Erik
(更新)
海外ドラマや洋画を見ていて「知っている簡単な単語しか出てこないのに、言っている意味がわからない…」なんて経験ないですか?
その原因、もしかすると「句動詞(Phrasal Verb)」にあるかもしれません。
この句動詞を自由自在に使いこなせるようになると、英語力が一気に飛躍します!
しかし、日本人英語学習者にとって句動詞は少し厄介物で、数が膨大な上にそれぞれの区別がつきにくく、なかなか覚えられません…
そこで本記事では、ネイティブが頻繁に使用する句動詞の意味と使い方を、コアイメージを表したイラストとともにご紹介。
イメージの力を借りて、ネイティブ英語をマスターしましょう!
今回は、「catch up」についてです。
catch up の基本的な意味は「追いつく」です。日本語に訳す場合は「遅れを取り戻す」というニュアンスにもなります。
たとえば「前の車に追いつく」「仕事の遅れを取り戻す」などのように使うことができます。
また、「追いつく」に加えて、英語ネイティブの間で catch up は「会って近況を話す」の意味で特によく使われます。
ぜんぜん意味が違うと思うかもしれませんが、実は本質のコアイメージ「追いつく」は同じです。
次で catch up の使い方と例文をご紹介していきますが、どの意味も何かしらの形で「追いついている」ということがわかると思います。
それでは、例文とともに catch up の実践的な使い方を見ていきましょう。
「泥棒の車は数マイル先ですが、追いつこうとしています」
→物理的に距離を詰めて追いつく
「彼は私よりもずっと英語が得意で、私は彼に追いつこうとしています」
→スキルを向上させて同じレベルに追いつく
「私の息子は病気で半年学校を休みました。今からでも遅れを取り戻せると思いますか?」
→勉強の遅れを取り戻し、ほかの生徒に追いつく
「プロジェクトがぜんぜん進んでいません。本気で遅れを取り戻さないと」
→進捗の遅れを取り戻し、想定のスケジュールに追いつく
「久しぶりすぎるね。近々、会おうよ!」
→会っていなかった間の話をし、最新の状況に追いつく
「私たちは1年ぶりに会って近況を話し合う予定です」
→1年の間にあったことを話し合い、最新の状況に追いつく
catch up は、「追いつく」イメージを持つ英語表現だとお伝えしました。
本記事で解説した catch up 以外の使い方に出くわすこともあるかもしれません。
そんなときは、イラストで紹介したコアイメージに当てはめて考えてみると、どのような意味なのかが見えてくるはずですよ!