.” は「もちろん」という意味を表し、どちらも提案・発言に対して100%賛同するニュアンスを含みます。
友人との会話などでとても良く使われる表現です。
A: じゃあ、彼女に対して怒ってたのは彼女がおまえの気持ちを考えなかったからってこと?
B: その通り!
A: 今週渋谷に行きたいんだけど、一緒にくる?
B: もちろんよ!
こちらの文章も直訳するとよく分からない意味になってしまいますが、「その通り」という意味を表します。
同調するニュアンスで使われ、家族や友人などの間で利用されるインフォーマルな表現です。
A: うーわ。今日確かに寒いね。
B: ほんとそうね。
こちらも同調するニュアンスで使われます。日本語で言う「だよね!」、または「それな!」という表現に近いです。
この表現も家族や友人などの間で利用されるインフォーマルな表現です。”IKR” のように略した形で使われることもあります。
A: あー、あの講義めっちゃつまんなかった。
B: それな。
最後に、”Heck/Hell yeah.” はかなりインフォーマルな表現で、誰かがした提案や発言にたいして100%同調するときに利用されます。また、特に男性の間でとても良く使われます。
”Hell yeah.” も ”Heck yeah.” も同じ意味を表しますが、”Hell” という言葉を使うことはあまり良くないので、その代わりとして ”Heck” を使うのがオススメです。
A: あ~!!最新の『ミッションインポッシブル』最高だった!
B: あったりめぇだろ!最高だったわ!
さて、ここからは後半部分です。ここからは様々な場面での反対表現について紹介していきます。
“I disagree.” も ”I agree.” のように、会議・ディスカッション・友達や家族などの親しい人との会話など、フォーマル・インフォーマル共に使うことができる表現です。
誰かがした提案や意見に対して「反対です」という意味を表します。
また、”I disagree with~” という表現を利用する場合は、”with” の後に ”you(あなた)” などの代名詞だけではなく、”his opinion(彼の意見)” などの単語をいれることもできます。
A: 従業員よりも利益に重きを置くあなたのやり方に私は反対です。
こちらも反対の意思を表す表現ですが、否定の度合いはそれほど強くはありません。「それはどうかな」といったニュアンスに近いです。
よくフォーマルな場面で使われますが、インフォーマルな場面でも使われます。
A: 安定した仕事を探すのはやめて、その代わりに私たちに合うような仕事を探そうよ。
B: それはどうかなあ。
こちらも否定を表す表現ですが、否定の度合いはかなり弱めです。「そうは思わない」といった意味を表します。
主にインフォーマルな場面で使われますが、状況によってはフォーマルな場面で使われることもあります。
A: 先生のさぁ、私たちに対する扱い方、フェアじゃないと思わない?!
B: いやぁ…私はそう思わないけどなぁ。
こちらも反対の意思を表す表現ですが、否定の度合いはそれほど強くありません。「そうは思わない」といった意味を表します。
こちらはよくフォーマルな場面で使われる傾向がありますが、インフォーマルな場面で使われることもあります。
A: もう行き詰まりだよ。何もかもにつかれた。
B: そんなことないよ。人生は考え方次第で冒険になるんだよ!
こちらの表現は否定の度合いが強めです。「それは正しいと思わない」とはっきり意思表示をするときに使います。
フォーマルな場面でもインフォーマルな場面でもどちらでも利用することができます。
A: 先生にゴマすれば単位取るのなんてちょろいな!
B: それは正しいと思わないよ。きちんと努力をしていい成績を取るべきだよ。
最後に、”Heck/Hell no.” は、先述した ”Hell/Heck yeah.” と同じように、とてもインフォーマルな表現で、誰かがした提案や発言にたいして100%否定するときに利用されます。また、特に男性の間でよく使われます。
”Hell no.” も ”Heck no.” も同じ意味を表しますが、”Hell” という言葉を使うことは好ましくないので、その代わりとして ”Heck” という単語を利用するのがオススメです。
A: ねぇ!この激辛鍋試してみたい?
B: んなわけねぇだろ!俺が辛いもの食べれないの知ってるじゃんか。
さて、ここまで様々な賛成・否定の表現について紹介してきましたが、その度合いはどのようなものなのでしょうか。
特に否定は使い方を間違ってしまうとトラブルにもなりかねませんので、ここでは今まで紹介してきた肯定・否定の度合いについて書いていきたいと思います。
肯定では、“I agree. / I agree with you.” が最も弱く、“Heck (Hell) yeah.” が最も強い度合いとなっています。
というようになっています。
否定では、”I don’t think so.” が最も弱く、”Heck (Hell) no!” が最も強い度合いとなっています。
ぜひ参考にしてみてください。
いかがでしたか?
今回は、ニュアンス別に賛成・反対の意思を表す英語表現を紹介してきました。意味はとても似ていますが、使うべきシチュエーションやニュアンスの微妙な違いなど、お分かりいただけたでしょうか。
全て便利な表現なので、場面に合わせてぜひ積極的に使ってみてください!少しでもお役に立てれば幸いです。
See you soon!