知っておくと楽しさ2倍! カクテルの豆知識と英語表現まとめ

おしゃれなバーだけでなく、居酒屋などでもよく見かけるカクテル。

「スピリッツ」と呼ばれるベースとなるお酒を、ソーダ水やソフトドリンクなどで割って、きれいな見た目とさまざまな味を楽しむことができます。

そんな見た目も味も楽しめるカクテルをもっとエンジョイできるように、知っていると便利な英語表現をご紹介したいと思います。

さらに、海外で人気のカクテルのレシピもいくつかご紹介しますので、ぜひ最後まで楽しんでご一読ください。

カクテルの歴史・豆知識

1930年代のアメリカのバー

カクテルはいつから飲まれていたの?

そもそもカクテルはいつから親しまれてきたのでしょうか?

一説によると、およそ3000年前にあたる古代ローマ〜古代エジプト時代が始まりだと言われています。ワインをお水で割ることから始まり、ビールにハチミツやショウガを混ぜて飲んでいたそうです。

そして時代が進み、ワインやビールの他にもスピリッツ(ジン、ラム、ウォッカ、テキーラ)と呼ばれる、蒸留酒に薬草や果物を入れて飲むドリンクが流行しました。これが現代のカクテルの原型と言われています。

そんなカクテルが日本に上陸したのは明治初期でしたが、国民に広く知れ渡ったのは下町にバーなどが出始めた大正元年ごろだそうですよ。

カクテルの語源

お酒を混ぜて作るドリンクであることから、当初は文字どおり「Mixed Drink(ミクスト・ドリンク)」と呼ばれていました。

では、どのようにして「カクテル」と呼ばれるようになったのでしょうか。

さまざまな言い伝えがあるなかでいちばん有力な説だと言われているのが、メキシコを舞台にした「オンドリの尻尾説」

メキシコ・ユカタン半島のカンペチュという町の酒場でのこと。バーテンダーの少年がオンドリの尻尾に似た形の木の枝を使ってミクスト・ドリンクを作っていたのを見たイギリス人が「それは何?」と聞いたとき、少年は木の枝の呼び方を聞かれたと勘違いして「コーラ・デ・カジョ」と答えた。これを英語に直訳した「Tail of Cock」がCockTailになったという説です。

引用:アサヒビール株式会社 公式ホームページ

このようにして、現在親しまれている「カクテル」という呼び方になったと言われています。

定番カクテルの種類と英語での呼び方

カクテル

カクテルの歴史がわかったところで、次は定番のカクテルをどのように英語で表現するのかを見てみましょう。

実はよく知られているカクテルだけでも、おおよそ3000種類もあると言われています。今回は、そのなかでも日本と海外それぞれで定番とされているカクテルTOP5をご紹介します。

日本の定番カクテル TOP5

ここでは、さまざまなランキングをまとめているみんなのランキングを参考に日本で人気のカクテルTOP5を見ていきましょう。

1位 カシスオレンジ Cassis and Orange

堂々の1位に輝いたのはカシスオレンジ。甘いカシスリキュールをベースに100%のオレンジジュースをミックスしたカクテルです。

日本では「カシスオレンジ」と言う名称で親しまれていますが、これを英語にするとCassis and Orangeと、間に and が入る形になります。

2位 カルーアミルク Kahlua and Milk

2位にランクインしたのが定番中の定番・カルーアミルク。こちらはカルーアと呼ばれるコーヒーリキュールを、牛乳で割ったまろやかで甘いカクテルです。

カルーアミルクも英語ではKahlua and Milkと、これも間に and を入れるだけです。

3位 ジントニック Gin and Tonic

続いて3位は、すっきりとした味わいなのにパンチの効いているジントニック。こちらはジンというリキュールをベースに、トニックという柑橘系の果皮エキスが入っている炭酸水で割ったカクテルです。

Gin and Tonicと、こちらもまた英語にするときは and を間に入れます。

4位 モヒート Mojito

4位は、ライムが効いてさっぱりとした味わいのモヒート。英語ではMojitoと書いて「モヒート」と読みます。一瞬「ji なのに『ヒ』と読むの?」と思われたかもしれません。

実は、モヒートはキューバ・ハバナ発祥の、ラムをベースとしたカクテルです。スペイン語が話されている国ですので、英語とはまた違う読み方になります。

5位 モスコミュール Moscow Mule

5位にランクインしたのは、ウォッカにライムジュースをミックスしたカクテルモスコミュールです。

英語ではMoscow Muleと書き、直訳をすると「モスクワのラバ」です。モスクワのラバに蹴られたような強いパンチのあるお酒、という意味を込めて名付けたそうです。

ちなみに、モスコミュールの発祥地はロシアではなく、アメリカのハリウッドとのこと。

 

海外の定番カクテル TOP5

海外で人気のカクテルについては、LiquorPage(リカーページ)を参考にご紹介します。

1位 オールドファッションド Old Fashioned

1位に輝いたのはオールドファッションドというカクテル。英語ではOld Fashionedと書き、読むときは最後の「ド」も発音します。

こちらのカクテルはバーボンやライといったアメリカンウイスキーをベースに、オレンジやチェリー、レモンなどの果汁で割るドリンクです。

2位 ネグローニ Negroni

続いて2位にランクインしたのはネグローニNegroniと書いて、読み方は文字通りです。名前の響きからして英語っぽくないと感じられる方もいるかと思います。

実はこのカクテルはイタリア発祥で、ベルモットやカンパリといったイタリアのリキュールをベースにしています。

3位 ダイキリ Daiquiri

3位にランクインしたダイキリは、キューバ発祥のさっぱりとした味わいのカクテルです。Daiquiriと書いて、発音は「ダイキーリ」になります。

ラム酒をベースに、レモンジュースをミックスしたものです。

4位 ドライマティーニ Dry Martini

ドライマティーニは「カクテルの王様」と呼ばれるほど王道中の王道カクテルと言われています。ジンをベースとしたシンプルなカクテルで、作るバーテンダーによっても味が変わるという奥が深いカクテルです。英語ではDry Martiniと書きます。

5位 マルガリータ Margarita

5位には、一度は聞いたことのあるテキーラベースのマルガリータがランクイン。パンチの強いテキーラにライムジュースを混ぜ、グラスの縁には塩をつけることでさっぱりと味を引き締めてくれます。

Margaritaと書いて、読み方はそのままですが、ピザの「マルゲリータ」と間違えないようにご注意を。

カクテルを注文するときに役立つ英語表現

フィリピンのバー

お酒の種類に詳しくなくても、メニューの写真や名前を見れば簡単に味の想像がつくこともあると思いますが、メニュー表にはない自分好みのカクテルの注文方法を知っていると、なんだかカッコいいと思いませんか?

ここではカクテルのさまざまな英語での注文方法をご紹介します。おしゃれなバーに行くときなどにぜひ使ってみてくださいね。

お店のおすすめのカクテルを聞くとき

What is the most popular cocktail in this bar/restaurant?

「このバー/レストランで一番人気のカクテルは何ですか?」

in this~ の「~」の部分は、店舗のタイプに合わせて変えられます。バーでしたら、例文のように bar と変えます。

レストランでカクテルを提供しているところもあるので、その場合は in this restaurant と変えるなど、必要に応じて使い分けてみましょう。

直接「カクテル」という単語を使わずにカクテルを頼むとき

Do you have anything sweet to drink?

「何か甘い飲み物はありませんか?」

これは場面が限られてしまいますが、バーで飲んでいて、バーテンダーがカクテルを作ってくれているのであれば、このフレーズを使ってみてください。

もしも甘めのカクテルが飲みたいのであれば、こちらをバーテンダーさんに伝えてみてください。なかには、お客様のイメージにあったカクテルを作ってくれるところもあるみたいですよ。

濃いめのカクテルを頼みたいとき

Can you make my Gin and Tonic strong?

「ジントニック濃いめでお願いします」

Can you make my Gin and Tonic strong?
「ジントニック濃いめでお願いします」
このように、アルコール濃いめで作ってほしいときは Can you make ~ strong と伝えることができます。

もし一回頼んだものが物足りなくて、少しだけ濃くしてほしい場合は strong の前に a little を入れて、Can you make this a little stronger? と言ってみましょう。比較級 -er を使って好みの濃さを指示することもできますよ。

アルコールを少なくしてほしいとき

I’d like more lime juice and soda, and less rum in my next drink, please.

「次はライムジュースとソーダ多めで、ラム酒を少なめでお願いします」

こちらでは「more~」(〜を多く)と「less~」(〜を少なく)という単語を使っています。例文ではドリンクに含まれているアルコール(上記の場合はラム酒)を少なくしたいので less のうしろに rum があります

他にも easy という単語を使った表現方法もあります。

Easy on the rum, please.

「ラム酒少なめでお願いします」

easy という単語は「簡単な」という意味ですが、on とセットで使うと「〜を控えめで」という意味になります。

ノンアルコールのカクテルを注文したいとき

Can I have a virgin Margarita?

「ノンアルコールのマルガリータをいただけますか?」

ここでは virgin という単語を使っています。直訳すると「純粋な」という意味になります。カクテルを味わいたいけどアルコール抜きで飲みたい場合はこのように注文すると、アルコール抜きで作ってくれます。

"I would like a Margarita. Make it virgin please." と言い換えることもできます。

また、ノンアルコールを提供しているかどうかわからない場合は、"Do you make virgin cocktails?" と聞くこともできますので、よかったら使ってみてください!

おまけ|海外で人気のカクテルのアレンジレシピ

カクテル

日本と海外それぞれの定番カクテルをご紹介しましたが、これらの他にもカクテルはご自身の好みに合わせて作ることもできます。

ここからは、海外で人気のちょっと面白いアレンジレシピを2つご紹介します。ホームパーティーやお時間に余裕があるときにぜひ試してみてください。

ハリケーン・カクテル Hurricane Cocktail

【材料 Ingredients】

  • ダークラム Dark rum 50ml
  • ホワイトラム White rum 50ml
  • パッションフルーツ Passion fruit 1個
  • 絞ったオレンジ Orange (juiced) 1個分
  • 絞ったレモン Lemon (juiced) 1個分
  • ガムシロップ Sugar syrup 50ml
  • グレナディン Grenadine 小さじ2
  • マラスキーノチェリー(飾り用) Cocktail cherries (for garnish) 4個
  • オレンジスライス(飾り用) Orange slices (for garnish) 2切

 

【作り方 How to make a Hurricane Cocktail】

  1. シェイカーに氷とダークラム、ホワイトラムを入れ、パッションフルーツの果肉、絞ったオレンジとレモン、ガムシロップ、グレナディンを入れ、シェイカーを振ります。
    Fill a cocktail shaker with ice, dark rum, white rum, along with passion fruit (get rid of the seeds), juiced orange, juiced lemon, sugar syrup and grenadine, then shake.
  2. シェイカーが氷のように冷たくなったところで、中身をクラスに注ぎ、飾り用のチェリーとオレンジスライスをつけたら完成です。
    When the shaker feels icy cold, pour the shaken cocktail into a glass, and garnish it with cocktail cherries and sliced oranges.

(レシピ引用:BBC Good Food)

シンガポール・スリング Singapore Sling

【材料 Ingredients】

  • ドライジン Dry gin 25ml
  • チェリーブランデー Cherry brandy 25ml
  • ベネディクティン Benedictine 25ml
  • 氷 Ice 一握り分 (a handful)
  • アンゴスチュラビターズ Angostura bitters 数滴
  • パインジュース Pineapple juice 50ml
  • ライムジュース Lime juice 25ml
  • 炭酸水 Sparkling water 適量
  • パイナップル(飾り用) Pineapple slices (for garnish) 1切
  • マラスキーノチェリー(飾り用) Cocktail cherries (for garnish) 適量

 

【作り方 How to make a Singapore Sling】

  1. 氷とともにジン、チェリーブランデー、ベネディクティン、アンゴスチュラビターズをグラスに入れ、グラスが冷たくなるまで混ぜます。
    Fill a mixing glass (or a jug) with gin, cherry brandy, benedictine, angostura bitters, and stir well until the glass feels cold.
  2. ハリケーンカクテルで使ったグラスよりも高めのグラスに、混ぜたものを注ぎ、パインジュースとライムジュース、炭酸水を混ぜ、飾り用のパイナップルとチェリーを盛り付けたら完成です。
    Use a taller glass than you used in the Hurricane Cocktail. Pour the mix into a glass, then add pineapple juice, lime juice, and soda water. Garnish it with the sliced pineapple and cocktail cherries.

(レシピ引用:BBC Good Food)
 

英語を使ってカクテルを楽しみましょう

いかがでしたか?

今回ご紹介した英語でのカクテルの注文の仕方をベースに、さまざまな表現方法を使って覚えていき、かっこよく、そして楽しくカクテルを味わいましょう。

そして文頭にご紹介した豆知識で、カクテルを飲みながらぜひ会話に花を咲かせてください!