Yoko
(更新)
“Can you keep an eye on my bag?”
“I'm all ears.”
“Come here and put your feet up!"
どれも体のパーツを表す単語が入っていますね。
では、それぞれどんな意味なのか想像できますか?
たくさんある【体のパーツを使ったイディオム】の中から、今回は日常生活の中で耳にする機会が多いものを15個紹介したいと思います!
まずは、顔のパーツである “eye / ear / mouth / nose / tongue” を使ったイディオムです。
「注意深く何かを見張る、監視する、注意して目をかける」といった意味合いでとてもよく使われます。
“eyes” ではなく “an eye” もしくは “your eye” のようになることに注意しましょう。
直訳すると「(誰)の目だけに」なので、「他の人が見ることはできない」というニュアンスで使われます。
直訳すると「全て耳です」という面白い表現ですが、まさに「全身耳にして聞いている」のような「しっかり聞いている」や、相手の話を「ぜひ聞かせて」と言いたい場合に使います。
日本語の「口コミで」を表す時にピッタリなのが、このフレーズ。
英語でもとてもよく使われます。“word” には冠詞がつかないことに注意しましょう。
自分に特に関係のないことに積極的に関わりを持つことを日本語では「首を突っ込む」と言いますが、英語では「鼻」で表現するんですね。
反対の意味で “keep your nose out of 〜(首を突っ込まないでいる)” という表現もあります。
人の名前や言葉など、何かを思い出せないけどもう少しで思い出せそうというニュアンスの「喉まで出かかっている」を表すフレーズです。
次は「手」や「足」にまつわる “hand / finger / thumb / feet” を使ったイディオムを見てみましょう。
“hand” は日本語と同様に「助け」「援助」を表す言葉として使われることが多く、“give / lend 〜 a hand” は「手伝う」「手を貸す」の “help” という意味で用いられます。この場合、単数の “a hand” となるのが特徴です。
直訳すると「両手がいっぱい=両手が塞がっている」ということから「とても忙しい」を表すイディオムです。
7番の “a hand” とは違い、常に複数形の「両手=hands」を使います。
“be good with 〜” は一般的に「〜の扱いが上手い」を表すことが多く、“be good with one's hands” で「手先が器用である」という意味になります。
幸運を祈るときにする、人差し指の背に中指を絡めるしぐさを言葉で表した「指をクロスする」が「幸運を祈る」を意味するようになりました。
もっと大げさに “keep one's fingers and toes crossed” と言うことも。
9番の「器用である」とは反対に「扱いが下手」や「不器用」を表す場合には “thumb(親指)” を使います。
“all thumbs” は「全部親指」という意味で、物をすぐに落としたり、細かいことが下手な「手つきがぎこちない」というニュアンスになります
「やろうとしていたことをやる勇気が急になくなる」という意味で使われるフレーズで、日本語の「怖気付く」を表す場合にピッタリのイディオム。特に結婚などの大きな出来事を前にして使われることが多い。
座って足を何かに乗せて高くする仕草を想像してみてください。
足を休めてリラックスしているイメージが思い浮かびましたか? それが、このイディオムの表すところです。
最後に、“back” と “stomach” を使ったイディオムを見ておきましょう!
この “back” は「背中」を表します。「(誰かの)背中の後ろで」つまり、正々堂々と向き合ってではなく「陰で」「こそこそと」を表す場合によく使われるイディオムです。
反対の意味を表すイディオムに “to one's face(〜に面と向かって)” があります。
「お腹に蝶がいる」というなんとも面白い表現ですが、実際にいるわけありませんよね。
これは「緊張する」や「ソワソワする」というニュアンスの「落ち着かない感じ」を表すイディオムです。好きな人がそばに来て「ソワソワ落ち着かない感じ」を表すこともあります。
いかがでしたか?
そのまま意味が想像できるものもあれば、全く想像できないものもありますよね。
イディオムは自分では特に使う必要を感じないこともあると思いますが、一般的に広く知られているものは会話の中で出てくる機会も多いです。
今回紹介したものは、どれもわりと使われる機会が多いので、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね。