「ググる」だけじゃない! 企業ブランドや商品名がそのまま英語になった言葉8選

普段、私達が何気なく使っている日常会話の中には、もともと商品名やサービス名だった言葉が頻繁に使われています。

例えば、ネット検索する時は「ネット検索する」と言うよりも、「ググる」と言うフレーズをよく耳にします。ご存知のとおり、「ググる」はサーチエンジンの一つであるグローバル大手IT企業のグーグル(Google)を動詞化した言葉。

英語では、”Let’s Google it.”(ググってみよう!)と言います。一般的な単語として取り入れられるほど、 Google は生活の一部になっているという証でもありますね。

今回は、企業ブランド名や商品名、サービス名などがそのまま英語になった言葉とその使い方についてご紹介します。
 

企業ブランドや商品名がそのまま英語になった単語8選

① Tweet

"Social Media"(ソーシャルメディア)の代表格である Twitter(ツイッター)

アメリカのトランプ大統領が頻繁に「ツイートする」ことでも有名ですね。このように、「つぶやく」という意味の "tweet"(ツイート)は、英語でもそのまま動詞として日常会話に用いられています。

【使用例】
Amy: Not again! Brianna keeps tweeting about trivial stuff.
「え~、また~??ブライアナは、どうでもいいことをツイートしてばかりだわ」
Calvin: Tell her to get a life!
「彼女に、くだらないことは辞めなって言っといて」

 

② FaceTime

iPhone のビデオチャット機能FaceTime(フェイスタイム)

日本では、 LINE のビデオチャットを利用する人が多いようですが、アメリカでは LINE はあまり浸透していない為、 FaceTime または他のビデオチャットを利用する人が多いです。

Google 同様、 FaceTime も日常会話で動詞として頻用されています。

【使用例】
David: Are you gonna(*1) be online tonight?
「今夜ネット(インターネット)する?」
Eli: Yup, I’ll FaceTime you later.
「うん。あとでフェイスタイム(で連絡)するよ」
*1: gonna→going to

 

③ Band-aid

"First-aid kit"(救急箱)に必ず入っている Band-aid(バンドエイド)

子供の頃から「絆創膏=バンドエイド」、と思っている人は少なくないはず。実は、バンドエイドは有名企業(アメリカの製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン)の商品名なのです。

家庭用アイテムとしてマスト的な存在になり、固有名詞から普通名詞になった適例です。

【使用例】
Frank: I got a paper cut on my finger. Do you have a band-aid?
「紙で指切っちゃった。バンドエイド持ってる?」
Gina: Sorry, I don’t have any. Ask Sarah. I know she keeps a first-aid kit in her desk.
「ごめん、持ってない。サラに聞いてみて。彼女のデスクに救急箱があるから」

 

④ Kleenex

アメリカでティッシュと言えば、 Kleenex(クリネックス)

一家に一箱あると言っても過言ではありません。家庭用品のマストアイテムでもある Kleenex は、日常会話にもフツウに登場します。

【使用例】
Heather: I’m binge-watching ‘This is Us’ tonight. I hope I don’t run out of Kleenex. I can’t watch the show without crying.
「今夜は This is Us を一気観するんだ。クリネックス、足りるといいけど。あのドラマ(番組)は泣かずには観られないのよね」
Isabella: I know! It’s such a tear-jerker! I always make sure I have two boxes of Kleenex right next to me when I watch the show.”
「わかる!涙物だよね!あのドラマを観る時、わたしは必ずクリネックス二箱を真横に置いておくよ」

 

⑤ Sharpie

Sharpie(シャーピー)は、アメリカの筆記用具を製造する会社名であり商品名でもあります。

アメリカでは、油性マジック・油性ペンと言えば、 Sharpie 以外に思いつかない程ポピュラーです。

【使用例】
Josephina: Shoot! My sharpie is running out of ink. Do you have a gold or a silver sharpie by any chance?
「しまった!シャーピーのインクが出なくなってきた。金色か銀色のシャーピー持ってない?」
Kendrick: Nope. I only have highlighters.
「ない。ハイライターしか持ってないよ」

 

⑥ Post-It

アメリカで付箋と言えば、黄色い Post-It(ポスト・イット)を思い浮かべる人が多いですね。

日常的に使われている Post-It は、アメリカの3M社が開発した商品名。 Post-It がないと困るくらいポピュラー。

最近では、カラフルでオシャレな Post-it や他社ブランドの付箋も店頭でよく見掛けますが、日本の「Kawaii=カワイイ」付箋には敵いませんね。

【使用例】
Linda: Make sure you make a note of what I just said.
「今わたしが言ったこと、ちゃんとメモってね」
Melissa: I know, I know. I’ll write it down on a post-it.
「ハイハイ。ポストイットに書いておくよ」

 

⑦ ChapStick

一見、 "chopstick"(チョップスティック=お箸)を連想させる綴りの ChapStick(チャップ・スティック)は、アメリカの大手製薬会社Pfeizer(ファイザー)が製造しているリップクリームの名前です。

"chap" は、肌や唇が「荒れる」という意味です。

今は、 ChapStick 以外のリップクリームも市場に出回っていますが、やはり、今も昔もリップクリームと言えば ChapStick が定番です。

【使用例】
Nicole: My lips are so dry. I need ChapStick.
「唇がすごい乾いてる。チャップスティックが要るわ」
Omar: Do you wanna(*2) use mine?
「僕の使う?」
*2: wanna→want to

 

⑧ Xerox

1906年に誕生したアメリカの大手事務機器メーカーの Xerox(ゼロックス)

最近、富士ゼロックスとして生まれ変わりましたが、もはや "copying machine"(コピー機)の代名詞であることには変わりません。

アメリカには、「コピーを取る」ことを「ゼロックスする」と表現する人も結構います。

【使用例】
Pam: I need to get ready for the meeting by 10. Can you xerox these slides for me and put them on my desk? Thanks!
「10時までに会議の準備しないとならないの。これらのスライド(パワーポイント)をゼロックスして(コピーして)、私のデスクの上に置いておいてくれる?お願いね!」
Quincy: Sure! How many copies do you need?
「いいですよ。コピーは何枚必要ですか?」

 

まとめ

いかがでしたか?思わず、 ”I didn’t know that!”(知らなかった!)とリアクションしてしまうワードはありましたか?

"Household name"(誰もが知っている名前)と化したブランド名やサービス名は多々ありますが、そこから日常ボキャブラリーとして覚える普通名詞が多いことに驚きです。

"Jeep"(ジープ)、"Frisbee"(フリスビー)、"Ping Pong"(ピンポン)、"Escalator"(エスカレーター)、"Trampoline"(トランポリン)、"Windbreaker"(ウィンドブレーカー)、"Rollerblade"(ローラーブレード)も、実は固有名詞が普通名詞になった例です。

常に新商品やサービスが開発され、いつの間にか日常生活に浸透して行くデジタル時代の今は、"App"(アプリ)、"YouTube"(ユーチューブ)、"Skype"(スカイプ)など、現代を反映するワードが既に普通名詞になりつつあります。

新しいアイデアと共に、新しい言葉が生まれる。同時に、古いものは過去に消え去る。言葉も創造と破壊を繰り返しながら、その時代に活かされ生きている。

言葉を通して歴史のページが垣間見えるなんて、言葉と言うのは神秘的な存在ですね。