「all Greek」で実は●●という意味に!直訳では意味が伝わらない英語フレーズ6選

以前に、うまく英語にできない日本語の伝え方をご紹介しましたが、逆に「直訳だと、うまく日本語に表せられない英語表現」というものも存在します。

そこで今回は、そんな直訳しても意味が通らない英語フレーズを6つご紹介したいと思います。

 

直訳しても意味が通らないフレーズ6選

1. Bad hair day:何をやっても上手くいかない日

直訳すると、 “髪のコンディションが悪い日” と言えます。朝起きて髪がまとまらなかったり、うねっていたり、そんな日は、「上手くいかない日だな」なんて思ったことはありませんか?
外国では、髪が上手くまとまらない=上手くいかない日と言い伝えられています。それが日常会話として使われるようになりました。

A : Why are you in such a bad mood?
「どうしてそんなに機嫌が悪いの?」
B : Because I lost my key. It’s a bad hair day!
「鍵をなくしたの。何をやっても上手くいかない日だわ!」

 

2. Bell the cat:難局に進んで立ち向かう

直訳をすると、 “猫に鈴をつける” です。しかし、これは慣用句として、「難局に進んで立ち向かう」という意味で使われています。
bell には動詞で “鈴をつける” という意味もあるのですね。

A : Who will bell the cat?
「誰がする?(誰が難局に進んで立ち向かう?)」
B : I do.
「私がするわ」

 

3. sixty-four-thousand-dollar question:難問題

直訳すると、 “6万4千ドルの質問” ですよね。これ、実は “重要な質問” と訳すのです。

こちらは1950年代のアメリカの、賞金が最高6万4千ドルというクイズ番組名(The $64,000 Question)からきています。日本でも良くあった、正解毎に賞金が上がっていくクイズ形式で、当時は6万4千ドルの賞金に至るまではとても難しい質問だったのでしょう。

A : The $64, 000 dollar question is, can we try new challenge?
「新しいチャレンジができるかどうか、難しい問題だ。」
B : Absolutely we can!
「もちろん、できるさ!」

 

4. catch-22:矛盾している状態

ジョーゼフ・ヘラーの小説『Catch-22』(1961年)から。
Catch-22はアメリカ空軍パイロットに対する軍務規則の条項名であり、主人公は、精神障害にかかっていることを理由に除隊を申し出ると、「自分で自分のことを精神障害と判断できるということは精神障害ではない」と判断され、除隊を認めてもらえないというジレンマに悩むことから、 "catch22” は「矛盾している状態」と訳されるようになりました。

A : Everyone say yes but the true is not.
「みんな頷くけど、本当は違うんだ」
B : They should get out of the catch 22.
「その矛盾から抜け出すべきだね」

 

5. all Greek:ちんぷんかんぷん

これは、シェークスピアのジュリアスシーザーから来ています。ラテン語に比べてギリシャ語はとっつきにくく、理解しづらいからということから、「ちんぷんかんぷん」と訳されています。

A : Oh my god. I just wanna say XXXXXXX.
B : It’s all Greek to me.
「何を言っているかちんぷんかんぷんだよ」

 

6.Piece of cake:簡単、朝飯前

直訳すると、 “ひときれのケーキ” とも言えますよね。実はこれ、ひときれという小ささを表し、 “簡単だよ” という意味にもなります。
逆に日本でいう「朝飯前」は直訳できる英語表現がないため、 piece of cake で「朝飯前」を表現します。

A : Can you do that?
「それ、できる?」
B : It's a piece of cake!
「簡単だよ!」

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
このように、直訳ではニュアンスが伝わらないフレーズがたくさんありますね。どこかの映画から生まれたり、語源は様々です。
こういった直訳では上手く伝わらないフレーズや英単語を覚えておくと、会話がもっとスムーズに楽しめますよね。また、日本人だからこそ、直訳できない英語ならではのフレーズを学ぶことによって、文化や思想も学べます。

現在も、海外映画やドラマからも様々な言葉が作り出されていますので、どんな台詞を使っているかに注目して観ると新しい発見があるかもしれませんよ!