eatだけじゃない!「食べる」という意味を持つ英単語12選
みなさんは英語で「食べる」と言うとき、どの単語を使って表現しますか? おそらく多くの人が口を揃えて eat と言うことでしょう。
でも、実は表現したい内容によって「食べる」の英単語が使い分けられているのはご存知でしたか?
例えば日本語でも「美味しく食べた」をもう少しかしこまった表現にすると「美味しくいただいた」と言い換えられます。これと同じように、英語でも eat をさまざまな英単語に言い換えることができるのです。
今回は、eat 以外の「食べる」という英語表現をご紹介します。これを機に、ぜひご自身でも言い換えに挑戦してみるのはいかがですか?
eat 以外に使える「食べる」の英単語
それでは、eat 以外に使える「食べる」の英単語を見ていきましょう!
食べ方や食べるものによっては、摂取方法の表現も変わっていきます。果たして、どのようなものがあるのでしょうか?
have/had
まずはじめに、have/had をご紹介します。
have/had と聞いたら、「持っている」という意味だと思う人が大半でしょう。しかし食べ物と一緒に使うと、「食べる」という意味になるのです。
「今日の夜はピザを食べる予定です」
「ちょうど今マフィンを食べたよ」
また、have は食べ物だけでなく、朝ごはんやランチ、ディナーといった「食事」にも使える表現です。
「夕飯はもう食べた?」
try/tried
次にご紹介するのは、「試す」という意味を持つ try 。
これは、食べたことのないものを初めて食べるときなどに使える表現です。日本語に訳すときは「食べてみる」になります。
「あの抹茶バナナドーナッツを食べてみるわ」
「あのラム肉のステーキを食べてみたことがなかったから、あなたのところに遊びに行ったときに食べてみたい」
なお、この try は飲んだことのないドリンクにも使えますので、ぜひ使ってみてくださいね!
「あなたのビールちょっと飲んでみてもいい?」
enjoy(ed)
enjoy は文字どおり「楽しむ」という意味ですが、食べ物がらみで enjoy を使うと、「いただいた」というお上品な表現ができます。
また、「いただいた」という上品な表現だけでなく、純粋に「美味しくて、楽しめた」というときにも使えます。
「昨夜作っていただいたお寿司、とても美味しかったです」
「パッタイを美味しくいただいています」
この enjoy は、飲み物などにも使えるので、ぜひ試してみてくださいね!
snack(ed) on
Snack は「おやつ」という意味で、要するに「軽い食事」ということですよね。
察しの良い方ならもうおわかりかと思いますが、snack on は「軽く食事をとる」「間食をする」という意味になります。
「彼はビーフジャーキーを軽く食べています」
「野菜チップスを軽く食べました」
indulge(d) in
indulge の元の意味は「満喫する、耽(ふけ)る、思う存分に楽しむ」です。
indulge を食べ物と一緒に使うと「(料理を)思う存分に楽しむ」「堪能する」という意味になります。少しだけ、enjoy に似ていますね!
例えば、高カロリーのものを食べるときは、罪悪感にさいなまれながら食べてしまうこともあるかと思います。しかしそんな罪悪感なんて気にせず、思い切りその食べ物を楽しんで食べたいときに使います。
「私はチーズ、ハチミツ、サラミ、パイナップル、そしてハバネロがトッピングされたピザを食べました」
「リラックスして、私が作った食事を堪能してください」
munch on
Munch は「むしゃむしゃ食べる」という意味。また、「間食」を表す場合もあります。
「なにを食べてるの?」
「彼女はリンゴをむしゃむしゃ食べています」
「妹は試験勉強をしながら、クッキーをむしゃむしゃ食べていました」
devour(ed)
スペリング的にフランス語だと思われがちなこの単語 devour は、「むさぼり食う、ガツガツ食べる」という意味を持つ英単語です。
例えば、大きなステーキをガツガツ食べるときに使われます。
「彼は昨夜、大きなステーキをガツガツ食べました」
「弟が目の前でビッグマックを3つもむさぼり食っていて気持ち悪い!」
grab(bed)
Grab は「掴む」という意味なので、「食べ物を掴む?」と予想する人もいるかと思います。
Grab は食べ物と一緒に使うと、「食べる」という意味になるのですが、ただ単に「食べる」というよりも、「食べに行く」「食べ物をとって(買って)きて食べる」という意味の方がピッタリです。
「よう、お昼一緒に食べに行かない?」
「ちょっと冷蔵庫から食べ物とってくるわ」
「ブランチでタコス食べてきました」
wolf down
Wolf は「オオカミ」という意味で、食べるときはガツガツと荒くお肉を食べるイメージがありますよね。
そのイメージから、wolf down は「ガツガツ食べる、食い荒らす、がっついて食べる、貪(むさぼ)り食う」という意味を持ちます。
「あまりにもお腹が空いていたので、夕飯をガツガツ食べてしまいました」
「食い荒らすのやめてくれない? みんな見てるよ!」
a bite
Bite はもともと「噛む」という意味の単語なので、食べ物と一緒に使うと「ちょっと食べる、一口食べる」という意味になります。
「そのパンを一口もらえない?」
「サイモンがケーキを一口くれて、すごく美味しかったから、自分用に1ホール買ってしまった」
また、a bite に to eat を足して、a bite to eat (軽く食べる)という表現の仕方もできますよ。
「映画が始まる前にちょっと軽く食べない?」
pig out
Pig out と聞くと「豚に似るほど太ってしまう」とイメージしがちですが、概念は間違ってはいないです。これは「たくさん食べる、食べ過ぎる、大食い、たらふく食べる、ガツガツ食べる」という意味で使われる単語です。
「1日中なにも食べなかったから、今から大食いする準備万端!」
「このロブスターをたらふく食べよう!」
inhale
最後にご紹介するのは inhale(吸い込む)です。食べ物と一緒に使うと「吸い込むように食べる」という意味になります。
よく噛まずに、飲み込んでしまうような食べ方をする人に対して使うことができますよ。
「ただ飲み込むんじゃなくて、ちゃんと噛んでから飲み込みなさい」
「彼、今、あの大きなバーガーを吸い込むように食べた?」
「食べる」をさまざまな表現で言ってみよう!
いろいろな「食べる」は、その食べ方によっても表現方法が変わるということがわかりましたね。
さまざまな単語を知って、日本語だけでなく英語でも表現の幅を広げましょう!
表現の幅も広がれば、食事も楽しくなるので、今回ご紹介した英単語をぜひ応用してみてくださいね!