【Sincerely、Regards】英文メールの結び表現をニュアンス・場面別に紹介

英語ですっきりとしたメール本文を書けるようになっても、最後の結びがかっこよく決まらないとなんだかちょっと変に感じることも。

でも実はメールの結びかたは、ネイティブでも苦労するくらいチョイスが難しいものなのです。

友達、同僚、上司、取引先、会ったことのない人…自分との関係性によって使うべき結びがだいぶ絞られてきます。

本記事ではそんな英語の「メールの結び」をニュアンス・場面別にご紹介していきます。さっそく具体例を見ていきましょう!
 

ビジネスメールの場合 【フォーマル編】

Sincerely / Yours sincerely / Sincerely yours

「誠意を込めて」

ビジネスメールの結びの言葉の中で一番丁寧な結びの言葉です。

企業の人事部に履歴書をおくるメール、取引先や顧客にあてたメールなど、かなりフォーマルな場面で使うべき表現です。

逆に普段のやり取りの中で使うと堅すぎるかもしれませんが、一番安全で無難な結びと言えるでしょう。
 

Regards / Best regards

「敬意をこめて」

こちらは "Sincerely" よりもカジュアルでより近しい関係にある人に対して使う結びの言葉です。

やはり強い個性を感じる結びではありませんが、可もなく不可もなく、まさにビジネスシーンにふさわしい結びの言葉です。同僚、ある程度近しい上司などに対してはこの表現がいいでしょう。
 

Best Wishes

「ご多幸をお祈りします」「万事ご成功をお祈りいたします」のカジュアルな言い方。

"Regards" よりもさらにカジュアルな結びの言葉です。友人や仲のいい同僚に使うならばこの表現がいいでしょう。

ただし、親しい同僚相手でも内容がシリアスな場合、"Regards" を選んだほうがいい時もありますので、メール本文のトーンとのバランスを考慮しながら二つを使い分けるのがよいでしょう。
 

ビジネスメールの場合 【カジュアル編】

Best

「ご多幸をお祈りします」「万事ご成功をお祈りいたします」のカジュアルな言い方。

今一番メールの結びとして目にする確率が高い挨拶ではないでしょうか。フォーマルなビジネスメールの ”Regards” と同じくらい無難かつ汎用的で、フレンドリーさや明るさが感じられる結びだといえます。

友達、家族、同僚、かなり仲のいい上司との日常的なメールのやり取りならばほぼ問題なく使用できます。アプリのサポートや、ネットショッピングのカスタマーサービスなどで、カジュアルさが売りの企業から届くメールにも多く使われています。
 

Cheers

イギリス、オーストラリア、インドなどイギリス英語圏で使われる親しみを込めた表現。

"Cheers" は「ありがとう」「じゃあね」「ばいばい」「ハーイ!」などあらゆるシーンで使える親しみを込めた挨拶です。

メールアプリの "Boomerang" が行った調査によると、もっとも返信率が高い結びの言葉は ”Cheers” だそうです。しかし、アメリカ英語ではあまりなじみがないため、意味が通じないということはなくても違和感を感じる人がいるかもしれません。

とくに日本人が突然使用すると驚かれてしまうかもしれないので、ある程度自分のキャラを理解してくれている相手へのメールの結びで使うのがおすすめです。
 

As Ever

「いままでと変わらず」「今まで通りに」

今まで親しい関係を築いてきた相手に対し「今までと変わらない関係性です。これからも仲良くしてください」という意味を込めた結びの挨拶です。
 

お礼を述べる結びの言葉

I appreciate your help / input / feedback / assistance / etc.

「助け/アドバイス/フィードバック/お手伝いをいただけると幸いです」

メール本文で何らかのお願い事をしていて、日本語だと「お手数ですがよろしくお願いいたします」と書くような場面に使う結びの言葉です。

この表現方法がもっとも無難で失礼がなく、お礼の気持ちを丁寧に素直に述べています。
 

Thanks

「ありがとう」

一見「ありがとう」とお礼を言っているので結びの言葉としては適切に見えますが、メール本文の内容によっては「やってくれますよね?」という有無を言わさない表現に受け取られることがありますので注意が必要です。

つまり、こちらの要望だけ伝えて、「じゃ、よろしく」と言い残して立ち去るようなイメージです。また、”Thank you” ではなく ”Thanks” は目上の人に使うにはやや乱暴な言葉遣いとなりますので気を付けましょう。
 

Thanks in advance

「あらかじめお礼申し上げます」

この表現も "Thanks" と同じように一見丁寧に見えますが、場合によっては「してもらって当たり前」という意味が含まれることがあります。

そのため「返信を待っています」「そちらからのアクション・返信待ちです」という状況を作るので返信率は上がるのですが、一方で「やってくれて当然と思われている感じがして嫌だ」と感じる人もいますし、目上の人は気分を害すこともあります。

日本語の「よろしくお願いいたします」にあたると思って多用している人も多いかと思いますが、ニュアンスに注意しましょう。
 

家族、恋人、友人に使う結びの言葉

Love / With love

「愛をこめて」

これは家族、友人にぴったりの結びの言葉です。映画やドラマなどでよく見かけますよね?

なお、恋人でもまだ付き合い立てやシリアスではない関係、つまりまだ ”I love you” と言いあう段階ではない相手に使うと「重い」「もう love とか言ってる」と思われることもありますので、関係性を見極めて使ってください
 

使わない方が無難?な結びの言葉

Looking forward to hearing from you.

「お返事お待ちしております」

一見丁寧にみえる結びの言葉ですが、"Thanks"、 "Thanks in advance" と同じように、一方で返信を強要しているニュアンスがあり、感じが悪いと受け取る人がいますので避けたほうが無難でしょう。
 

Take care

「気を付けてね」

面と向かって挨拶するときは「気を付けてね」「じゃあね」という意味で全く問題なく感じるのですが、メールの結びに使うとなにか脅迫めいたものを感じます。

完全に使わない方がいいとは言い切れませんが、気になる人は気になるのでわざわざこれを選択する必要はないでしょう。
 

Yours truly

「敬具」

もともとは ”I am truly your servant (friend)” というフレーズなのですが、あまりにかしこまっているうえに古めかしい印象を受けます。
 

Respectfully / Respectfully yours

「敬白」

日本語でも「敬白」をなかなか使う場面がないように、英語でも政府の正式文書などでしか使われません。とても大げさになってしまうため使わない方がいいでしょう。
 

Have a blessed day

「よい一日を」

一見「よい一日を」と訳されるのでいい結びの言葉に見えますが ”blessed” は「神に祝福された」という意味です。つまり、自動的に宗教的なニュアンスが含まれます。

教会の集まりで知り合った友達ならともかく、仕事や友人関係においては様々な宗教やカルチャーの人がいますので、宗教的なニュアンスが含まれる言葉を使うのは避けたほうがいいでしょう。 ”blessed” の代わりに ”wonderful” などニュートラルな言葉を使えば問題ありません。
 

Have a merry Christmas

「よいクリスマスを!」

これもキリスト教徒であることを前提とした季節の結びの言葉になるので、最近では避けるようになっています。

代わりに”Happy Holidays!”と言い換えたほうがよいでしょう。
 

まとめ

気にする人は気にするし、見てもいない人はまったく気にかけていない結びの言葉。

私は時短のためにメーラー署名機能にデフォルトで、”Best Regards” とフルネーム、メールアドレス等のシグネチャーを登録しています。

しかし、結びの言葉は意外と世の中のトレンドを反映しています。今回ご紹介した結びの言葉も、時代の変化とともに古めかしいものになってしまったり、使われなくなるものがたくさんあると思います。

アンテナを敏感に張り世界の傾向をしっかりと受け取るようにすると、日々の何気ないメールのやり取りも面白いものになるかもしれませんね。